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師弟の再会と最後のピースが埋まったスパーズ ~トッテナム×チェルシー~

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<師弟の再会 最後のピースが埋まったスパーズ>

さて、今日はモウリーニョとビラスボアスの師弟対決となった注目のロンドンダービーですね。

このカードは知将同士のベンチワークも興味深く、
普段プレミアではなかなかお目にかかれない知略戦が繰り広げられていていました。

モウリーニョからすれば弟子のボアスには負けられないというプライドがあるだろうし、
ビラスボアスからすれば当時、「貴方のゲームプランは自分のスカウティングが導き出してきた」という意地もあった事でしょう。

どちらも負けられない戦い…という訳です。


【チェルシー×トッテナム】
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まず、師匠モウリーニョのチェルシーはマタがまたまたベンチかYO!
(ダジャレではありません。念のため)

わざわざボランチにミケルまで引っ張り出してきてまで右にマタではなくラミレスを配置したとなると本格的に干してきたかな?こりゃ。

CBでは当初Dルイス離脱期間中の起用かと思われていたテリーがすっかりレギュラーポジションを確保して代わりにケーヒルがベンチ落ちとなっています。
ランパードも健在でやっぱりモウリーニョチルドレンへの信頼は厚いという事なんでしょうね。
(実際、テリーはこの試合チェルシーで一番の出来)

このへんはチェルシー就任時に世代交代を急いだせいで彼らベテラングループと対立してしまった愛弟子との対比で見てみても大変面白い構図だと思います。


一方、モウリーニョの元を離れてから監督としてメキメキと頭角を現してきたビラスボアスは
昨季「戦術ベイル」だったチームを豊富な戦力を活かしてどうマイナーチェンジしていくのか。

そのベイルが担っていたトップ下には移籍期限ギリギリでエリクセンを確保。
アヤックス時代から個人的にも注目してきた司令塔が早速レギュラーとして定着しています。


<求めていたラストピース エリクセンの輝き>
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以前、アーセナルとトッテナムのロンドンダービーのマッチレビュー
スパーズが求める最後のピースとしてトップ下の補強の話をしたのを覚えているでしょうか?

というのも今季のスパーズはCFにソルダード、ボランチもパウリーニョ、カプエらがいて両サイドの顔ぶれも充実しています。
出来ればデンベレは本職のボランチで使いたいし、要するに脇を固める仕事人は揃っているので
あとは中央で彼らを繋ぐ中継地点のような役割が出来る選手が欲しかったんですよ。

【バイタルエリアでの間受けによって各パーツを繋ぐ中継点が不在】
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↑この場面のようにアーセナル戦でのスパーズには明らかに「中攻め」のルートが不足していました。

まあ、それでもベイルのように外で受けてから個の力で中にカットイン出来る選手がいるのであれば問題ないのですが、
彼抜きのチーム作りが求められる今季においては何か別のピースが絶対に必要だろうと思ったのです。


結果的に移籍期限ギリギリで獲得したエリクセンこそがスパーズにとってのラストピースとなりました。

前半19分に生まれたトッテナムの先制点はアーセナル戦では見られなかった「中攻め」のルートが起点となって生まれています。


【トッテナムの先制点を検証】
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局面は右から左へと攻めるスパーズの攻撃。

この試合では本職のボランチへ下がったデンベレがボールを持つと
常にバイタルエリアで間受けを狙っているエリクセンがいる事で中へのパスコースが生まれています。


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バイタルエリアでボールを受けたエリクセンがそのままサイドへ流れるようにしてボールを運ぶと
チェルシーのDF陣はこれに対応する為、彼1人に5枚が引き付けられる事に。

これが中攻めの強みで守備ブロックの外から上げる単純なクロスとの違い、
中のバイタルで間受けをされてしまうとDFラインは丸裸、
2列目のMFラインは背走での守備を強いられるのでどうしても対応が後手に回ってしまうんですね。

この後手に回らされた守備では得てしてボールウォッチャーになりやすく
この場面で重要なのはパウリーニョを誰も捕まえられていない事と
イバノビッチがボールウォッチャーになってしまった事でマークに付いていたシグルズソンを視野から外してしまっている事。(これが後に響いてきます)

つまり外から上げられるクロスに対しては次の受け手を視野に入れた守備が比較的容易なのに対し、
ブロックのど真ん中、自分達のヘソで前を向かれてしまう間受けは今そのボール自体が最も危険因子なので
まずはここを最優先に潰す事を考えざるを得ず、周囲のマークまで手が回らなくなってしまうのがポイントなんです。

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エリクセンはそのままチェルシーのCBとボランチを外に釣り出しておいてから
中で1対1の関係になっているソルダードへクロス。
(守る側は1対1の関係で迂闊に飛び込めないのでパスの成功率が飛躍的に上がります)

DFを背負ってクロスを受けるソルダードには後方からフリーで走り込むパウリーニョとシグルズソンという二つの選択肢が用意されていました。

なにしろパウリーニョには最初の段階からマーカーは不在でしたし、
イバノビッチが視野から外してしまったシグルズソンは中へ入り込む動き出しで完全に先手を取っています。

ソルダードはよりゴールの確率が高いと判断したシグルズソンに落として、ゴールが生まれました。


この失点シーンを見て中には「あのモウナチオがいとも簡単に…」と思われる方もいるかもしれませんが、
某脳筋サッカーの単純な外攻めと比較すればチェルシーが強いられた対応の違いは一目瞭然です。

【ブロックの外から上げられるクロスへの対応 (モウナチオ)】
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↑このような単純にブロックの外からクロスを上げる場面では中を崩されていないチェルシーの4-4守備ブロックに乱れはなく
クロスが上がる前段階でマークの確認かボールとマーカーを同一視野に納める対応が可能となっています。

つまり、この状態でクロスを上げられてもモウリーニョのチェルシーは崩れないのですね。


話がちょっと脇道に逸れましたが、先制点の後もとにかくエリクセンはスパーズが作り出す全てのチャンスシーンに絡んでいたと言ってもいい働きで攻撃をリードし続けます。

絶妙なタイミングでの顔出しと間受けで周囲の選手を繋ぐ見事な中継点としての役割を果たしていました。


【エリクセンが中継点となって周囲が輝くスパーズ】

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局面は右から左へと攻めるスパーズのビルドアップから。

SBウォーカーの持ち出しに中央からややサイドに流れてタテパスのコースに顔を出すエリクセン。
(このタイミングがまた絶妙)

アンカーのミケルを引っ張り出して後ろのパウリーニョへスペースを空けています。
(本当によく周囲の状況が見えている)


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背後からのタテパスを巧みなターンで前を向きながらスペースへ落としのパス。


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エリクセンという中継点がいる事でパウリーニョ得意の攻撃参加が完全に蘇っています。
まさにチームが求めていたラストピースこそエリクセンだったと言えるでしょう。

しかもこの素晴らしいトップ下がたった15億円程のバーゲン特価だと言うのだから、
移籍期限ギリギリまでユナイテッドのスカウトは一体どこで何をしていたのか?www

(モ○ーズ「シンジ…?NO! 我々にはあと5人程ワールドクラスが必要だ(キリッ!)」)


もしかするとビラスボアスにとっては昨季までのベイルから逆算するチーム作りより
遥かに自分の持ち味が生かせる駒が揃ったといえるのかもしれません。

と言うのも早速欧州最先端のトレンドらしき形がこの試合からも見られたからです。

時代のトレンド⇒両サイドを絞らせてバイタルの密度を上げる(例:ドルトムント)
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以前もドルトムントを例に紹介したこの形。

絞った両サイドをバイタルでの間受けに充てて、大外のスペースはSBの上がりでまかなうというメカニズムですね。


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…ハイ、Vボアスやってます。ちゃんと取り入れちゃってます。
ソルダード(1トップ)の下にタウンゼント、エリクセン、シグルズソンがしっかり並んでるんです。

もう時代は「両サイドが香車」とか言ってる場合じゃありません(爆)

何故かと言うとここ↑で一回中にボールを入れる事によって・・・


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相手のSBを食いつかせてからフリーの大外も使えるんだよって話です。


これまではボアスのチーム、ボアスの手柄と言うより全て「ベイルのチーム」「ベイルの手柄」という環境だったスパーズで、いよいよボアスが本領を発揮し始めたと見ていいのかもしれません。


<ジョゼは"ハッピーワン"になれるのか?>
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対するモウリーニョは試合開始から"アンハッピー"な前半戦を強いられていたはずです。

主任早々のモウナチオ整備とチームの掌握、テリーとランパードの蘇生は確かに愛弟子には出来ない見事な手腕だったと言えるでしょう。

しかし、チェルシー⇒インテル⇒Rマドリーと指揮した全てのチームで決定的な遅攻の形を構築しきれなかった課題は未だ持ち越しとなったままなのです。

そもそもRマドリー時代にもケディラを、この試合ではミケルなんかを先発で使ってくる時点で劣勢は必至。
遅攻も半ば諦めているんじゃないかと勘ぐられても仕方ないのではないでしょうか?

そんな彼の元でずっとそのチーム作りを見てきた元右腕がチェルシーのスターティングオーダーを見て気付かないはずがありません。

…そう、チェルシーの攻撃では「なるべくミケルにボールを持たせろ」と。

【逆ミケルシフトを敷くVボアス】
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もう、あからさまにミケルさんどフリーっすwww

守備時、4-4-2の3ラインで守るスパーズは前線の2枚を露骨にミケルを空けるようにしてマークに付かせる事で彼がボールを持つ時間を長くし、ビルドアップの起点をミケルにさせる状態を作り出します。

この狙いは見事にハマり、ミケルからのパスはことごとくスパーズにとってカウンターの起点となっていました。

しかもこの試合では守備でもエリクセンに手玉に取られていたとあってミケルはハッキリ言えばチェルシーの穴でしかありませんでした。

厳しい事を言えばマイボール時に戦力にならないMFなどもはや時代遅れなのです。

守備を免除され攻撃でしか輝けないファンタジスタが中盤から絶滅したように
守備でしか活きない職人が淘汰される時代はすぐそこまでやって来ているのですから。

勿論、守備を固めるアンカー起用という道は細々と残るかもしれませんが、
チームがその道を取るという事は初めから劣勢を覚悟しているという言わば折衷案に過ぎません。

現代サッカーで勝ちたいのならば…ブスケス、ハビマル、アロンソ、ギュンドアンが中盤に必要なのです。


…さて、ミケルとランパードでボランチからのパス出しが詰んでいるチェルシーは
打開策としていつものようにオスカルの手を借りなければなりません。

極端に言えばチェルシーの中盤で遅攻らしき形が見えるのは
オスカルとアザールが近い距離で絡んだ時だけです。


【チェルシーの「中攻め」】
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局面は左から右へ攻めるチェルシーのビルドアップの場面。

間受けは、中に入ってくる受け手とそれを感じている出し手の2枚が最低でも必要ですが(勿論3枚4枚~と絡めれば理想的)、
この日のスターティングオーダーだとこの2人の関係に望みを託すしかないでしょうね…(^^;

ボールは中盤の低い位置まで降りてきたオスカルからアザールへ。


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アザールとワンツーを挟んでボールを運ぶオスカル。


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イバノビッチにボールを預けたオスカルはパス&ゴーでサイドに流れます。

そしてこの動きに連動したのも…やはりアザールでした。


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オスカルがデンベレとフェルトンゲンを引っ張った事でアザールとランパードにスペースが生まれています。

ボールを持ったイバノビッチには無数の選択肢が用意されていますが、ここはしっかりと中攻めを決めきりたいところ。

さあ、注目のイバノビッチの選択は…!?


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無駄にドリブル挟んでからロングボール蹴ったったーー!!www


アザール&オスカル&ランパード「ェ・・・」

トーレス「・・・エ!?」


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トーレス「そりゃ無理ぽ・・・_| ̄|○」


ハイ・・・このようにエリクセン、デンベレ、シグルズソン、パウリーニョらが有機的に絡むスパーズと比べると
チェルシーの「中攻め」は完全に無理ゲーです(爆)

少なくともあと1枚・・・アザールとオスカルに有機的に絡める駒が必要でしょう。




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そう、あと一枚・・・・



<師弟対決によるプレミア屈指の知恵比べ>
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結局、前半は1-0スパーズのリードで折り返しますが、このプレミア屈指の知将対決がこのまま何の動きもなく終わるはずがありません。

ハーフタイムにモウリーニョが動きます。

ミケル OUT ⇒ マタ IN

当然の一手です。
むしろこれで動かなかったらこれからモウリーニョの事をモイーニョって呼んでやろうかと思っていたぐらいです(爆)


これでボランチはラミレスとランパードのコンビになりますが、
せっかくのマタ投入も遅攻の改善という意味では期待していた程の大きな成果は得られませんでした。

何故なら2列目に三銃士が揃ってもやはりランパード&ラミレスのボランチでは肝心の彼らまで良質なパスを届ける事が出来ないからです。

【後半、ラミレス&ランパードでのビルドアップ】
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局面は後半、右から左へと攻めるチェルシーの最終ラインからのビルドアップ。

ボールはCBのテリーからフリーのラミレスへ。


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しかしボールを受けるラミレスは事前に首を振ったルックアップが不十分で
周囲の情報が不足したまま不必要かつ無謀とも言えるドリブルを中盤で挟んでしまいます。


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アッサリとセレソンのレギュラーボランチまで奪われたパウリーニョに身体を入れられてしまいました。

これではせっかく2列目に三銃士を並べている意味も半減ですね。


しかしモウリーニョの凄いところはこの事態も予め想定しており、
ハーフタイムの修正は単なるマタ投入の攻撃力UPにとどまらなかった事です。

むしろモウリーニョは前半、4-4の2ラインブロックの隙間を好きなように使われてしまった守備の方をしっかり修正してきました。


【中盤でスパーズの起点をマンツーマン気味に抑える後半のチェルシー】
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組織的なブロック守備という意味では若干崩れていますが、それよりも中盤で起点となっていたうるさいポイントをマンツーマン気味に捕まえて、組織×組織だった前半戦から後半は個×個の局地戦に持ち込んでいます。

こうなると1対1のベッタリマークで強みを発揮し始めたのがチェルシーの面々。
モウリーニョはこの守備でボールを奪い、ハッキリとしたカウンター狙いにプランをシフトしてきました。


すると後半徹底マークに遭ったエリクセンが運動量も減って次第に試合から消えていきます。

このへんはリーガ移籍初年度のエジルなんかにも見られた現象ですが、
オランダやドイツ(当時の)と比べてゲームの強度…つまりインテンシティが格段に高いリーグに移籍した場合、
その肉体的&精神的負担は以前の環境と比べ物にならないものがありますので慣れるまでは途中交代が多くなっても致し方無いでしょう。

これを見たVボアスはエリクセンに見切りをつけると代わりにホルトビーを投入したのを皮切りに
シャドリ、デフォーと持ち前の戦力充を活かして次々と攻撃のカードを切っていきます。
師匠相手に一歩も引かない構えですね。


一方、チェルシーではこれまで満足に出番が与えられず試合に飢えていたマタが、
今までに見た事の無いような勝利への気迫を全面に押し出したプレーでチームを引っ張っていました。

そもそも何故モウリーニョがマタを干していたのかと言えば、
恐らく三銃士の中でも最も守備の貢献度と切り替えの意識が低かったから…ぐらいしか理由が見当たりません。

プレミアでも屈指のテクニシャンであるが故に、これまで中盤でファイトする姿勢がやや物足りなかったマタでしたが、
モウリーニョによって植えつけられた危機感がそうさせるのか、この日はプレー全体のクオリティこそまだまだ60%といった出来だったものの、全力でピッチを走り回る姿がありました。

(もし、これを狙ってそうさせていたのだとしたらモウリーニョの心理マネージメント恐るべし…!です)


相変わらず後ろから良質な組み立ては期待出来ないチェルシーですが、
カウンターで決定的なパスが出せる駒としてマタを投入したのであれば理には適っています。

そして忘れちゃいけません。この状況を歓迎する選手がもう1人いました・・・



『カウンター・・・・だと?』



<カウンターの申し子 エルニーニョ復活>
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そうです。最近試合から消え過ぎてネタとしてすら取り上げられなくなっていた"あの男"が帰って来ました。

中盤で三銃士が面白いようにパスを回している試合では消えてしまうト-レスも
後ろからのパスが雑になり味方の援軍も期待出来ない状況でかえってやる事がシンプルになったのが吉と出ました。

となればカウンターの申し子、エルニーニョこと僕らのトーレスの出番です。

後半ともなると、もはや「ボールを受けたら前を向いて仕掛けろ」の一点勝負。

どこの草サッカーだ?とお思いでしょうが、チェルシーの攻撃で一番脅威を与えていたのは間違いなくトーレスの仕掛けでした。

その証拠にマーカーのフェルトンゲンはトーレスとの小競り合いからめずらしく冷静さを欠いたイエローをもらっただけでなく、
余計なファウルで与えたセットプレーから同点ゴールを許すハメになってしまいました。


マタからタテパスをもらったら一切後ろを振り返る事なく、
ただひたすらにゴールを目指すその姿を見ていたらいつしかユニフォームの色も青から・・・




フェルトンゲン『目の錯覚か!?赤・・・・だと?』

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モウリーニョ
『錯覚などではない。"赤"は通常の3倍速いのだよ』

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恐らく全てのチェルシーサポーターがずっと待っていたトーレスの姿がそこにはありました。


しかもスパーズはエリクセンの代わりに投入されたホルトビーがその代役を務めきれず攻撃は尻すぼみ状態。


これを見たモウリーニョはすかさずエトーを準備させ3枚目のカードで2トップ策を取ろうとピッチ脇で指示を飛ばしています。



チェルシーサポ(イケる・・・これは逆転フラグだ・・!!)



主審『ピピーッ!』


おもむろにトーレスへ近寄る主審


「・・・???」


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今度はそっちの"赤"かーーーい!!wwww



チェルシーサポ一同(フラグはフラグでも退場フラグだったか・・・OTL)


しっかり自分でオチまでつけてくれた王子はさすが!ww


ベニ○ス『フフフ・・・赤(ビースト)モードは最後まで試験段階だったのだよ・・・』


<どうなる?混戦のプレミアリーグ>

結局、トーレスの退場によりモウリーニョは3枚目のカードを急遽エトーからアスピリクエタに切り替えて最後は4-4-1、マタの1トップでモウナチオ発動。

こうなると先にカードを使い切っていたボアスにもはや攻め手は無く無難に1-1のままドロー決着で師弟対決を終えました。


最後に今後の2チームについての展望を少し。

チェルシーはハッキリ言って一番活き活きとしていたのが退場者を出して「あとは守るだけ」となったラスト10分、
つまりモウナチオ発動後だったのは何とも皮肉なものです。

やはり守らせるとなったらこのチームに深く根付くDNAが躍動するのだろう(笑)


試合後のスタッツも両チームの現状を雄弁に物語っています。

まず中盤での繋ぎをメインとしたスパーズのオフサイドは2ですが、チェルシーは実にその5倍となる10を記録しています。
(多分、ほとんどが"あの男"だろうwww)

一方で中攻め主体のスパーズのクロス成功率は僅か7%ですがチェルシーは19%。
スパーズはそもそも攻めでクロスに頼っていないという事でしょう。

そして最もストロングポイントが明確になったのは空中戦の勝率。
なんとチェルシーが79%でスパーズは僅か21%でした。

(やっぱりこのチーム相手に単純な浮き玉をいくら放り込んでも時間の無駄ですね・・・(^^;)


このように数字から見てもモウリーニョが後半に選んだプランは正しかったと言えるでしょう。

前半あれだけ劣勢に立たされても的確な修正と3枚のカードの切り方で最後は引き分けに持ち込んでしまうあたり、やはりさすがと言わざるを得ません。

(ウェストなんとか…みたいなチームに成す術無く逆転負けしちゃう監督とはワケが違うww)

マタを含めたチームの人身掌握術も弟子のボアスとは経験の差を見せつけた格好でしょうか。


但し、最先端のトレンドを取り入れたチームの方向性と未来にはボアスの方に軍配が上がります。

昨季王者は論外としてシティも毎試合ダービーのようには戦えないメンタルの波にムラがあり、
いつになく混戦模様が予想される今年のプレミアリーグ。


であれば、ボアスのスパーズはCL圏内の先にあるプレミアの頂をも現実的に見据えるシーズンとなるかもしれない-






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No title

初めまして店長。いつも楽しく読ませてもらっています。論理的で非常に読みやすく、ニワカな私でもわかりやすい解説ありがとうございます。

私はこの試合リアルタイムで見ていました。トーレスが退場になった瞬間、(あれ?こんなこと前もなかったっけ?)と思い記憶をたどってみたら、以前シミュレーションで退場して店長にネタにされてたことを思い出しました。これはきっと取り上げてくれるに違いないと思いwktkしながら更新を待っていました。

店長のブログは以前から拝見していて今までROMってたのですが、今回久しぶりにトーレスイジリが見れたので嬉しくなって書き込んじゃいました。店長のトーレスへの変わらない歪んだ愛情が伝わってきます(笑)店長のおかげでトーレスファンになったのはここだけの秘密です。

今季は相変わらずのネタっぷりを披露してる王子に加えて、モイーズが悪い意味でプレミアを楽しませてくれますねw(モイーニョってww)

その代わりスパーズは内容の良さで私達を楽しませてくれそうです!

ところで以前シグルズソンが店長にdisられてた気がするんですが(シグルズ損とかなんとかw)、今のスパーズの戦術にはかなりフィットしてる感じですか?

upお疲れさまです。

後半ボール奪えるようになったし攻撃でも前半よりチャンスつくれるようになったなーと思ってたらそういう事だったんですね!
さすがモウリーニョです。

マタはステアウア戦でもいい感じでしたしモウリーニョの信頼を勝ち取りつつあるみたいですね(^^)

チェルシーの二列目は6枚ともいい選手なんですが、やっぱりボランチですよね(^^;
モウリーニョも分かってるので夏の市場閉まる前から冬に向けてマティッチ獲得に動いてるみたいです。

トーレスさんは復活きたか!?と思ったらステアウア戦のぬかるんだピッチでこけて3週間離脱です(笑)
復帰後の活躍に期待しときます(笑)

No title

この試合の解説はしてもらいたいと思っていたので有難いです。

マタはCLで先発するようになりましたし、今後起用されていくのではないでしょうか?

あとイバノビッチの無謀な?ロングボールについてはモウリーニョも現状を把握しているようでインタビューで「以前のチェルシーの哲学(やり方)に引きずられている。イバノビッチはすぐにボールを上げてしまう。ドログバはもういないんだ」とピンポイントで言っていました。
(注・モウリーニョのインタビューを翻訳してくれた方の動画から知ったことで、私は英語を話せません)

この一連の中でモウリーニョが溜息をつくシーンがあったのですが、最初トラップミスして転げ落ちる?トーレスに対してだと思ってましたがイバノビッチのプレーに対してでは?と思い直しました。

最後に質問なのですがアロンソのような良いパスを出すためには生まれ持った天性がないとダメなのでしょうか? それとも努力で補えるものなのでしょうか?
(失敗しているけれど、ラミレスはそれを試みようとしているフシがあると思ったので……)

店長初めまして。いつも楽しく読ませて貰っています。

スパーズはエリクセンの加入により縦のラインが構築できたことが非常に大きく思います。
オフザボール時にも常に周りを確認し仲間がボールを出しやすい場所にポジション修正する頭の良さ、ファーストタッチでボールをとられない位置に置くセンスが光っていますね。(頭皮も)
オスカルやモウに調教されたエジルなど近年の司令塔は守備での貢献も求められているだけに守備もしっかりしてくれるところには驚かされました。
最後に今季欧州戦含め失点2って私の知っているスパーズじゃない(笑)

No title

珍チェスター・ユナイテッドの戦術()と違ってこちらは戦術理解するのに頭つかいますね。
面白いです。

エリクセンは本当にいいですね。
トッテナムはこのメンバーで熟成を重ねたら、いい所を狙えるチームになるでしょうね。
モウリーニョは、さすがの采配。(モイーズネタが、ホント笑える。)
ただしチェルシーは、マタの起用はプラス材料だけれど、まだ戦力が足りないですねぇ。

モイーニョ呼ばわりされなくてホッとしました

店長にズバリ聞きたいのですが、なぜミケルはこんなに重宝されるのでしょうか?

昨シーズンも店長がブログでバッサリ切り捨てていたのに、NHKの解説者は『ここでボールを取られないのがミケルです!!』とか言っていてずっこけましたw
見る人が見れば分かる何か特種能力でもあるのですか。

エリクセンは今季のベスト補強だと確信してますww
ところで、ラメラがずいぶん干されているんですが、理由に心当たりはありませんか?

とりあえず、モイ○ズは……
スパーズサポからすれば、GJとしか言いようが無いっすwww
この調子でよろしくお願いしますw

この分だと店長の、エリクセン中心の現代サッカーvs超古典的ガチムチサッカーのレビューが見られそうです(爆)

楽しみにしてますm(_ _)m

No title

もうモ○ーズという文字は反則ですwどうしてこうなった・・・

エリクセンが入ってギルフィも活きてきたような気がしますね。

しかし今年のCL争いもかなり熾烈になりそうですね。マンチェスターのどっちかは落ちそうかなと思ってます。

スパーズには今年こそCLに行って欲しいですね。

No title

後半トッテナムのポゼッションが下がったのは、マンツー守備のせいだったんですか。
こうなるとトッテナムはマンツー守備対策も必要になってきますね。
これから新戦力もよりフィットしていくだろうし、ボアス監督の手腕に注目です。

あと、トッテナムの先制点は非常に美しい形でしたが、起点となったデンベレのプレーが印象的でした。
シグルズソンからの強めのパスをミケルを背にしながら平然と受けるところや、すかさずエリクセンに通す戦術眼の確かさなど、流石に店長の推しメンなだけあるなと。
ベルギー産のボランチ=脳筋アフロというわけではないんですね。(笑)

コメント御礼

>名無しさん

まさかあんな昔のトーレス退場ネタまで覚えてもらっていて更に先読みまでされているとは…。ww

これからも歪んだ愛情でトーレスファンを密かに増やしていけたらな…と思います(笑)


>ブルーズさん

マティッチですかー。
一度自分達から放出した選手をお金を積んで呼び戻すってもの凄い非効率的ですよねww



>メヒーシャさん

トップ下にエリクセンがおらず、以前のような両サイドイケイケ戦術だと個の突破力ではレノンらに劣るシグルズソンはパッとしなかったのですが、今ぐらいボールが回るサッカーだと逆にサイドに縛られない縦横無尽の動きが活きている感じがしますね。




>わさび唐辛子さん

モウリーニョのそんなインタビューがあったんですねー。そういうのは日本でも報道して欲しいものです。

アロンソのようなセンスは持って生まれたものですがパスの技術は練習の賜物でもある訳で、「育成」という観点から見れば後天的に身につけられるものではあります。
既に完成されているプロ選手でも環境次第で伸びたりすることはままある事ですが、チェルシーのボランチ陣はどれも年齢的にはあまり大きな伸びしろは期待出来ないように感じます。
故にロメウとマクイークランに経験を積ませてこなかったこの4~5年のツケは大きいかな…と。




>VDVさん

エリクセン萌え…ですね。分かります。
非常に頭のいい選手でパスが自然と集まる感じは見ていて気持ちがいいものです。

以前のバカ試合量産チームとしてのスパーズも魅力的で好きでしたよww




>ナムルさん

確かにユナイテッド戦のようなネタプレーが少なくてまともなマッチレビューになってしまいますねコチラは(^^;




>onelove2pacさん

スパーズは戦力の厚みだけならチェルシーをも凌いでいますからね。
チェルシーはところどころで質は最高クラスなんですがポジションによるバラつきが否めないかな…と。




>マッキーさん

ミケルについては・・・モウリーニョは嫌いじゃないだろうなとはなんとなく思ってましたww

劣化版マケレレとして(爆)
まあ、守備で身体張って頑張ってくれるので監督には好かれるタイプなのかもしれません。



>スパーズ推しさん

両サイドも層が厚いですから新加入のラメラは練習からアピールして実力でポジションを取っていかねばなりませんね。
セリエでは無双でもプレミアの当たりとスピードにどこまでやれるか。

ユナイテッド×スパーズも近々でしたか…濃い試合になりそうですww



>いんざーぎさん

仰る通り、エリクセン加入の効果は彼自身のプレー以上に周囲に与えている好影響ですよね。

来季のCLでは絶対見たいチームです。





>rage30さん

香川が去年一年プレミアでプレーして最もやりづらかった選手は?という質問にデンベレと答えていました。

あれだけ強くて上手いボランチはそうそういないですからね(^^;
ベルギー代表の試合でフェライーニらとどういうボランチになっていくのか一度見てみたいものです。




No title

いつも面白いコラムありがとうございます。
トッテナムはベイルが抜けてもAVB監督はいいチームを作ってきましたね
これならCL圏内いけるんじゃないでしょうか
ユナイテッドはあれですし・・・

私は香川サポなのでユナイテッドを今日この日まではここのコラムで
脳筋脳筋といわれていても応援してきましたが(笑)、
最下位のサンダーランド戦をみて正直早く1月になって香川冬移籍でドルトムント復帰しないかなとばかり考えてます。
ヤヌザイが2ゴール決めて香川の出場機会がさらに減るとメディアは煽るし私自身もそうなるんじゃないかと思います
が、まぁどうでもいいかなと(´;ω;`)
香川は監督の好みのプレースタイルの選手じゃないみたいですし、そもそも戦力として見られてなくてまた(´;ω;`)ウッ…

モイーズユナイテッドの10年は古い戦術のチームでサイドでレギュラーポジションを獲得できても、個人の成長につながるものは得られないでしょうし・・・ プレミア優勝のタイトルはよかったですが。
なら、名将クロップ率いるドルトムントに復帰してトップ下のレギュラーを争ったほうがいいんじゃねって切り替えてます。
店長はプレミアを解説することが多いですがもし香川が冬移籍したら移籍したチームのコラムを書いてもらえますか?

これからも新しい記事楽しみにしてます。
最後にモ●ーズ監督に一言
プレミアのチームに限らず欧州サッカーが戦術の歩みを進めている中、その歩みを止めた報いを近いうちに必ず受けるだろう!!!

Re: ドイツ在住のKさん

香川本人はこの夏の移籍も断ったようにやはりせっかくユナイテッドに来たのだから…という思いが強そうですね。
そう考える冬の移籍も本人は望んでいないかもしれませんが、さすがにW杯イヤーなので色々と考える事が多くなりそうです。

ドルトムントに移籍した場合でもCLでは取り上げますし、バイエルンとの首位決戦ももちろんの予定ですのでご安心を(^^;

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