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悲観も楽観も必要無い快勝劇 ~日本×ガーナ~

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<悲観も楽観も必要無い快勝劇 ~日本×ガーナ~>


『名誉回復』

もしかするとこれが今のザックJAPANに最も必要な治療薬だったかのかもしれない。
そう考えるとなかなか絶妙なマッチングになったとも言える今回のキリンチャレンジカップ。

コンフェデ⇒ウルグアイ戦と続く惨敗劇でサポーターからの信頼と選手達の自信を失いかけていた日本代表。

おそらく当初の予定としてはグアテマラ戦で自信を回復させ、このガーナ戦で真価を図る…という按配だったのかもしれないが、
残念ながらガーナはスケジュールの都合もあり主力抜き(1.5軍)での来日となった。

とは言え、「世界との距離を測る」という意味ではベストとは言えないガーナの1・5軍も
快勝という結果は残しつつも改めて日本のいい部分と課題をおさらいする意味で悪くない相手だったと言えよう。


先に今回の総論を言ってしまうと、この2連勝をもって日本代表の課題が修正された訳ではないし、
そもそもコンフェデとウルグアイ戦で日本の課題が急に露呈した訳でも無い という事。

このブログでは「決定力不足」と騒がれていたアジア最終予選の頃からこのチームが世界に出た時に課題となるのはむしろ「守備力」(特にボランチ)の方だと言って来たつもりだし、
ザックは就任当初からブレないチーム作りを貫いていると思っている。

つまり、変わったのは日本代表の方ではなく対戦相手のレベルの方であって
そこから導き出される至極当然の結果と内容に周りが一喜一憂してきただけなのだ。

そこで今日は今回のガーナ戦から改めて見えてきた日本代表の強みと、依然として残りつづける課題の部分を浮き彫りにする事で現在のザックJAPANに過度な悲観論も楽観論も必要無いという事を改めてお伝え出来れば本望です。


<見えづらくなった日本の課題>

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日本のスタメンはテスト色の強かったグアテマラ戦からやはり一転して本気モードに戻してきました。

(アマチュアの大学生みたいなチームだったグアテマラ戦で何故か評価を高めていた森重もまだまだ3~4番手争いなのは当然で、ここで再び大量失点は許されない試合だけに予想通りのオーダーと言えよう)

対するガーナの布陣も日本と同じ4-2-3-1で守備時は4-4-1-1のブロックを敷く構え。
お陰でお互いの布陣がガッチリと噛み合い、試合開始からザックJAPANの狙いがよく機能していた。


試合は序盤からザックの基本コンセプトである「コンパクト」「連動」がピッチ上からハッキリと確認出来る内容で日本が主導権を握る いい立ち上がり。

まず守備では縦と横の幅をコンパクトしたスモールフィールドで選手同士の距離を近いものにし、
個々ではなく複数の選手による連動したプレスが求められるこのチーム。↓

【ザックJAPANが形成するスモールフィールド】
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局面は自陣左サイドからガーナに攻め込まれている場面で、
ここでは逆サイドもフィールドの半分程の幅に絞って横幅も狭いスモールフィールドが形成されている。

これは今や世界でも常識となっている基本であり、それは例えば今季モウナチオを敷くチェルシーを見てもそれは明らかだ。

【モウリーニョのチェルシーが形成するスモールフィールド】
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この距離間で日本代表は連動した守備から中盤の高い位置でボールを奪うと次々と決定機を作り出していく。

但し、守備ブロックを縦でも横でもコンパクトにする為には勇気を持ってDFラインを高い位置に押し上げ続ける必要があるのだが、この際に見られる日本代表の課題は依然として散見された。↓

【危うさと紙一重のラインコントロール】
line0911.jpg

例えばこの場面↑。DFラインは果敢に高い位置へ押し上げて確かに縦幅の狭いコンパクトさが維持されてはいるのだが、肝心のガーナのボールホルダーに対して全くプレッシャーがかかっていない。

あれだけザックが「私のチームでは守備はFWから始まる」と会見でも繰り返し発言していた事からも
恐らく合宿中、柿谷はその点をザックから口酸っぱく言われていただろうし、
実際にこの試合でもグアテマラ戦に続き守備の意欲は高かった。

だが、柿谷の弱点は"守備のセンスが致命的に欠けている”という事だ。

意欲はあるので場面によっては猛烈なプレスバックを見せていたりするのだが、
どれも自分のタイミングで行っているだけで、周囲との連携で「今、自分が抑えるべきスペース」と次の展開を読むという予測が欠落していると見る。

↑の場面でも柿谷はバックパスのコースを消すような素振りだが、
自チームのDFラインがあれだけ高い位置に押し上げているのだから、まずはボールに必ず誰かが行かなければならない局面だ。だが、柿谷の姿勢から次の展開を読んだ危機感は感じられない。

そして、これは柿谷を起用して以来のザックJAPANの課題であり、先日のウルグアイ戦でも全く同じようなシーンを確認出来る。↓

【ウルグアイ戦から柿谷のファーストプレスを再検証】
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局面は先程と似たような場面を先日のウルグアイ戦より抽出。

ここでも柿谷がボールホルダーへファーストプレスをかける意識が全くないので、1テンポ遅れて本田が向かうはめになっている。


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それでもチームの約束事として空いた中盤のスペースを埋めてコンパクトにする為、DFラインを押し上げると・・・


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このタイミングに縦1本のパスで裏を突かれ続けた事によりウルグアイ戦では大量失点につながってしまった事は記憶に新しい。


だが、幸いにもガーナには今回フォルラン&スアレスのクラスのFWはいなかったし、
縦1本で裏を狙う意識もウルグアイと比べれば皆無と言っていいレベルだったので危険な場面を作られる事は無かった。

だがこれは決して日本の守備における課題が解決した訳では無く、単に相手のレベルが下がったから見えずづらくなっているだけで、しっかりと試合を検証すれば同じ課題を引きづったままなのは明らかである。


<最大の武器こそ時に弱点となる>

…とは言え、実際の試合では相手のレベルにも助けられ、日本がコンパクトな守備からボールを奪い攻撃に繋げていく場面が多く見られました。

そしてこの攻撃でも鍵を握るのはやはり「コンパクト」と「連動」です。

ザックJAPANの攻撃スイッチはSHが中に絞りつつ中盤に降りてきて顔を出す動きと
ほぼ同時にSBがその外側をオーバーラップする連動から始まるのがその基本形。

【ザックJAPANのサイド攻撃】myboard.jpg

右サイドなら内田+清武+長谷部によるトライアングルが、
左サイドなら長友+香川+遠藤によるトライアングルが基本となってこれにトップ下の本田が絡む事で厚みを加えていきます。

この試合では両サイドの攻撃がガーナ相手に実によく機能していたので検証してみましょう。


【右サイドの連携】
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局面は日本の中盤からのビルドアップで、長谷部がボールを持って前を向いたタイミングで
ほぼ同時に清武の中に引いてくる動きと内田の縦抜けの連動。


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ガーナ守備陣から見ると実に中途半端な位置に下りてきた清武へ長谷部からパスがつながる。


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ここから内田のスピードを生かした縦1本のスルーパスで裏抜けに成功。見事に右サイドを崩している。

この試合では特に守備力こそ岡崎に劣るものの動きの多彩さと周囲を活かす視野の広さという点で清武が光っており、
心なしか内田もいつもより迷い無く攻め上がっていた感が強い。

ただ清武の課題はやはりゴール前に入ってくる動きとシュート意識で、そこは岡崎に見習う部分でもあり
今後も右サイドのレギュラー争いではそれぞれの特徴を活かして相手と展開に応じて使い分けても面白いかもしれない。


続いて左サイドのトライアングルも見ていこう。

【左サイドの連携】
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こちらのサイドは今や日本の生命線としても有名なので今更…な感もありますが(^^;、
とにかくこの場面でも中盤に降りて間受けを狙う香川と大外を駆ける長友、そして遠藤のタテパスともはや何度も見てきた光景ですね。


hidari0911-2.jpg

香川はダイレクトでこのボールを本田に流しながら自らはパス&ゴー!


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本田からのリターンを受けた香川から⇒柿谷⇒長友と見事な連携プレーで左サイドを攻略。


このように守備からいいリズムを作って攻撃に繋げ、左右両サイドで連携も冴え渡った日本が
前半20分までは完全に主導権を握っていた。

これを受けてガーナの選手達が「ヤベェ…思っていたより日本やるぞ」と表情を変え始め、
序盤からふわっと取りに行っていた守備を諦めて一旦自陣へ引き、
密集したブロックから日本の受け手に強く当たる守備へ切り替えたのが20分過ぎの事。
(このへんの臨機応変な対応は若いチームなのに腐っても世界のガーナか?)

そしてガーナがカウンター狙いに切り替えた事で露わになったのが
日本のサイド攻撃の負の側面『カウンターへの脆さ』である。

改めて↑のサイド攻撃の図を見ていただくとお分かりの通り、そもそも日本のサイド攻撃は両SBを高い位置まで押し上げる連携によって成り立っています。

故にカウンターを食らうと残ったCB2枚でこれに対応せねばならず、フォルラン&スアレスには吉田と今野が涙目にされていましたよね?(笑)

前半24分に生まれたガーナの先制点はまさしくこの形で訪れた最初のカウンターからファーストシュートを決められたものです。


【ガーナの先制点に繋がったカウンター】
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これが失点へと繋がったガーナのカウンターの場面で、
これを一つ遡ると日本が左サイドから攻め込んだ流れで長友から香川への横パスをかっさらわれてしまい、
吉田と今野の2枚でこの広大なスペースを守らなければならなくなってしまった事が発端になっています。

まあ、この失点に関しては自分のミスを取り返そうと全力で戻ってきた香川の足に当たったボールが
更に長友に当たって敵の前に転がる…という不運が重なったものとも言えるのですが、
やはりそれでも自陣の深い位置までボールを運ばれてしまったのはSBの裏がガラ空きだった事が原因です。

…で、この時間帯、ガーナは明らかにカウンターから日本の両SB裏のスペースに狙いを定めていて、
失点の直後にも似たようなシーンから決定機を作られているんです。↓


【狙い打ちにされたSBの裏】
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局面は今度は右サイドから攻撃を仕掛けた日本が清武のところでボールを奪われ攻⇒守に切り替わる場面。

(*内田が既に清武を追い越して上がっていたのがポイント)


kaunta0911-2.jpg

当然、内田が上がった裏のスペースを突かれる訳ですが、これはサイド攻撃を仕掛けている都合上致し方ないところだと思うんですよ。

・・・ただね、問題は逆サイドのSBである長友のポジショニングにあります。

ザックJAPANでは攻撃に厚みを持たせる為に両SBを同時に上げるんですけど、
前々から僕はこれが自陣に引いたアジアのチームを崩すには有効だとしても世界相手には厳しいんじゃないか…と思っているんですよ。


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↑実際にこの場面でも長友が上がっていた事で戻りが間に合わずCB2枚の守備ではやはり自陣で数的不利に陥っている…と。

故に個人的にはサイド攻撃を仕掛けるにしても攻撃サイドのSBを上げた分、逆サイドのSBはDFラインに残して後ろに3枚は確保しておいた方が世界相手にはいいんじゃないかな…?と思う訳です。

(まあ、攻撃では当然両SBを上げたメリットも大きいので、あとは指揮官がリスクとリターンのどっちを取るかっていう性格の問題になってくるんですけども)


…でね、試合を見てたら「さすがインテル!伊達にカルチョで相手の弱点を突き合う詰め将棋みたいなサッカーしてきた訳じゃねえな!」と思わず長友に感心した場面があるんですよ。

と言うのも長友は途中でこのガーナの「SBの裏狙い」に気付いて、微妙にポジショニングを自重気味に構えるようになるんです。


【自重する長友 3枚残した場合の守備】
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局面は先程と同じように日本が右サイドから攻めてボールを失った場面。

(やはり同じように内田と清武が攻め上がった裏がスペースとなる)


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但し、この時長友は最初からDFラインに残っていたので3枚でDFラインが構築出来ているのが大きな違い。

もし、この場面でも先程と同じように長友も攻め上がっていたとしたら・・・↓


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ガーナに左の広大なスペースを使われて、またもやCB2枚による苦しい守備になっていたはず。


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実際は日本が3枚のラインを残した事で、直接ガーナにタテパスを出される事なくここで1本横パスを挟ませているのが非常に大きい。

(カウンターではなるべく相手にタテパスではなく横か後ろ方向へのパスを挟ませて少しでも攻撃を遅らせるのが鉄則)


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↑で攻撃に手数をかけさせた事で前線の帰陣が間に合い、ボールサイドでもゴール前でも数的優位を回復させる事に成功。

要するにこれはCB2枚残しで守る事がいかに難しいかという事の証明で
つまり日本の生命線であるサイド攻撃の連携は常にカウンターを受けた際のリスクと隣り合わせでもあるという事なんですね。


それは相手のガーナでさえCB2枚での守備では日本に決定機を作られている事からも明らかです。↓

【日本のカウンター ガーナの2枚守備】
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局面はガーナが左から右へとサイドチェンジしようとたものの、このパスを狙っていた香川にインターセプトされるところから日本のカウンターが始まる。


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重要なのはこの時、ガーナの両SBが同時に高い位置を取っていたという事。


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やっちまったなコレ…と言わんばかりに、日本と同様CB2枚での守備を強いられているガーナ。

いくらスピードがあるアフリカのCBと言えども、たった2枚ではこの広大なスペースはカバーし切れない。


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香川のスルーパスが柿谷に通ってこの折り返しを合わせた本田のゴール・・・と思いきやまさかのQBK(笑)

(まー、あの折り返しを左足で振ってしまったらふかす確率は上がっちゃうよねー(^^;
出来れば右足のインサイドで面を作って確実に当てにいってもらいたかったんだけども…)


ちなみにバルサも攻撃時は2CB残しが基本ですが、このチームの場合は攻撃の途中で変なボールの奪われ方をしない事が前提になっていて、この前提が崩れてしまった場合、昨季のバイエルン戦のような酷い事になる。

ましてや日本のボランチはブスケスのように相手のカウンターを未然に防ぐ能力にも乏しい。
やはりW杯本大会では3枚残しが日本代表として現実的だと思うのだが・・・いかがだろう?(^^;


<最後に違いを作り出す個の力>
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結局前半は0-1、ガーナのリードで折り返しますが決して内容の悪い45分間では無かったので、これは後半充分勝負になると個人的には楽観視していました。

そして実際に後半は香川、遠藤の立て続けのゴールで日本が逆転に成功する訳ですが、
それぞれのゴールが生まれた背景には最後に違いを作り出す個の力がものを言ったと思います。

つまり、ファイナルサードに至るまでの崩しの形はザックが用意出来ても
そこから先、ある程度のレベルの相手から得点を奪おうと思ったらそれ相応のプレーが飛び出さないと難しいという事ですね。

実際にまず日本の1点目はサイド攻撃の連携という基本形から始まり、
最後は香川が中へカットインして自らシュートを放つという勝負を仕掛けたワンプレーから生まれています。

(モイーズよ…これがKAGAWAだ・・・!!)

香川はこのようにカットインからのシュートを見せておく事で次からシュートフェイントを挟んだワンツーで完全にDFを食い付かせられるようになるから得意の裏抜けもより活きてくるんです。
(ネイマールやリベリーが左45度で無双出来るのはまさにこの原理ですね)


同様に遠藤の2点目は遠藤⇒本田の縦のホットラインから本田に当てた落としを走り込んだ遠藤がゴール左隅に狙い済ましたシュートを流し込んでいます。

これは遠藤のシュート技術もさる事ながら、そのベースには本田に当てれば絶対にボールを失わないという遠藤の信頼感がものを言ったゴールでした。

この試合でも本田の相手を背負った際のキープ力は抜きん出ており、
遠藤や香川はボールを持った時にまず最初に本田を探しているし、
本田も彼らの技術には一目置いているので結果として相互信頼関係が築かれており、リターンパスも実にスムーズです。

それに比べると1トップの柿谷にはまだそういう信頼関係を築く為の時間が足りず、
なかなかパスのファーストチョイスに置いてもらえないジレンマを感じずにはいられません。

特にそれが所属チームのセレッソでは誰がボールを持ってもまずは自分を見てもらえるという「チームの王様」柿谷であれば尚の事。

やはり現状ザックJAPANでは香川、本田の個の力が依然として得点を奪う為に不可欠であるという事がこのガーナ戦からも明らかになったと思われます。


<3-4-3は不要か?>
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試合は終盤、本田がダメ押しの追加点を決めて3-1。

これでほぼ勝負アリとなったところでザックはグアテマラ戦に続き、清武を下げて森重を投入。
3-4-3への変更を指示してきました。

これに対しては何故かTVの解説陣を始め壮絶な「3バック不要論」とバッシングが巻き起こっているのですが、ここでは改めてその3-4-3について考えてみたいと思います。

まず試合終盤の3-4-3への変更に関して「いい加減諦めろ」「過去の成功は忘れろ」という論調が目に付きますが、そこで思考停止していてはザックの真の狙いは掴みきれないでしょう。

勿論、過去ウディネーゼ、ミランで味をしめた成功体験から3-4-3への拘りが生まれている事も間違いないでしょうが、それが全てでは無いはずです。

このガーナ戦を例にとっても、それが明らかにテクニカルな要素を含んだ戦術的交代であった事は明らかです。

まずあの時間帯(後半30分過ぎ)、日本のリードが2点となった段階でガーナは国内リーグ得点王のオトー(なにこの劣化版エトー臭www)を投入し、
布陣を4-4-1-1から4-4-2の明確な2トップへ変更していました。

更に両チームの布陣が間延びし、スペースを得た香川&本田が無双していた時間帯という事もあり、
前半は献身的に左サイドのスペースを埋めていた香川も段々トップ下へ留まる時間が長くなっていたという事情があります。

その結果、ピッチ上で何が起きていたかと言うと・・・↓


【香川トップ下問題 再び】
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このブログでも何度か取り上げていますが攻撃で香川がトップ下に入ってくるのは彼自身が乗ってきたいい兆候でもあるんですが、
反面守備の時に香川がその位置から守備を始める事になると当然左サイドが無人のエリアになってしまう訳ですね。

ここでも見事にその左をガーナに突かれるんですが・・・


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問題はこの時間帯ガーナが2トップになっていて、しかも右SHも後ろのSBにどんどんサイドのスペースを使わせようと自分が中に入る事で長友を引っ張って、大外を空けてるんです。

こうなるとこのスペース…誰がカバーするんだ?って事でいつもは前田が尻拭いしてくれてるんですが今は不在なので、もう本田先輩が向かうしかねぇと。

(いつも思うんだけど、もうちょっと遠藤&長谷部の2ボランチはここのスペースをカバー出来ないものか…?
ただ、どうやらザックはボランチがサイドに引っ張られてバイタルを空けるのを極端に嫌っているらしく、あまりサイドに釣られるなと言われている模様)


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いかんせん本田が戻ろうにも距離が長すぎて後追いになってしまい、仕方なく長友が引っ張り出されたところで中を使われてしまう。


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PA内でフリーで前を向かれてシュート。あわや1点差に追い上げられるゴールを決められるところでした。


この「香川トップ下問題」はアジアだとほとんど粗にならないけど、
ある程度のレベル以上の相手だと確実にここを突かれて決定機まで持っていかれるんですよねー。(^^;

話をガーナ戦に戻せば、もう3-1でリードしているのであとは試合をクローズさせて確実に勝ち点3をGETする…といういかにも本大会で有りそうなシチュエーションになっている訳です。

・・・で、これを見たザックが動くんですね。ならば「3-4-3だ」と。


【サイドに蓋をする3-4-3】
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日本だと「3バックはサイド攻撃に弱い」と通説のように言われていますが、一口に3バックと言っても色々な形があるのでその限りではありません。

特にザックが使うイタリア式(カルチョ直伝)の3-4-3はむしろ両サイドに3枚の選手がいてサイド攻撃に強い布陣と言えるでしょう。

これで仮に香川が好き勝手に中へ入っていったとしても長友と今野で後ろの数的不利は防げるというザックの修正策だった訳ですね。


【3-4-3でサイドが安定】
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…ほら?実際の試合でも左端で香川がふらっとしてても長友と今野でしっかりと左サイドに蓋が出来ているでしょ?

先程の4-2-3-1でサイドを突かれた場面と比較しても安定感は明らかです。

要するにこの場面での3-4-3はサイドを厚くする為の一つのオプションとして行使されていて、それは戦術的に至極ロジカルな決断だったと見ます。

ザック(試合後の会見)
『最初は4−2−3−1だったが、あの時間帯になって(相手が)2トップ気味にしてきたので3バックで対応しようと考えた。』



個人的にはマスコミ主導の3-4-3ネガティブキャンペーンで世論を誘導しようという動きは全く理解出来ないのですが、
我々はフットボールリテラシーを持って多角的な視点からサッカーを見つめていきたいものですね。


勿論、だからと言って僕も3-4-3が万能で本大会までに絶対ものにしろ!と言いたい訳ではありません。
実際にやり慣れている4-2-3-1と比べるとその完成度の低さは明らかですからね。

特にビルドアップ時の持ち出しではCBの攻撃参加が不可欠なんですが、ここが不十分なせいで槙野とかが呼ばれちゃってる訳です。↓

【3-4-3のビルドアップ】
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これは3-4-3にした後の最後尾からのビルドアップの場面なんですが、テクニカルエリアでザックが何かを懸命に指示しているのが分かります。

要するに左から攻めるこの場面だったら今野は本来青丸の高い位置まで進出して、
全体の横幅ももっとボールサイドに寄せろ!って事を言っているんですね。ザックは。

横幅で言うと本田も青丸のところまで絞ってボールに関与できる位置取りにしないと
これじゃあボールと逆サイドにいる本田、酒井、山口蛍は死んじゃってます。

なので本当は今本田がいる位置に酒井が、遠藤の位置に山口が、今野の位置に吉田が…という具合に一つずつボールサイドにスライドさせた位置取りがザックが望む3-4-3のビルドアップ形と言えるでしょう。


加えてもう一つ、ザックが3-4-3にこだわる理由があります。

それはこのチームには途中で流れを変えるスーパーサブというカードが持ち札に無いという理由ですね。

W杯本大会では、リードしている場合、リードされている場合、同点で試合が膠着している時間帯など
何かにつけてベンチからの一手で流れを変えたい場面というのは必ず訪れるんですよ。

そうなった時に残念ながらこのチームには有効な打開策が無いし、
何より交代の肝になってくるであろう1トップ+2列目の3枚の内、本田と香川については不動な訳です。
(つまり絶対に下げられない駒ですね。)

まあ、これがザックJAPANにおける采配の硬直化にも繋がっているんですけど、
誰が監督だろうとこの2枚は下げられない現状なので致し方有りません。

・・・で、ただでさえ交代ポイントが少ないのに、そもそもベンチも弾切れじゃねえか…と(^^;
(清武は途中投入で流れを変えるタイプではないし、乾は波が激しすぎて計算が立たない。ましてやマイクなど…論外ww)


となればせめて、選手が変えられないなら布陣を変えるオプションぐらいは持っておきたいというのが監督ザックの本音ではないでしょうか。

特に3-4-3は使い方によって守備固めにも総攻撃にも使える便利な布陣なのでモノに出来れば大きな武器になる事は間違いありません。
問題は本大会までに間に合うかですが…、だからこそザックは最低限の時間を使ってのテストでギリギリまでそこを見極めようとしているんだと思います。


<1トップは決め手の無い混戦レースへ>
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最後に今後のザックJAPANを考えていく上で、いよいよマッチレースになってきた1トップのイスを巡る争いについても考えてみたいと思います。

現状では柿谷が頭半分抜け出してその後ろを大迫、豊田、そして既に力は分かっている前田が追ってマイクは脱落しかけている…という現状でしょうか。

ただ、この1トップというポジションは香川、本田クラスの個の力で違いを見せるという仕事を求められていると同時に
ザックのチームではこなすべき約束事が電話帳のようにぶ厚い…という一面が既にこれを習得済みである前田以外のストライカー達を苦しめていると見ます。


例えば柿谷は裏を取る意識の高さはいいのですが、このガーナ戦でもオフサイドがあまりに多過ぎます。

守備同様にプレー全般が本能的な自分のタイミングがベースとなっていて(お山の大将だった経歴が窺える(^^;)
パスの出し手が顔を上げたタイミングに合わせて走り出すなどの一工夫が欲しいところ。

更にザックが言う通りこのチームでは「守備はFWから始まって全員でするもの」となっているので、
この点で前田がこれまでこなしていた部分が穴になっている感は否めないんですよねー。

ガーナ戦でもちょっと面白いシーンを一つ見つけたので検証してみますね。↓


【ザックのコーチングから見る全員守備】
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局面はガーナのビルドアップを日本が全員で左サイドへの迂回ルートへ誘導している場面。

ここで僕が「おや…?」と思ったのはテクニカルエリアに立つザックがボールとは全く関係の無い方向を指差して何か懸命に指示を飛ばしている姿なんですよ。

この【ザックは何を指しているのか…?】はこの後の流れを見ていく事で直に判明します。


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サイドに誘導したパスに対しては内田が背後から寄せてまず縦を切り、
清武のプレスバックと長谷部の中からの寄せでガーナのボールホルダーの選択肢を確実に削っていきます。

加えて本田はバックパスのコースを切る為に動き始めていいて、これが個々の判断ではなく「連動」による守備というものです。



zack0911-3.jpg

…で、肝心のザックはどこを指していたのか?ですがここまで来るとよく分かります。

ハイ、ザックは柿谷のポジショニングに最初から不満があった訳ですね。

何故かというと・・・・


zack0911-4.jpg

せっかく左サイドに追い詰めて選択肢を消したところだったんですが、柿谷の絞りが甘くガーナのCBへバックパスを下げられてしまうんですね。

…ええ、もうこのザックの背中からは激おこぷんぷん丸な怒りが伝わってくる訳ですが(^^;、
それにしても最初の場面からガーナのバックパスを想定し、1トップの柿谷のポジショニングまでが守備全体の成否に繋がってくるザックの緻密な戦術には驚愕させられます。


まさにこれこそザックが前田を重宝してきた理由であり、
ザックのチームでメンバーが硬直化しがちなのは、それだけこのチームでは「経験値」という要素が何よりも求められているからでもあるんでしょう。

例えJリーグの所属チームでは自分の為のチームが作られていても、ザックJAPANにおける1トップではそうはいかないという現実があります。

柿谷も守備の意欲が目に見えて増してきた点は買うんですが、
ここから先のレベルでは走る「量」と同様にその「質」が問われる世界になってくるだろう。


・・・さて、次の代表戦は海外遠征によるアウェイ戦でセルビア、ベラルーシとの試合が待っている。

セルビアと言えば奇しくも3年半前、当時の岡田JAPANが若手主体の2軍相手にチンチンにされ
その後の本大会であの「超守備的サッカー」を導入するキッカケとなった相手だ。

これに続いて11月には「欧州最強国(笑)」ベルギーとのアウェイ戦が組まれるという話もあり、
いよいよ本大会に向けた仕様が固まってくる時期に差し掛かってくるが、ここで過度な悲観や楽観は厳禁だ。

ここは一つ、目先の結果に一喜一憂する事なく各々のフットボールリテラシーの元、客観的な目でザックJAPANの行く末を見守りたいものである。




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非公開コメント

かつて、カガーは前線で打ち放つ桂馬で守備力0の軽い駒だったが
今では本田△と並んで飛車角級の大駒なんだな
柿谷は今、捨て駒程度の桂馬の役割しか果たしてないが
やっぱりトドメが刺せる桂馬にならなアカン

一方でFW化が止まらない長友は
ベイルみたいに香車から飛車へと深化しそうで
珍テルに戻ったら戻ったでリーグ戦で何得点出来るかがまた楽しみ

この記事を読んでて、店長を監督にした素人草サッカーを思い出しました!

しきりに、『ボール側によせて!』の叫び。

実に懐かしいです。
また、やりましょう。

ところで、記事を読んで思ったのですが、店長的にはW杯、W杯後を睨み、日本には、マッツァーリの如く両サイドがカットインする戦術と、グイドリンの様な状況でバックを3、4、5枚と変化させ、無用な不利を作らない戦術、はたまた、別の方向へと模索するべきか?
どうなんだすかね、店長!

No title

柿谷の守備センスのなさはもどかしく感じますよね
前田を見ている限り、ザックJAPANの1トップには世間で言われているほどものスゴイ守備の運動量は求められていないように思いますが、行くべき所には行くという守備のインテリジェンスのようなもの(店長さんの言う守備のセンス)は必要ですからね。

柿谷も守備をしようという意識があるのは分かりますが、当たりに行くべき所で行かなかったり、守備をしている気になっているだけで全くコースを切れていないようなポジショニングが目に付きます。

また私が気になっているのは最近の試合での本田のポジショニングです。
前田と比べて柿谷はディフェンスラインの裏を狙う意識が強く、ザックJAPANの1トップに求められているような、相手のCBを後方へ引っ張るような動き、ポジショニングが良くできているように感じられるのですが、ウルグアイ戦以降の本田は1トップの選手に非常に近いポジションを取ることが多くCBが柿谷に引っ張られて空いたバイタルエリアのスペースを活用できていない場面が多くあるように感じます。
本田にどういう意識があるのか分かりませんが、これでは柿谷を起用するメリットが薄いようにも思えるのですがどうでしょうか?

No title

テレビで見てて、長友のケアに本田が走ってきたとき、なんで香川じゃなくて本田なんだ?と思ってましたが、
あれは香川がエンジンかかりすぎて中央に留まってたんですね。

香川がスキルだけでなく、リスクをとる判断を身に着けるにはもう少し時間が必要かもしれないですね。勝ってるのにビハインドのパワープレイみたいな状態にする必要はないわけですから。
スキルやフィジカルはある程度落ち着いて、これからメンタル的な成長が待っているんでしょうね。
今やっと北京五輪世代が熟成されてきているように、ロンドン五輪世代も試合運びという面ではまだまだこれからなんだなと感じました。

No title

店長への質問
1.失点時の内田のポジショニング
 店長の解説に従えば、カウンターに備えて攻撃サイドの反対側のSBが引いておくことで、3枚の壁を作ることが大事な訳ですが、
そういう意味では、失点時の内田のポジショニングはマズイわけですね?
 
2.SB含む3枚備え以外でのカウンター対策
 両サイドのSBを上がらせることを最優先させるなら、他の方法と
しては、カウンター喰らった際に、押し上げてくる敵の選手と同等
以上のスピードと体力を持つボランチがいるか、または最初から
ボランチの一枚が控えるorDFラインに下がるといった良くある
ビルドアップの形を取るべきということですね?
まぁ、日本の場合はこのままボランチを変えないなら、SB含む3枚
が現実的でしょうが。

2-1.また、清武がボールを奪われるシーンですが、すぐ長谷部が
相手に詰めるor縦のコースを切る必要はないのでしょうか?

3.香川トップ下問題
 例えば長谷部と遠藤が左サイドにそれぞれスライドし、本田が
本来は遠藤が埋めるスペースにカバーに入るというやり方はダメ
なのでしょうか。そっちの方が体力の負担が少ないと思います。
本田がバテバテになった方が日本にとって損な気がします。

4. 3-4-3の導入。
私も決して3-4-3をやるなとは言いません。ですが、トップ下
問題を解決する方法としては、4-3-3または4-3-2-1の様な手法は、考慮に値しない戦術でしょうか。つまりスライド可能な
3ボランチの導入です。今回に関しては、相手の2トップへの
戦術変更に伴った]3バック変更と聞いてはいますが、店長も示す通りビルドアップが上手くいってません。戦術的な理解のしやすさで言えば、慣れ親しんだシステムのマイナーチェンジである3ボランチの方が熟練が早いのでは?最近のリンクマンもスズメバチも
努める細貝を見ているとそう思います。もっとも新たなカードとしての効果は3-4-3より劣るでしょうが・・・

※冷たい味噌汁さん
初コメですが横からすみません
流動的な現代サッカーでは、1シーンだけ抜き取れば何でこの場所にそのポジションの選手がいないと言うことはいくらでもあります
昨シーズンCLを強烈な強さで勝ち抜いたバイエルンはリベリとロッベンが同じサイドにいたりどちらかが真ん中にいたりと前線のポジションの流動性は凄いです
かといってボールを失ったら毎回決定的なカウンターを食らうかと言えばそんなことはありません
攻撃の流動性に合わせ守備も流動的に動くのが現代サッカーの戦術だと思います

No title


解説ありがとうございます。

香川や本田(早くロシアを出ろ)の凄さを見れた反面、3点目が入ってからガーナが試合を半ばあきらめてしまったように見えたのが残念でした。(この辺りはマッチメークの問題になってきますが……若手中心でアウェーで親善試合だったら無理して逆転を狙いに行く気にもならないというか)

3-4-3の解説は本当にわかりやすかったです。
要するに今の日本(ザック)は香川で攻守のバランスを取ってるのですね。(本田がいること前提で……笑)

ちなみに守備固めで3-4-3をするなら香川を下げて5-4-1にするほうが中もサイドも厚くできていいと思うのですががどうでしょうか?

あと香川の攻撃力<相手サイドの攻撃力になると日本は問題を抱えることになると思ったのですがどうでしょう?(Cロナ<バルサのサイドのように)

No title

「ザックのコーチングから見る全員守備」について
柿谷がザックの指しているセンターバックまでスライドしていたら逆のセンターバックまで後ろ向きのサイドハーフにスキップパスされていたように感じるのですが、いかがですか?柿谷はこの直前のシーンで左サイドのスペースを埋めるために30mくらいダッシュしていて逆サイドまでスライドを求めるのは酷かと思います。
本田がもう少し我慢して近いセンターバックのコースを切れてればと思います。後ろに目がついてるわけじゃないので本田にそれを要求するのは酷な気がしますけど。状況判断をしてボールを失わなっかったガーナのサイドハーフを褒めるべきシーンだと思います。

このあとガーナはボールを受けたセンターバックがすぐにスキップパスで逆のサイドバックに渡して、さらに右サイドバックが香川が縦から寄せていきます。それにもかかわらず、香川の横をすり抜けるラストパスを吉田と今野の間でうまく抜けだしたフォワードに送りました。かなり際どい判定でオフサイドになりましたが、全体的に横に間延びした日本の守備を見逃さないガーナのこの攻撃はかなりひやりとしました。今野は長友のカバーも考えてコンパクトに守るためにスライドしていたと思うのですが2トップでもない相手にあそこまでスライドする必要はありますか?あと直前のシーンで右サイドに釣り出された吉田のスライドが遅いと感じたのですがどうですか?相手のフォワードとサイドバックを褒めるべきでしょうか?

No title

初めまして。いつも楽しく読ませて頂いております。
3-4-3で青マルで囲った本田のいるべきポジションについて
ですが、ブルガリア戦で乾が香川の近くでプレーをしようとした
際にザックの考えは違ったみたいです。
ただWGがサイドに張りっぱなしみたいな固定化のポジションは
今はなくなってきてるので、正直ザックの考えがよくわかりません。

柿谷選手や読者に是非参考にしてほしい!と言えそうな守備のうまいFWっていますか? ルーニーやマンジュキッチは献身的なイメージがあります(イグアインは参考にならないですかね?w)。

コメント御礼

>キョロさん

今は香川と本田が間違いなく飛車角ですね(笑)
柿谷の桂馬はなんかすごいシックリきたので妙に納得しました。



>青葉のインテリスタさん

グイドリンやマッツァーリのようなバリバリのカルチョプロビンチャ仕様は代表チームでは時間が足り無すぎでしょうねー。

現状4バックと3バックの併用だけであれだけ齟齬が出てきているチームなので(^^;

ある意味トルシエぐらいガッチガチに固定させた戦術はクラブシーンでは古臭いですが日本代表には合っていたのかもしれません。




>総合2号さん

最近のマスコミの論調だと1トップのファーストプレスはとにかく走り回る事だと解釈されているフシもありますからねー(^^;

本田のポジショニングについては本人が柿谷や香川となるべく近い位置関係を意識しているようですよ。

ガーナ戦を見る限り、僕の印象では本田は上手くバイタルを使えていたと思うのですが、最近は香川の為に空けていたりもするので、それぞれのプレーでどういう意図があったかはよく見てみる必要があるかもしれません。



>冷たい味噌汁さん

まあ、香川の本質はやはり「アタッカー」ですからね。

試合終盤で4点目を狙いにいくタイプの考え方になるのは致し方ないとも言えます。

そこらへんのシビアな部分はユナイテッドでレギュラーを取れば自然と身に付いていくとも思っていますが。



コメント御礼②

>名無しさん

1、内田のポジショニングについてはザックの戦術上ではあくまで間違いではありません。
実際にシャルケだともう少し違った内田のバランス感覚が垣間見れますよ。


2、両SB上げは最近では欧州でもめずらしくない形なんですが、そういうチームでボランチの守備レベルがこれだけ低いチームは存在しません。

仮に日本のボランチにマスケラーノがいたらSBに加えて今野が上がったって僕は文句言いませんよww



3、香川トップ下問題への対処は仰る通りのやり方が普通ですしベターな方法だと思います。
しかし実際にはTVゲームと違い生身の人間が11人集まってやっている事なので
最終的に本田にカバー役が回る方法ではなく、単に前田が本田&香川の分まで走り回るという役割分担の方が人間組織として上手く機能してきたのがこれまでのザックJAPANだったのではないでしょうか(爆)

その名残りで、今もきちゃっているだけなのでは…と妄想していますww


4、3ボランチにつていは何故かザックが就任移行、全く試す気配も無いので選択肢に入っていないんだと思います。
これは監督の好みとか性格もあるので何とも言えませんが…。



>わさび唐辛子さん

最近のザックJAPANを見るにつけ、香川と本田を途中で下げるという選択肢は事実上無いかと思われます。

で、香川のサイドを突かれた好例としては昨年のフランス戦でメネズとドュビッシーにやりたい放題やられた試合が全てを物語っているかと。
あの試合は奇跡的に1-0で勝てましたが、本大会でもあの内容だと限りなく勝ち点は望めないかと・・・(^^;



>右利き左サイドバックさん

確かに柿谷が絞った場合、奥側のCBへ一つ飛ばしたパスを展開されるという可能性は否めませんね。

ただ、ザックは明らかに最初からCBへのバックパスを示唆しており、腕と顔の方向から柿谷に向けて何らかの指示を飛ばしていたと判断しました。

ボールサイドに寄せるという意味で近い方のCBからケアしろという事なのかもしれませんが、何とも言えません。
それにガーナのSBが3枚に囲まれている割には良い選択をしていたので、それも予想外だったのかも…?

それと今野と吉田の間のスペースというのはウルグアイには散々活用されていた通り、実はかなりのウィークポイントです。

そもそも高さでのギャップが出来ている時もあるし、横幅でもFWが入り込むスペースが空いている場面が多過ぎだと思います。



>じぇらさん

コメントありがとうございます。

ザックの手の動きからボールサイドへの全体の寄せ(スライド)は間違いないと思うんですが、誰がどれだけ…というのはもうちょっと試合を重ねてみないと見えてこない部分はありますね。

特に3バックの両翼をWGとしてみてるのが2シャドーとして見ているのか未だ曖昧な感じもするので。



>メヒーシャさん

守備が上手い!の最上級は間違いなくルーニーです。奴はチートです(笑)
運動量も守備センスも並のDFよりあるのでボランチでもSBでも間違いなくこなせますww

それ以外で言うとカバーニ、ペドロの運動量、クローゼのコースの切り方なんかは巧みだと思いますね。

ちなみにイグアインは悪いみほ・・・ry


1トップ候補の中では、柿谷にいちばん可能性を感じるんですよね。あと9ヶ月で融合しそうな気がします(^^)
3-4-3は、もしかしたらドエライもんが出来ちゃうんじゃないかな、と期待しているんです。いえ、根拠はないんですけどね(^o^)

No title

香川トップ下問題再びの画像に柿谷の名前がありますが、
これ大迫じゃないでしょうか?

No title

いつも非常に分かりやすく説得力のある記事を楽しみにしています。
今回も大納得でなるほど!と思わされる事ばかりでした。

失点シーンは今野から香川、香川から後ろにいた長友に出したパスが合わず、
相手にボールが渡ったところが起点ではないでしょうか。
「ガーナの先制点に繋がったカウンター」の画像の今野となっているのは長友で、
今野は上がったまま、相手のヒールパスによって置き去りにされています。
失点自体は不運が重なってのものでしたが、
あの時、相手陣内に9人入っていた中でボールを奪われたので、
ヤバい!と思った通りになってしまいました(笑)。

コメント御礼③

> onelove2paさん

3-4-3は果たして本大会で出番があるんでしょうかね~?(笑)
使い分けできたらかなり面白いんですが



>マライさん

大迫でしたね。スイマセン。ここで訂正させていただきます。



>いつきさん

ご指摘ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします!
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