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「ショットガン」対「0トップ」 ~ユベントス×ASローマ~

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<「ショットガン」対「0トップ」 ~ユベントス×ASローマ~

「セリエAはお忘れですか?」

一部のセリエクラスタからそんな声が聞こえたような気がしたので改めて確認してみたところ
何と最後にセリエAを取り上げてから既に丸2ケ月半が経過しているではないですか・・・!

ただ、今思い出したようにセリエAを取り上げると今度は逆に
「結局お前も本田でイタリアを思い出したクチか…」と思われるのが癪なので
敢えて今ユーベ×ローマの試合を取り上げてみようと思います(爆)

…否、むしろこの2ケ月半でセリエAがどのような動きを見せていたのかを確認する上でも
この首位決戦は外せないビッグマッチと言えるでしょう。


実はこの試合、戦術的観点で見ても
ピルロをQB(クォーターバック)化させたユベントスの「ショットガンフォーメーション」
CFに置いたトッティを自由に動かす事で「0トップ」の状態を作り上げるローマとの非常に興味深い一戦でもあります。


【ユベントスのショットガンフォーメーション】
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↑の図のようにピルロをアメフトで言うところのQB化させ、
そこからタッチダウンパスを狙うのがユーベのショットガンフォーメーション。


【トッティの0トップ】
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↑一方のローマはCFに置いたトッティを中盤に降ろして起点とし、
パスの受け手が彼を追い越すようにランニングを仕掛ける戦術。


どちらかと言うと選手全員が均等にタスクをこなす全員サッカーが主流になってきた昨今、
チーム戦術においてこれだけハッキリとしたキーマンがいて、
そこから逆算して作られているサッカーというのは非常に希なケースとなってきました。

ピルロとトッティ。

彼らは近代サッカーに「90年代」の香りをほのかに運ぶ貴重な遺産と言ってもいいかもしれません。
よりスピーディーになっていくゲームにおいて、1人独特のリズムでタメを作ったりテンポを変えたりする存在は
うまく活用すればまだまだ大きな武器となり得る事でしょう。

実際、ビジャレアルのカニや横浜マリノスの中村俊輔など
今このようなタイプのプレイヤーに再び脚光が当たり始めているのは面白い現象ですよね。


<両雄、相まみえる>

さて、ここで話をこの2ケ月半におけるセリエAの動向に移しますと
開幕10連勝で首位を快走していたローマが失速。

原因は戦術のキーマンでもあるトッティの離脱で、以降整備された守備は相変わらず機能しているものの
点が取れずに勝ちきれないゲームが増えてきました。

結果、未だに無敗ながらトッティ不在の7試合で【5引き分け】と勝ち点1ゲームが響いて首位から陥落しています。

そのローマに変わって首位に立ったのはやはり王者ユベントスでした。

彼らの強みは既にコンテ体制3年目というチームの熟成度であり、
もはやピルロがいなくても大きくチーム力を落とさない安定感があります。

ただ幸いにもこの試合はトッティも復帰して双方役者が揃った中での首位決戦となりました。


【ユベントス×ローマ】
ROMAJYUBE.jpg

さて、予想通り両チームともほぼベストメンバーが顔を揃えたオーダー。
故に最初のポイントとして見たいのはメンバーではなくフォーメーションの噛み合わせの方になります。

中でも試合展開に大きな影響を与えたのが「多分、ローマの前プレは無理っぽいぞ」と思わせる4-3-3と3-5-2の相性問題ですね。

つまりユベントスのビルドアップ時を想定した場合、
この3バックにローマの3トップが前プレを仕掛けるとこういう事が起きます。↓

【"前プレ出来ないローマ"のロジック】
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4-3-3と3-5-2の中盤センターは3対3の均衡が保たれていますが
ユーベの3バックにローマの3トップが前プレをかけてしまうと両脇でユーベのWBが空いてしまうんですね。

ここを抑えようと思ったらローマはSBをこの位置まで上げなければならないんですが
そうすると今度は最後尾でユーベの強力2トップ(ジョレンテ&テベスは今セリエA最強)に対して
2対2で守らなければならない状況が発生してしまうので、つまりこれは前プレ不可って結論に落ち着く訳ですな。

【ローマの前プレとユーベのビルドアップ】
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↑実際の試合から、これユーベボールのキックオフから一旦DFラインまで下げられたボールに
ローマの3トップが思いっクソ前プレをかけていく場面なんですが・・・


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3バックから両脇のWBに展開されるだけでアッサリここが空いちゃうんですよ。

なのでキックオフのこの攻防を見ただけでもその後のローマの修正も自然と読めますよね。


【全軍!一時後退せよ!】
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「全軍!一時後退!」って、まあ要するに自陣に引いてリトリートするしかないでしょう。

実は今季のローマの守備自体、一度相手に前を向いて運ばれかけたら
思い切ってトッティまで自陣に下げたリトリートに切り替える趣向が強かったので
これ自体リュディガルシアからしても大きな誤算という訳では無かったはず。

↑の構図で面白いのが対ユーベ戦ではどこのチームでも重要な役割となるピルロ番にトッティが付いている事ですよね。


【リトリートに切り替えたローマの守備】
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ボールがこれだけ離れた逆サイドにある場面でもトッティはピルロにピッタリ張り付いてますね。(ピルロ番)

奇しくも両チームにおける戦術のキーマンであり、
この試合の勝敗をに握るであろう2人が直接マッチアップする構図となりました。


<トッティを消すピルロの巧みな守備>
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さて、トッティがピルロをマークするという事は攻守が入れ替われば当然、
今度はピルロがトッティを見る関係になる訳ですね。

こうなるといよいよ試合は両者のマッチアップが大きな焦点となってくるのですが
ユベントスはピルロの守備を上手く利用してローマのキーマンを試合から消していきます。


【バイタルエリアの番人】
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局面は右から左へと攻めるローマのデロッシがボールを持ってバイタルエリアへ降りてくるトッティへのクサビを狙う場面です。

これに対してユーベは赤丸で囲った3枚の3センターがバイタルへパスを通させないよう中を閉める訳ですが、
ここで肝となってくるのが守備時にも発揮されるピルロのルックアップ力なんですね。

↑の場面を見ても分かる通りボールが自分の前にある局面でも小まめに首を振って背後で間受けを狙うトッティのポジショニングを確認。

トッティもユーベの中盤が前を向いた状態(つまりトッティには背中を向けている)なら
巧みに隙間に入ってタテパスを受ける事が出来ますが、
このように背中にまで気を配られてしまうとパスコース自体が消されてしまいます。


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するとローマはアンカー(デロッシ)からトッティへ直接打ち込むクサビは無理と判断。

一度サイドにボールを振ってユーベの中盤を引っ張り出す狙いに切り替えます。
(ここではポグバを引っ張り出す狙い)


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ポグバが引っ張られた事で、それまでポグバが守っていたエリアに今度はピルロがスライド。

次にピルロがそれまで守っていたエリアに本来ならビダルがスライドするのが基本なのですが
ここではややビダルが離れたポジショニングを取っていた為、即座にスライドするのが難しい状況になっていました。

こういう時、ユーベは2トップの内のどちらか1枚を中盤まで下げてその穴を埋めるメカニズムが浸透しているので・・・


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このようにピルロが寄せてそのカバーをプレスバックしたジョレンテが担う連動がほぼ完璧に行われています。
これだとローマはいつまで経ってもトッティへのタテパスが打ち込めず攻め手が見つからない状態。

セリエAで無敵を誇るユーベの何が強いのかって、
このバイタルを使わせない中への絞りがチームとして完璧に機能している点なんですね。

現代サッカーが益々「バイタルエリアを巡る攻防」に特化していく流れの中で
この肝となるエリアを相手に使わせないチームが勝ち点を稼げるというのは至極ロジカルな結果だと思うのです。

リーガやプレミアの派手な打ち合いもいいんですが、
普段あまりセリエAを見ないという方も是非一度ユーベの3センターが見せる横へのスライド美だけでも注目していただけると充分お金が取れるエンターテイメントだと気付いていただけるかと。

特にバイタルエリアの番人と化しているピルロの首振りと
タテパスをインターセプトする際の巧みな読みはそれだけでご飯3杯ものです(笑)


<テベスとかいう名の化物>
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トッティが消された事で攻め手を失ったローマですが、
ならユーベも同じようにピルロを徹底マークで消してしまえば五分の展開に持ち込めるだろう…というとそうもいかないのが王者ユベントスたる所以。

では実際の試合からピルロをケアするローマとそれをものともしないユベントスとの攻防を検証していきましょう。


【ピルロが使えなくても・・・】
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↑は左から右へと攻めるユベントスが3バックからビルドアップを図る場面。

ローマはトッティがピルロ番として張り付いていますが
コンテ体制3年目となるユベントスはショットガンの銃口がピルロだけの単発ではなく複数に増えているところにその妙があります。
(3バックの展開力はこの3年でだいぶ鍛えられました)

具体的に言えば3バックからピルロを経由せずに直接トップへタテのクサビを打ち込めるようになっているんですね。
なのでここでもユベントスはマークされているピルロを飛ばしてタテパスを入れます。


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そしてこのクサビを可能にしているのが二つ目のポイントとなるテベスの加入です。

そのテベスですが、彼は身体と身体をぶつけてマイボールの空間を奪い合うアルゼンチンサッカーの象徴のようなプレイヤーと言っていいでしょう。

↑の場面での身体の使い方も「いかにも南米だな~」という巧さで
DFを背負いながら尻を使って幅を確保しボールに触らせません。

彼の加入によってユベントスはトップへのボールの納まりが格段に向上し、
ピルロに頼らないパスルートもより強固なものへとなりました。


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テベスはファーストタッチで自分の足元にボールをコントロールすると
今度は腕を使ってDFをブロックしながらパスの体勢へ。


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これでユベントスはDFのクサビから一度中に起点を作って外へという展開ルートをピルロ抜きで確保出来ています。

つまりユーベは例えピルロが抑えられたとしても次のプランBがあるのに対し、
ローマにはトッティを抑えられた際の有効な攻め筋がまだ固まっていない段階なのです。

ここがコンテ体制3年目の熟成されたチームと
リュディガルシアが今まさに作り上げている最中のチームとの差と言えるのではないでしょうか。

それは守備でも同様で前述したユベントスの3センターによる「バイタル封鎖」
ローマのそれとを比較しても明らかです。


【クサビに対するローマ3センターの対応】
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局面は左から右へと攻めるユーベの攻撃をローマが4枚のDFライン+3センターでいかに抑えるかという攻防から。

ローマのバイタルエリアでは先程のトッティ同様、間受けを狙うテベスがいますが
さすがのピルロと言えどもここから中を通すのは不可能なのでローマもそうしたように一度ボールをサイドへ展開。


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この隙にテベスが動き直して3センターの脇からタテパスをもらおうとしていますが
ここでのローマの対応はユベントスの3センターと比較した場合、
まず誰も首を振って背中で起きているテベスの動きを確認していない事が決定的な差です。

そしてシステム面で見ても基準点がトッティの1トップだったローマに対し
ジョレンテとテベスの2トップを敷くユーベは起点が2つあってそもそも抑えづらいという難点もありますね。


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ポグバからタテパスを受けられる!と確信したテベスのこの「くれくれ!」の待ち方www

先程と同じようにDF(ベナティア)を背負いながら背中と尻で壁を作っているので
ここでタテパスが入ると後ろのDFはまたボールに触れない…という焦りが生まれているに違いありません。


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サッカーにおけるディフェンスで最も重要なのは「焦らない事」です。
DFがオフェンス側にやられる際の一番多いパターンが焦れて一発で飛び込んだ結果、まんまと裏をとられるケースですね。

↑の場面ではこれまでのテベスのプレーから「一度パスが足元に入ってしまったらコイツからボールを奪うのはノーチャンスだ」という刷り込みがDFに植えつけられていた為、
守る側からするとテベスからボールを奪うには【パスを受ける前にインターセプトを狙うしか可能性は無い】という心理状態に追い込まれていたと推測出来ます。

よってベナティアはこのタテパスに対し前に出てインターセプトを狙いますが
テベスはこれを「待ってました!」とばかりに半身でベナティアをブロックしながら
ボールが自分の横を抜ける直前にDFと入れ替わる狡猾さ


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インターセプトを狙って前に重心が出ていたDFはもう修正が効きません。
(前につんのめって転倒)

結果、フリーでボールを受けたテベスがゴールへ向けて突進…という一番得意なパターンに持ち込んでいます。

このストリートサッカー仕込み特有の背負ったDFとの駆け引きと身体の使い方、
南米サッカーの真髄ですよね!


…とまあ、確かにテベスは異常なFWなんですが
だったら尚の事、ローマはこのタテパスを簡単に入れさせてはダメなのです。

そもそものクサビに対する中央の閉め方がユーベの3センターと比較するとまだまだなんですよね。


では最後にこの試合で見せた彼の真骨頂とも言えるプレーを一つ取り上げてみたいと思います。

【テベス無双】
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局面は左から右へと攻めるユベントスのDFから、ここでもピルロを経由せず直接トップへ打ち込むクサビの流れ。

(ローマはこれを入れさせたらあかんねん・・・)


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クサビを受けるテベスは背後から寄せるDFの気配を感じているのでここでもターン一発で入れ替わる上手さ爆発。

(もうこのテベスとかいう化物語にクサビ入れられたらほぼ終わりやんwww)


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…で、すぐに横のビダルにボールを預けてパス&ゴーで今度は裏抜け


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この裏抜けにはDFが慌てて戻ってきてカバーに入ると
今度はその動きを逆手にとってテベスは戻りながらボールを受ける動き直し。


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戻りながら受けるテベスにはデロッシがカバーに入るも
背負った状態のテベスがボールを奪われる事はほとんど無いと知っているビダルはリターンを信じたパス&ゴーでもう動き出している。


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狙い通りテベスからの落としをもらったビダルからジョレンテへ


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するとビダルからジョレンテへのタテパスが出た瞬間、
テベスが三度目の動き直しで今度はジョレンテからの落としをもらうフォローを入れている。


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残念ながらジョレンテの落としが少しズレてしまったので
当初落とし⇒そのままシュートを狙っていたテベスだったが左のアサモアへのパスに切り替えた。


さて、改めてこの一連のプレーにおけるテベスの動きの経路とボールへの関わり方を図にするとこうなります↓

【テベス無双し過ぎワロタwww】
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よくDFの視野から外れる為の弧を描くような動き直しをプルアウェイなんて用語で呼びますが
テベスの一連のプレーは何度も弧を描くように動き直しを入れつつ
その道中で2度3度プレーに連続的に関わって動く⇒受ける⇒はたく⇒動き直す⇒受ける⇒を繰り返すモビリティーに溢れています。


試合では前半14分にデロッシがこの化物に切り返し一発で振り切られると
フリーでフォローに入ったビダルに繋がれてユーベが先制。
(このテベス×ビダルのラインは最近益々怖さが出てきたな・・・)

その後は落ち着きを持って自陣に引いてローマを待ち受けるユーベと
そもそもローマもシステムの噛み合わせ上リトリート守備を選択(前述)しているので試合は実にカルチョらしい膠着状態へ。

こういう展開で試合を決めるのは・・・そう、往々にしてセットプレーですよね。

という訳でここでも王者が一枚上手のところを見せつけて
後半開始直後の時間帯にセットプレーからユーベが追加点を決めてしまいます。

最後は二点差をつけられた上に有効な攻め手も見い出せないローマが焦りから退場者二人を出す自滅で
終わってみればユーベが3-0の快勝。

当たり前っちゃ当たり前ですが、まだまだチームの完成度が違うなと思わせる試合内容でした。


<王者ユベントスを倒すには?>
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では最後に【じゃあこのユベントスを倒す有効策は何か?】を考えて締めにしましょう。

今回の試合ではそもそものチームの完成度に違いがあった事が勝敗の主要因ではありますが
ローマもローマでそんなユベントス相手に少し正攻法で崩す事にこだわり過ぎた感は否めません。

まあ、そういうサッカーを志向してきたのが今季リュディガルシアが作っているローマの良さでもあり開幕10連勝を支えた強さでもあるんですが、
ハッキリ言ってあれだけバイタルエリアの閉鎖が上手いチーム相手に「パスで崩し切る」のはかなり確率の低い攻めになります。

「じゃあどうすりゃいいの?」っていう話になるんですが、
この試合でもローマで一番効いていた攻め手がジェルビーニョのゴリゴリ行く単独突破だったように
ユーベのロジカルなディフェンスってのは案外ドリブルでゴリゴリ来られるような攻撃に脆さを見せる事があるんですよね。

まあ、これはバイタルの番人であるピルロがパスのインターセプトには滅法強い反面、
ドリブルで来られると身体で止め切れないという弱さを持っているからでもあるんですが…。(^^;


CLの対マドリー戦を振り返ってみても
コンテは相手のロナウド、ディマリアという両サイドの強力アタッカーに対し
セリエAではほとんど見られない4バックを採用してサイドに厚みを持たせ、
必ずマドリーの両ウイングがボールを持った時は2対1の数的優位で対応するというロジカルな解決策を提示してみせました。

ところが肝心の試合では2対1で対応してもロナウドとディマリアの突破を止める事が出来ずに敗れたという例もあります。

対応した選手達からすれば「なんやコイツら・・・こんなエゲつないドリブラーはセリエAにはおらん(涙目)」って感じで、
まあ個の力で打開出来るアタッカーってのはいつの時代も一番高額で売買される故、
今のセリエAにはそういう【理(ロジック)を個の力で覆す怪物】みたいなのはほとんどいないのが現実です。

故に現在のカルチョってのは個々の駒の良し悪しよりいかにチームとして有効なロジックを持って戦えるかの知恵比べみたいなところがあるんですが、ユーベの守備はそういうセリエAでは鉄壁を誇っても欧州の舞台に移ると必ずしもそういう相手ばかりじゃないぞ…という一面もある訳で。


【対ガラタサライ戦の失点シーン】
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↑の試合はユーベのグループリーグ敗退が決定したCLガラタサライ戦から
ユベンティーノは「もう二度と見たくねえよwwっ」ていうシーンを取り上げてみたいと思います(爆)

状況を補足しますと引き分けでもグループリーグ突破が決まる最終戦でスコアは0-0のまま後半残り5分の場面ですね。

まあそもそもこんなピッチ状態でサッカーするなよwwwっていう根本的な疑問はさておき、
とにかくガラタサライの攻撃は「バイタル?ピルロ?何それオイシイの?」って感じで
こっから中盤を飛ばしてドログバ目掛けてドーン!と蹴っ飛ばすという…よく言えば豪快な、悪く言えばアバウト過ぎる代物。


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しかーし!(マルカトーレ青島風)
ドログバの尋常ならざる跳躍力によってこれが立派なパスとして繋がってしまうと・・・
(にしてもドログバの空中到達点www)


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落とされたボールをスナイデルがドゥーン!と打ってジ・エンドな訳ですよ。

ガラタサライの攻撃自体は何の事はない
DFラインからバーン!と蹴ってドログバがドーン!と落としてスナイデルがドゥーン!
パス2本で得点ですからねwww
(戦術ドログバ万歳!www)

セリエAでも唯一黒星を喫したフィオレンティーナ戦ではクアドラードとホアキンというドリブラーがいたという事も併せて、
なんとなくユーベ攻略の道筋もここから見えてきそうな気がしませんか・・・?



【参考画像:ガラタサライ戦後のコンテ監督】
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コンテ「ドログバ半端ないって!タテポンのボールめっちゃ高く飛びよるもん!
セリエじゃそんなん出来ひんやん普通!」




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世界一の戦力充がいよいよ本領発揮!? ~アーセナル戦から見るマンCのエグ過ぎる強さ~

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<世界一の戦力充がいよいよ本領発揮!?>
~アーセナル戦から見るマンCのエグ過ぎる強さ~


このブログでも今季開幕前の優勝予想でその筆頭に推していたマンCが目下絶好調であります。

ビラスボアスに引導を渡した感のある6-0の虐殺から始まってCLではあのバイエルンに土をつけるなど
この1ケ月弱での成績は11勝1分の無双状態。
(1ケ月で12試合やらせるプレミアもプレミアだがww)

更にエグいのがその得点力で12試合で38得点(1試合平均3点以上!)と
何か別のスポーツでもやっているのではないかと勘ぐりたくなるレベルです。


これはそろそろブログで取り上げて勢いを止めねば…(爆)
と思っていたので今日はマンCを取り上げてみたいと思いますww

いや・・・別にシティには何の恨みも無いんですが、
個人的に今季は久しぶりにアーセナルの優勝かもしくはリバプールの初優勝⇒ジェラードが皿を掲げる画が見たいな…というただそれだけの理由であります(笑)


まあ、それを抜きにしても多分今世界で一番ノっているクラブのサッカーをこのタイミングで取り上げるのも悪くないだろし、来月再開されるCLではいきなりバルサと当たる注目クラブですからね。



<首位アーセナルを虐殺>

ではシティの強さを検証するにあたってその象徴的なゲームだった首位(当時)アーセナルとの試合を取り上げてみたいと思います。

今季開幕から首位を快走していたアーセナル相手に6点をブチ込んだ衝撃的な試合にはシティの強さが如実に表れていました。


【シティ×アーセナル】
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アーセナルはいつものメンバーなので省略。
注目すべきはシティの方で、こちらはコンパニ兵長とシルバの復帰に伴い、いよいよフルメンバーが揃ってきた感があります。

特に中盤の四天王(ナスリ、シルバ、ヤヤ、フェルナンジーニョ)は圧巻で
欧州最強と言ってもいい顔ぶれかもしれないですね。

しかもこれだけのメンバーを揃えておきながらベンチにはナバス、ジェコ、ミルナーが座っているのだから
ジルーの控えに「世界最強のFW()」ことベント○ーしかいないアーセナルファンも思わず涙目ww


<プレミアの破壊者>
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試合は序盤からシティがボールを回し続ける事でペースを握る立ち上がり。
アーセナルは「ボールの奪りどころが無い」と言った感じでシティのパス回しを眺めるだけになってしまいました。

何故そうなってしまったかと言えば、シティには「プレミアの破壊者」こと間受け名人シルバナスリが揃っていたからですね。

この2人は攻撃時、サイドに縛られる事なく中に入ったりサイドを入れ替えたりと基本的に自由が与えられています。

【シルバ&ナスリの自由なポジショニング】
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これが4-4-2の3ラインで守るプレミアサッカーの文化にとって天敵とも言える存在になってくる訳ですな。
(4-2-3-1は守備時、基本的に4-4-2の3ラインで守る事になる)

それでは実際の試合からシルバ&ナスリを捕まえられないプレミアサッカーの悲劇を見ていきましょう。


【シルバを捉えられないアーセナル】
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局面は左から右へと攻めるシティのビルドアップですがシルバのポジショニングが肝になってきます。

シルバは通常のSHが取る位置取りとはだいぶかけ離れた位置でボールを待っているのが分かります。
(同じマンチェスターを本拠地とする赤いクラブのSHはまずこんな位置取りはしません)


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この位置取りの何かきついかってプレミア流の4-4-2ゾーンディフェンスだと非常に捕まえずらい微妙な位置取りなんですね。

アーセナルはSHがシルバに付くと大外のスペースが空いてシティのSBに使われるし
かといってボランチが出ればバイタルエリアが空いてしまいます。

これが昨今、プレミアリーグでスペインから輸入してきた「間受けのスペシャリストが効きまくっている所以でもあり、
シルバ、カソルラ、マタ、エジルはプレミアにとっては天敵とも言えるタイプのプレイヤーです。

(こういう動きに対する抑え方はリーガの方が洗練されていますよね)

シティのシルバとナスリはただでさえ中に入ってきて自由に動き回る上、
ゾーンの隙間を見つけ間受けに繋げる感覚に非常に優れているのでアーセナルの中盤は序盤からマークに混乱をきたしていた様子。


【シルバ&ナスリの位置取りに混乱するアーセナルの守備】
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↑この場面では右SHのナスリが絞りながら降りてきた上に左SHのシルバがここまで中に入ってきています。

中盤で2人同時にここまで規定外の動きをされてしまうと
通常ナスリをマークするはずのSBモンレアルはどっちに付いていいか一瞬迷いが生じる事でしょう。

ここでは引いて受けるナスリを途中で受け渡して(腕でマークを指示している)自身はシルバに付くつもりのようですが
「じゃあ代わりに誰がナスリのマークを受け持つのか?」と言うとその位置取りが非常に中途半端な為、これも難しい受け渡しになってしまいます。

このようにアーセナルは中盤の守備で非常に困難なマークの受け渡しを強いられたが故、
一回一回頭に「?」が浮かぶエクスキューズのタイムラグが発生して中盤で後手を踏んでしまったのです。


シルバとナスリ、彼らは言わば「プレミアの破壊者」と言ってもいいかもしれませんね。


<世界最強のボランチペア>

ここまでシティばかりを褒めてきましたが、きっと多くのアーセナルファンは
「いやいやいや…!本来中盤のポゼッションと間受けのタレントならプレミアではウチが本家ですし!」という意見もある事でしょう。

YES,you can.

その通りでございます。
実際にこの試合でもカソルラこそベンチスタートでしたが「プレミア最高のトップ下」ことエジルがいますからね。

しかし、残念ながら問題はそこではなく、一つ後ろの両チームにおけるボランチの差です。
ヤヤ・トゥーレ&フェルナンジーニョは現在「世界最強のボランチペア」と言って差し支えなく
対するアーセナルのボランチはこの日フラミニ&ラムジーのペアでした。

悲しいかな守備と運動量に持ち味を発揮するフラミニに気の利いたタテパスはあまり期待出来ないですし、
かと言ってラムジーもあくまでエジルまでタテパスが入る状況で3列目からの飛び出しに輝きを見せるタイプのプレイヤー。

お互いが相棒にタテパスの供給と展開役を望んでいる同士のペアは明らかに機能性を欠いていました。


【狙われたラムジーのボール運び】
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↑これは右から左へと攻めるアーセナルのビルドアップの場面ですが
ボランチがフラミニとラムジーのペアという事で主にDFラインからボールを受けて間受けのタテパスを出す役目を担うのはラムジーになります。

ここでもSBのモンレアルから中盤でボールを受け取ろうとするのですが・・・


ramuji0110-2.jpg
ここで見せるフェルナンジーニョの寄せの早さは異常!

フェルナンジーニョは読みの効いた寄せで、ヤヤトゥーレは霊長類最強のフィジカルで潰せる強みがそれぞれあり、
ハッキリ言ってシティのバイタルエリアはこの2枚が並び立っているだけで鉄壁です、って言うか反則です。(笑)


ramuji0110-3.jpg

ここでもラムジーがファーストッタチでボールを足元に置いた次の瞬間にはフェルナンジーニョがアプローチを仕掛けています。

ここでポイントになってくるのが勿論シティのボランチも反則級なのですが、
ラムジーもディフェンスを食いつかせてダイレクトではたいたりする技術と視野を持った選手では無いという事なんですね。

従って普段プレミアで格下相手とやる時にはそれ程キズにはならないのですが、
同格より上の相手だとラムジーが中盤の低い位置から持ち出すボール運びというのは確実にネックになってくるんですよ。
(CLドルトムント戦では明らかに狙い撃ちにされてドルのカウンターの起点となっていました)

結果、この試合でアーセナルの攻めはどうなったかと言うとシティの最強ボランチペアを前に間受けのタテパスがほとんど入らずエジルは試合から消失。

攻めのルートがSBを起点に外⇒外⇒最後に中へ折り返すという多分モ○ーズしか喜ばないようなサッカーになってしまいました。


<間受けからのワイドが「詰み」への最短距離>

ボランチが間受けのタテパスを入れられない事で攻撃ルートがサイドへ迂回させられていたアーセナルに対して、
じゃあシティの方はどうだったのか?と言うとここでも世界最凶のペアが存在感を発揮します。


【シティのルートは中⇒外⇒中】
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局面はシティの攻めでヤヤトゥーレがボールを持ったところですが、
注目していただきたいのが右の画面端、大外を駆け上がるSBサバレタの動きです。

ヤヤの身体の向きと視線の先から考えても大外へのパスが濃厚で
アーセナルの外側の守備も既にそちらに向けて動き出しています。

ところが・・・


nakatooshi0110-2.jpg
グサッと中を通してキターーー!

アーセナルに無くてシティにある強みが、ここでボランチが駆け引きを行った上で相手の守備を動かし、
間受けに繋がるタテパスを通せるという事です。(しかもフェルナンジーニョも出せるからね!)


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ボランチのヤヤから直接外へ展開してしまうのではなく、
一度中の厳しいコースを突いてバイタルにボールを通した事でアーセナル守備陣の注意が中へと収縮し・・・


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大外のサバレタはより危険なエリアでよりフリーになった状態でボールを受けられる訳ですね。

(しかもラストパスは深くえぐってからのマイナスの折り返しになるので通常のクロスより遥かに得点率が高い)


これが外⇒外⇒中のアーセナルと中⇒外⇒中のシティの差と言えるでしょう。

将棋では相手を積む為の道のりは何パターンかの定石に集約されると言いますが
サッカーでもゴールという「詰み」に向かう為の有効な道筋が
「バイタルを通してからの⇒ワイド」という定石なのではないでしょうか。

シティもシティでこの形は決して偶然の産物ではなく、
明らかに意図して作り出しているという事がゴールシーンで実証されています。


【定石が生んだシティのゴールシーン】
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局面はシティの攻めで今度は外からの展開で一度アーセナルの守備を引っ張っておいてからヤヤ自身が中央で間受けを狙う場面です。


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間受けを成功させたヤヤが前を向くとやはりここでも既に右の大外をサバレタが駆け上がっていました。


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一度中を通された事でアーセナルディフェンス陣の注意がいかに中へ集束されていくかがこれを見るとよくお分かりになるかと思います。

試合ではここからサバレタへパスが出された後の折り返しをネグレドが詰めてゴール。


このように今季のシティはその定石に適した駒に
そういうサッカーを志向させたら第一人者のペジェグリーニという指揮官がいて
いよいよプレミアを破壊する為のチームに仕上がりつつある事を予感させます。

だって・・・↓


【間受けに3枚!】
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そもそもこういうシーンで意図を持って間受けの準備をしている選手が3枚もいる事自体、
その意識の高さを証明しているのではないでしょうか。


<望みを絶たれたアーセナル>

さて、押し込まれる展開が続くアーセナルですが、もはやこうなったらカウンターに一縷の望みを託すしかありません。

サッカーとは本来、深く押し込まれた状況からでも
一撃必殺のカウンターを繰り出す事でいくらでも形勢逆転を狙えるところにその醍醐味があるのですから。

では実際の試合からアーセナルがカウンターチャンスを迎えると、どういう事が起きたのかを検証してみましょう。


【アーセナルのカウンター⇒しかし・・・】konpani0110-1.jpg

局面はシティのクロスを跳ね返したこぼれ球をラムジーが自陣で拾ってカウンターチャンス到来!


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ジルー「よし!よこせ…!」





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ガナーズファン一同「・・・!!??」



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コンパニ兵長「・・・無駄だ」

ここで兵長がCBとは思えない光速の寄せ・・・!!


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ジルー「・・・!?」

気が付いたら足元からボールが消えていたって感じのジルーが笑えるwww

綺麗にボールをかっさらった兵長にはすかさずラムジーが寄せるも・・・


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ダブルタッチでこれを華麗にかわし・・・

ラムジー(・・・マジ!?)


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最後はDFラインの裏を突くスルーパス一閃!!


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異次元のインターセプト⇒ダブルタッチ⇒スルーパスって…あんた本当にCBなのか?www

(ほとんど1人で全部の仕事しちゃってるじゃねえか!)

全く・・・世の中にはサ○タとかシュクル○ルみたいなCBで我慢してるチームもあるっていうのにコイツときたら・・・。

という訳でアーセナルにとっては最後の望みだったカウンターも
ボランチの後ろにはこの世界最強のCBが控えているという事で完全に望みが絶たれた格好です。

ハッキリ言ってジルーの1トップではコンパニ相手に勝ち目はありません。(断言ww)

しかし速い、強い、上手いって牛丼みたいなチートだな!!


<攻め手を増やす持ち駒>
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前半は結局、終始試合を支配したシティが2-1で折り返す事に。

ちなみにこアーセナルの1点は先制点を取った直後に「油断」を絵に描いたようなプレーでアーセナルに献上したもの。
(自陣の深い位置でヤヤが油断しきったキープをかっさらわれて失点)

こういうところがシティらしいムラっ気で、気合を入れたビッグマッチだと無双するクセに
その3日後にサンダーランドみたいな格下相手に勝ち点を落とす盛り上げ上手さんなんですよね(笑)


さて、後半を迎えるにあたってアーセナルは前半の終了間際にコシエルニーを失ったのは大きな痛手でした。
今季キャリア最高のハイパフォーマンスでプレミア最小失点を支えてきたDFラインの柱がいなくなった事で
前半はギリギリ試合になるスコアで耐えていた守備に綻びが生じていきます。

これを見たペジェグリーニはそれまでの中攻めにようやく対応しつつあった相手に対して
ここでヘススナバスという生粋のウインガーを投入。

シルバ、ナスリの自由な動きで散々中を食い荒らした後に今度は外からも魚雷を打ち込むという鬼のような一手ですね(笑)

ただでさえDFリーダーを失ってバタバタしていたアーセナルのDFラインが
「中も外もあるぞ」という攻めに耐え切れるはずがありません。

すぐにナバスに右サイドをえぐられて失点すると
結局、後半だけで更に4点を追加されたアーセナルが投了となりました。

(このチーム、質でも量でも戦力充過ぎる・・・!!)


<シティを止めるのは誰か?>

最後に今後の両チームの展望について総括しておきましょう。

まずアーセナルはやはりここにきて「守備の不安」が徐々に顔を覗かせてきたな…というのが正直なところです。

個人的にはプレミアの中でもかなり好みのサッカーをしてくれているアーセナルに対し
常に「でもタイトルを取れるチームではない」と言い続けてきたのがこの部分にあります。

ちょっと試合から一例を見てみましょうか。


【シルバを抑えるには・・・?】
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局面はシティが自陣でアーセナルの攻撃を跳ね返しカウンターが発動する瞬間。

この後のシルバとそれを近くで見ているサニャの動きに注目してみましょう。


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ここでも中に入ってきてボールを受けるシルバはいつも通りとして
それを見ていたサニャがシルバに付くのではなく持ち場であるSBのポジションへ帰陣を優先させてしまっているところにこのチームの守備について限界を感じる次第であります。

(これがSBの性というものなのか・・・)


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結果、シルバに前を向いて自由にプレーさせてしまったが故にもはやアーセナルのDFラインは無抵抗のままズルズル後退するだけ。

サニャが持ち場に帰ってDFラインを形勢した意味が果たしてどこにあったのでしょうか?

こういうシーンでは当然ボールをもらう前にシルバにアプローチをかけてまずは自由に前を向かせない事が先決になります。
(フェルナンジーニョがそうしたように)

もはやセオリー通りのゾーンディフェンスやポジションに縛られたプレーエリアでは
シルバやナスリといった「破壊者」を抑えきる事は出来ないでしょう。


確かにコシエルニーを始め、メルテザッカー、シチェスニー他、アーセナルのDFラインは今季、
かつてない程のハイパフォーマンスを見せているのも事実なのですが、
悲しいかな絶好調時でさえ通常営業のコンパニに遠く及ばないというのも歴然たる現実です。

そしてこれが個のクオリティの差というものなのでしょう。

(アーセナルファン
「…オイ、開幕前にエジルが高いとかほざいてた奴が何かドヤ顔で語ってるぜ?」
「むしろ優勝フラグじゃね?www」)


一方のシティは元々ペジェグリーニが志向するサッカーに適した最高の素材が揃っていたので
彼のサッカーが浸透してくればプレミアで無双し始めるだろうところまでは開幕前の予想通りです。

なんせマラガの戦力でリーガとCLに旋風を巻き起こした男ですからね(^^;

問題は相変わらずメンタルにムラがあるところで
時に勝負に徹しきれない弱さがモウリーニョのつけいる隙になるかもしれません。

それとシルバとナスリの自由奔放な振る舞いは攻撃では大きな威力を発揮していますが
反面、守備を考えると諸刃の剣なのです。

最強のボランチと兵長の存在で何とかごまかしてはいますが
それでも死にかけのアーセナルにこの試合でも3点返されているのが何やら象徴的な気もしますね。

ただ、CLではバルサというカードを引いた事で逆にモチベーション面の心配は不要になりましたから
これはもしかすると今のチーム状況を考えたら・・・??(ゴクリ)



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ビラスボアスとは何者だったのか ~AVBのスパーズを振り返る~

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<ビラスボアスとは何者だったのか>

少し前の話にはなってしまいますが、スパーズのビラスボアス監督が
プレミアで自身2度目となる電撃解任を受け1年半の政権に突如幕が降ろされました。

解任の理由としては直前の試合でシティに0-6、リバプールに0-5
優勝を争うライバルとの直接対決で大敗を喫していた事が決め手になったように思われます。

これに関しては半分巡り合わせの悪さと言うべきか両チームが目下絶好調のタイミングで当たってしまった事も不運なのですが、
(シティはその後、CLでバイエルンに土をつけ、プレミアでは首位を快走していたアーセナル相手に同じく6点ぶち込んでいる)
とは言えこの1年半でスパーズに明確な サッカーの方向性が見えていたかと言うとそれも大いに疑問に感じる時間であった事もまた確かです。

そこで今日はこの1年半のAVBスパーズを振り返り、失敗に終わった要因と
そもそも”ビラスボアスとは何者だったのか”を検証していきたいと思います。


<二度目のプレミア挑戦>

そもそも彼の飛躍の契機となったのが2010/11シーズンにおけるFCポルトのヨーロッパリーグ優勝で
翌年鳴り物入りでプレミアの名門チェルシーの指揮官に就任。

その経歴から「新進気鋭のモウリーニョ二世」として期待を集めたボアスでしたが僅か9ケ月で解任される事に。

この時は自身が理想とする攻撃サッカーとモウリーニョの元で薫陶を受けた所謂モウリーニョチルドレンと呼ばれ たベテラン組との噛み合いが悪く
ボアスが性急にチーム改革を急いだ結果、彼らとの関係に大きな溝を作ってしまった事がチームの空中分解に繋がってしまいました。

世界的にはまだ無名な有望選手を集めて鍛えていたポルト時代と違い、
既に完成されたスター選手が集うチェルシーのようなビッグクラブでは
ロッカールームを統治する能力が求められたのです。

この経験を経てボアスは二度目となるプレミア挑戦の地、スパーズで成長の一端を垣間見せます。

例えば新たにチームの正GKとして据えるべく獲得したロリスに関してはシーズン開幕当初CUP戦の出場に限定し、
それまで正GKを勤めてきたベテランのフリーデルに対してまずはリスペクトの意を示しながら
徐 々にロリスの出番を増やす形でなだらかに正GK交代を成功させていました。

しかし一方で「変革」を恐れるあまりかピッチ上ではビラスボアス色というものはほとんど垣間見る事が出来ず、
結局それまでの流れでもあった「戦術ベイル」のまま、
エースの調子次第で勝ち点が取れたり取れなかったりするチームに過ぎなかったのが昨シーズンのスパーズです。


そして今季、そのエースがチームを離れる代わりに残していった多額の移籍金を使ってチームは大量補強を敢行。
ソルダード、ラメラ、エリクセン、パウリーニョらの実力者を次々と獲得し、
開幕前の評判では「夏の移籍市場はスパーズの一人勝ち」とまで言われたものです。

以上の経緯を踏まえてもボアスにとって今季こ そが「変革」の契機であり、
いよいよ「勝負」のシーズンとなるはずだったのですが・・・


<相変わらず高過ぎたDFライン>

ではここから今季のスパーズの失敗要因の検証に移っていきたいと思います。

まず一つ目として挙げたいのが【相変わらず高過ぎたDFライン】ですね。

これはチェルシー時代にも一度失敗しているのですが、
彼が描く理想のサッカー像の中でもよほど譲れない部分なのか今回も同じ轍を踏んでしまった印象です。

ポイントはDFラインを高く設定する行為自体が駄目だと言っているのではなく、
持ち駒の適正に合っているのかどうかが問題なのです。

チェルシー時代はテリー、Aコールらのベテランを中心としたDFが無理に高い位置を 取っては裏をとられる度に背走していた姿が痛々しく映ったものですが(^^;
どちらかと言うと空中戦での跳ね返しを武器とするドーソンを中心とした現スパーズのDFラインも裏をとられた際のスピードに一抹の不安を抱えています。

大量5失点を喫したリバプール戦では老獪なスアレスの裏抜けにスパーズのDFラインは全く対応出来ないまま試合を終えています。
(しかしスアレスの裏抜けセンスと駆け引きの巧みさは反則レベルだろww 今野と吉田じゃ話にならなかったのも致し方ないと思えてくるわww)


加えて混乱に拍車をかけたのが【定まらないフェルトンゲンのポジション】です。

恐らく、…いや確実に本来はCBの柱として獲得されたはずのフェルトンゲンだ ったのですが「左利きで使えるSBがいねえ」というチーム事情と
足元の技術に長けた彼の資質がいつの間にか「SBフェルトンゲン」を半ば定着させてしまった不幸な要因です。

そしてこれまた不幸な事にSBとしても十分なクオリティーでプレー出来てしまった事が完全にフェルトンゲンを「DFラインの便利屋」へと変えていくのでした。

本当ならCBに定着させたフェルトンゲンから攻撃を作っていく事でチームのセンタータラインに1本筋が通る機会を逸した感は否めません。


<孤立するソルダード>
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二つ目の要因は【孤立するソルダード】です。

リーガエスパニョーラでは得点王争いの常連でもあったソルダード。
彼の持ち味は何と言っても裏抜けのセン ス、そしてGKとの1対1を制する冷静さにあります。

バレンシア時代はバネガ、ジョナスといったテクニシャンの繰り出す必殺のスルーパス1本に抜け出したソルダード!という形はお馴染みのシーンでした。

今季開幕当初のスパーズの試合を見ていて
「ここに気の利いたパスの出せるトップ下がいればソルダードも活きるだろうに…」と歯痒く思っていたのですが移籍期限終了ギリギリになってエリクセンが加入。
一度はこの問題も解決したように思ったのですが・・・。

その後エリクセンが怪我の離脱もあり、加入当初の輝きが次第に薄れていくと
復帰後もボアスが彼を使う機会は激減していく事になります。

個人的にはスパーズで唯一間受けのセンスを感じるエリクセンを早々に 諦めて、
バイタルで細かい事をするよりもゴール前への飛び出しとダイナミズムを売りにしたホルトビーをトップ下に使う采配には疑問を感じていました。

何故ならそういう仕事をする選手は既にチームに溢れ返っていて、
トップ下には1トップのソルダードと中盤とを繋ぐリンクマンこそが必要だと思ったからです。
(ホルトビーはリンクマンを託すには足元が不器用過ぎるし間受けのセンスも皆無)

ではここで中盤からエリクセンが去り、デンベレ、パウリーニョ、ホルトビーらでセンターラインを固めた結果、
スパーズに何か起きたかを検証してみましょう。


【エリクセンの間受けがパウリーニョらのダイナミズムを活かす】
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まずはエリクセンがいる場合の中盤3枚の関係をおさらいしておきましょう。

↑の場面は相手のバイタルエリアでエリクセンが今まさに間受けを試みるところですが
デンベレ、パウリーニョ、エリクセンの中盤3枚の関係に注目して流れを見ていきます。


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デンベレからのタテパスを間受けで前を向いたエリクセンが相手のDFラインを引きつけている隙に
3列目からパウリーニョが得意のダイナミズムを活かしてゴール前に上がっていくという三者の関係が理想的でそれぞれの持ち味が効いています。


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その後ゴール前のポストプレーに後ろから走り込んできた選手がゴールを決めたのですが
一連の流れには両ボランチ、トップ下(エリクセン)、CF(ソルダード)、SH(シグルズソン)が全て絡んでいるのが分かります。


では次に先日大敗を喫したリバプール戦からトップ下にエリクセンが抜け
中盤をデンベレ、パウリーニョ、ホルトビーで固めた場合を見ていきましょう。

【トップ下がホルトビーの場合】
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CBにフェルトンゲンがいない、トップ下にエリクセンがいない…となると一体このチームでボールを運ぶのは誰なのか?

となると答えは自然とボランチのデンベレになる訳ですが、バイタルに間受けのタテパスが入らず
一列低いボランチからの持ち出しとなるとまずパウリーニョの仕事がゴール前への飛び出しではなくボール運びのヘルプに変わってしまい、この仕事は彼の得意とする分野ではありません。

↑の場面は3者の関係を象徴するシーンでデンベレの前でマークを剥がせていないパウリーニョ、そもそもパスコースに入っていないホルトビーという構図です。


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デンベレが中盤でボールを持ち出しますが相変わらずパウリーニョとホルトビーはパスコースになり得ていません。


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本来、デンベレがタテパスを入れたい間受けのスペースに誰もいません



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仕方ないのでデンベレはもう一度切り返して戻るようにドリブル⇒そしてサイドのレノンへ。

ポイントは中盤にパスコースがないのでデンベレのドリブル距離が長過ぎる事、
(1人ドリブルでサイドチェンジをしているようなものww)
そして結局中にタテパスが入らないので展開が両サイドに流れる事です。


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結局レノンからサイドをえぐって折り返し…って、
あかん!それ中にファルカオがいた頃の遺産や!(by FCポルト)

このサイドからのクロスで空中戦勝負というパターンはソルダードの持ち味を充分に活かせる形とは言えません。

基本的にリーガエスパニョーラ以上にプレミアのCBは屈強で空中戦に強くラテンの選手がこの土俵でエアバトルを挑むのは得策ではないのです。
(世界最強のベント○ーさん「エアバトルが苦手な電柱もいるとです…」)

勿論、この「結局サイド攻撃パターン」でも例えばサイドでボールを受けるのがベイルだったり中で待つのがアデバヨールだったりすれば話は別なのですが、結局それじゃあ時計の針を巻戻してるだけなんだよね…というジレンマ。

とどのつまり「戦術ベイル」から目に見えるような上積みが何も感じられないんですよね。


しかも守備面で考えてもボール運びの起点がデンベレのドリブルというリスクは非常に大きいと言えます。

【デンベレのドリブル頼みが抱えるリスク】
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局面は左から右へと攻めるスパーズでまたもやデンベレのドリブルとその前でマークを剥がせていないパウリーニョという構図です。


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パスコースの無いデンベレは独力でボールを持ち出そうとしますが、ここでは後ろからボールを引っ掛けられてしまいました。


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こうなると両ボランチがボール運びに駆り出されて中盤にフィルターがかかっていない為、
ボールを奪われた瞬間自分達のDFラインが丸裸…という状態がデフォルトになってしまいます。


いくら簡単にはボールを奪われないデンベレのキープ力が凄いからと言っても
あまりにもそれに頼ったボール運びはそもそもドリブルの距離も長すぎて攻守にリスクが高過ぎるのです。

しかもその結果が結局ソルダードが苦手とする空中戦の競り合いではかけたリスクに対して見込めるリターンも小さすぎでしょう。

ソルダードから見ると中盤と自分をつなぐトップ下不在でチームの構造上まず孤立していて、
その上攻撃パターンが1トップでエアバトルですから戦術上でも二重の孤立という涙目ですwww


<理想と現実の狭間で>
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最後に三つ目にして最大の要因が「自分の持ち味を活かし切れていないビラスボアス」です。

そもそもビラスボアスと言えばその卓越したサッカー知識が目にとまり
モウリーニョの右腕としてこの世界でのし上がってきた凄腕の分析官だったはず。

ところが対戦チームの弱点ばかりを追求してきた日々への反動なのか、
或いは周囲から「モウリーニョ二世」と騒がれ続けてきた事への反抗なのか、
彼がこれまでピッチ上で見せてきた采配はあまりにも現実から乖離した理想を追求し続けるロマンチストそのものです。

やや乱暴に言ってしまえば自チームの持ち駒も相手チームとの兼ね合いもほとんど度外視した理想主義者の姿は
彼がこれまでのし上がってこれた自身の持ち味をほとんどピッチ上で活かしていないも同然だと思うのです。

(その点、徹頭徹尾「足元の現実」を見つめるところからスタートする辛口采配のモウリーニョ先輩はさすがっすねww)


ビラスボアスはチェルシーでの失敗を経て「選手との距離感」「ロッカールームの統制」という部分で成長を見せました。
では今回のスパーズでの失敗で果たして彼は何を学び、次は一体どんなチーム作りを見せてくれるのだろうか。


我々はまだ監督ビラスボアスが一体何者なのか、その全貌を掴みきれていはいないのだろう―




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13/14シーズン前半戦ベストイレブン発表!

あけましておめでとうございます。

年明けは天皇杯決勝の塩試合を見て二度寝して、夜はプレミアリーグ中継のユナイテッドを観戦。
香川&ルーニーの2ボランチに香車4トップという素人のウイイレみたいな試合を見て頭がクラクラした翌日は初蹴りも済ませてきました。

今年もサッカー漬けの一年になりそうです。

さて、新年一発目の更新はこちらも毎年恒例のシーズン前半戦のベストイレブンです。

既にお馴染みの人はもう違和感も感じなくなってるかと思いますが、
初めて見る人の為にあらかじめ言っておきますとあくまで僕の主観で選ぶ変態ベストイレブンなので
「メッシ、ロナウド、ルーニーのいないベストイレブン」がモットーになっております(笑)

そういう正統派のはそこらの雑誌とか専門サイトに任せて今回も思いっクソ偏ったメンバーを選考させていただきました!


<店長が選ぶ13/14シーズン前半戦ベスト11>


13/14シーズン前半戦ベストイレブン
ジエゴコスタ
エジル
カニ
ラムジー
ベンダー
ストロートマン
イラオラ
ベナティア
ロブレン
クアドラード
ミニョレ



【GK】ミニョレ(リバプール)
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今季、リバプールの躍進を支えた立役者。
開幕戦で見せた会心のPKストップに始まり文字通り「勝ち点の取れるGK」です。
国籍を調べたらこれまたベルギー代表ってんだから、全く最近のベルギーのリア充ぶりにはイングランドも涙目ですなww

次点はバイエルンのノイアーと不甲斐ないDFラインを孤軍奮闘で支える姿が完全に「ギブンの後継者」として板についてきたニューカッスルのクルル、あとはナポリのレイナあたりでしょうか。




【CB】ベナティア(ASローマ)
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いや、ウディネーゼ時代からいい選手だとは知っていたんですけどね。
なんせ序盤戦のローマの失点の少なさときたら異常でしたから。

まあ、かと言ってベナティアが孤軍奮闘していたかと言うといい意味でそうではなく
あくまでチーム全体の守備バランス向上が主要因ではありますが
(なんせ前任者の監督が大幅に攻撃にバランスを振っていましたからww)
そのDFラインを仕切っていたのがこのベナティアだったので代表して彼を選出させていただきました。

次点はビッグクラブが虎視眈々と獲得を狙うFCポルトのマンガラ。






【CB】ロブレン(サウサンプトン)
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今季プレミアナンバー1のCBは彼の称号に。
昨季までバカ失点のチームだったセインツを一気にプレミア屈指の堅守へと変えた立役者。
これじゃあ吉田の出番が無いのも納得のパフォーマンスでした。

次点はAマドリーのミランダとキャリア最高のパフォーマンスを見せているコシエルニー(アーセナル)を選出。






【右SB】イラオラ(Aビルバオ)
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ビエルサ時代のブレイクを経て更に成長を続ける注目株。
今やビルバオの右サイドを完全に掌握し、試合の勝敗に大きな影響を与えるSBになりました。
ただ上下動するだけではなくサッカーインテリジェンスを感じさせるプレーは見ていて気持ちが良いですね。

次点はミララスの背後から上がってくるオーバーラップのタイミングが秀逸なエバートンのコールマンと
いまだに欧州では3本の指に入るクロスが武器のスルナ(シャフタール)、そしてインテルのジョナタンを選出。









【左SB】クアドラード (フィオレンティーナ)
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不作に終わったSB部門で相変わらず出色のパフォーマンスを続けるクアドラードを昨季に続き選ばせていただきました。
今季は一列前のウイングで使われる事が多いのですが、左右の両サイドでSBとウイングをこなすマルチな才能は
試合のバランスを見てモンテッラ監督が彼のポジションをいじる采配にも繋がっています。

6月のW杯では日本が対戦するコロンビア代表でも要注意のドリブラーですので是非注目してみて下さい。
(長友は一度インテルでチンチンにされているのでリベンジを・・・!)

次点は・・・あまり候補がいないのでシティでレギュラーを奪いかけているコラロフで。







【CH】ベンダー (ドルトムント)
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にわかに注目されるドルトムントにあって、多分今一番過小評価されている選手。
ついついムヒタリアンとかロイスとかギュンドアンを語りたくなってしまいますが
このチームの試合を重ねて見ていく内に「ああ…実は中盤のキーマンはベンダーだな」という個人的な気付きがキッカケの選出です。

毎試合当たり前のように12~3キロ走る運動量は圧巻で
前プレがかわされた後にいつの間にか空いたバイタルのカバーを涼しい顔でこなしていたり、
とにかく気の利いた走りでチームのバランスを一手に担っていると言っても過言ではないはず。

次点は国籍がスペインじゃなかったら今頃どこの国の代表でも主軸になっているはずのブルーノ(ビジャレアル)と
ペップの手によってまさかのアンカーデビューを果たしたラーム。







【CH】ラムジー (アーセナル)
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「遂に覚醒したか・・・」(ガナーズファン一同)

今季プレミアリーグ前半戦のMVPは何と言ってもこの人!
既にこれまでのキャリア通算得点数を超えるゴールを量産中で3列目から上がって行く得点力は全盛期のランパードを彷彿とさせます。

個人的には「ラムジーとウォルコットはもう諦めろ…」と思っていた時期もあったのですが(笑)、
ベンゲルが根気強く使い続けてきた結果の勝利でしたね。

次点は地味だけどめちゃめちゃいい仕事をするバランサーの2人を選出、ミケル・リコ(Aビルバオ)とジョルジーニョ(ベローナ)。
あとは個人的にはまだ過大評価だろうという思いも強いのですが、一応期待を込めてポグバ(ユベントス)も入れておきましょう。







【CH】ストロートマン (ASローマ)
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オランダに残る最後の大物、「エールディビジ最高のプレイヤー」の看板は伊達じゃなかった!

決して派手な選手じゃないんだけど"いつもいて欲しいところ"にいてシンプルにパスをさばいてくれる。
こういう選手は監督からすると本当にありがたい存在でしょうね。ローマはいい買い物でした。

次点は常連ながら今季はFKも鬼畜過ぎるヤヤトゥーレとリバプール時代はこんなにいい選手だとは気付かなかったシェルビー(スウォンジー)、
そしてその同僚でプレミアにスペイン流の「ティキタカ」を輸入したカニャス(スウォンジー)を選出。






【OH】エジル (アーセナル)
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どこかのブログに「66億!?高けぇな…!」とか書いてあった気もしますがコメント欄に「プギャ――m9(^Д^)」とでも書いてやりましょうww

間違い無くベルカンプ⇒アンリ⇒に次ぐクラブ史上最高の移籍だと思いますハイ。
(ベント○ー「世界最高()のFWも戻ってきたゼ…!」)

ロナウドやらイスコやらベンゼマやらがいるチームでは半ば強制的に「脇役」に甘んじていましたが、
主役を張れるチームだとこんなにも輝くんだと再認識。
相乗効果でリーグアンの得点王も見事に再生しましたし。(笑)

次点は「ネクスト・ベイル」の称号を受け継ぐ超新星タウンゼント(スパーズ)と
ようやくウディネーゼ時代のキレを取り戻したアレクシス(バルセロナ)、
そしてプレミアリーグ最後のファンタジスタとしてWBAのアマルフィターノを選出。







【OH】カニ (ビジャレアル)
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もうね、あのゆったりとした優雅な切り返しとか、のらりくらりとキープする身体の運び方とか
彼のプレーからそこはかとなく漂ってくる「90年代サッカーの香り」がたまらんのですよ(笑)
(心なしかクラブOBのピレス、リケルメの面影が…)

個人的には今季一番いいサッカーをしているクラブがビジャレアルだと思っているので未見の方は是非WOWOWのご契約を(笑)

次点はバロンドール確定のリベリーと「遂にイングランドにも本物のトップ下が現れたか!?」と思わせるエバートンのバークリー、
そしてアズーリの将来を担う逸材インシーニエ(ナポリ)を選出。







【CF】ジエゴ・コスタ(Aマドリー)
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今季のリーガを「いつもの二強争い」とは違ったレースに持ち込んだ怪物。

従来の良い意味での荒々しさは残しつつ、今季は冷静なフィニッシュと巧みな駆け引きに磨きをかけてワールドクラスの仲間入りへ。
フェリポンよ・・・お前は気付くのが遅すぎたんだ・・・。

次点はスアレス、トッティ、テベス、ルカク(エバートン)あたりも遜色ないパフォーマンスでした。






【最優秀監督】リュディ・ガルシア (ASローマ)
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トッティの0トップ戦術をリバイバルし予算をかけずにセリエAで旋風を巻き起こした手腕は高く評価されるべき。
リール時代には「フランスのバルセロナ」と言われるチームを作り上げて優勝した実績は伊達ではなく
ローマでもバランスは取りながらクオリティの高いサッカーを志向しているのもいいですよね。

ポゼッション一辺倒ではなく時にはカウンターでジェルビーニョ無双を活かしたり、
フロレンツィをウイングにコンバートした感覚も面白い。






<オマケ:13/14ガッカリイレブン>

3分で作った思い付きのネタゆえ苦情は一切受け付けませんwww


13/14ガッカリイレブン
ラメラ
ヨベティッチ
マタ
フェライーニ
ソング
クレバリー
Sラモス
吉田麻也
サパタ
ナスタシッチ
ハート




【ワーストガッカリ監督賞】
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最後のオチは皆さんのご期待通り、言わずもがな・・・です(^^;







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