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そこにバルサもマドリーもいなかった ~FCバルセロナ×Rマドリー~

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<そこにバルサもマドリーもいなかった ~FCバルセロナ×Rマドリー~

―クラシコ―

それはサッカーの枠を超えた極上のエンターテイメントであり人間ドラマであり国の歴史であり戦術史の革命である。

とりわけこのブログではその性格上、これまでクラシコという試合を
近代サッカー史における戦術革命という視点で見てきました。

ペップが去りモウリーニョも去った今回のクラシコが純粋にスポーツの一試合へ回帰した事は
少し寂しい気もするのですが、長い目で見れば正しい姿に戻ったというべきなのでしょう。

しかし戦術的に見てこの日のピッチに何も新しい発見を見出す事が出来なかったのは
ベンチに役者が去った以上に寂しい事であります。

ペップの革新的なアイディアとそれを打ち破らんとするモウリーニョのせめぎ合いが
近年の戦術進化に大きな影響を与えてきた事を考えると
残念ながらこの日のピッチには僕が求めていたバルセロナもマドリーもいなかったと言ってもいい試合でした。


<初クラシコ同士の顔合わせ>
1101kurashikosutamen.jpg

お互い初クラシコとなる新監督を迎え新たな章へ突入したクラシコ。

まずはマドリーの新指揮官アンチェロッティが送り出した驚くべきオーダーから見ていきましょう。

…ハイ、トリボーテ復活です。
まずは前任者の置いていった遺産を無難に引っ張り出してきました。
やっぱりクラシコ童貞としては初夜からマニータとか絶対に勘弁願いたいものですからね(^^;

前任者との違いはペペではくSラモスをアンカーに指名した点でしょう。
元々SラモスはCBで起用されていても中盤に降りるメッシを追って捕まえる役割を担っていたので
アンチェロッティとしてはその機動力を買ったのかもしれません。

そして前線3トップの顔ぶれです。
まさかベイル、ロナウド、ディマリアのスピードスター3枚を並べてくるとは思いませんでした。

SBにアルベロアではなく攻撃重視のコンビを選んだ事と併せて考えると
中はラモス、ケディラ、ペペらで固めて攻撃はサイドと前線のスピード勝負という腹づもりでしょうか。

確かにバルサ相手に中盤勝負を避けるのは一見理にかなった選択のようにも思えますが
今季のマドリーはその中盤でつなぐサッカーを目指してきたのではなかったか・・・?


対するバルセロナのマルティーノ監督は相手のメッシ対策を見越してその狙いを外す布陣を送り出してきました。

偽9番と言われるCFにはセスクを置いてメッシは右へ。
(とは言え両者の関係はあくまでメッシが右を起点に自由に動いて、セスクがその穴を埋めるというもの)

これまでのバルサだと相手のメッシ対策は分かった上で
それを真正面から崩していこう(或いはメッシ無双でバラバラにしてやろう)という傾向が強かったのですが
他所から来たマルティーノは「どうせ相手はメッシ対策してくるのが分かりきってるなら、その狙いを外してやればいーじゃん」という至極シンプルな回答。

当たり前過ぎてバルサでは逆に新鮮です!


<ゾーンでバルサは守れない>

結果的に試合ではメッシ番として置いたつもりのSラモスがセスクを見るような関係となってしまい、
局面によってはマークに付くべき相手を浮かせてしまう場合も多く、アンチェロッティの狙いが上手く外されてしまいました。

その上、それ以上に問題だったのがマドリーの守り方にあります。

例えばバルサの中盤まで降りてくるCFに対し普通にゾーンで守ってしまうと
CBが放置プレーを食らって代わりに中盤が数的不利に陥るというのはこれまで散々言い尽くされてきた常識です。

故にモウリーニョ時代は途中からDFラインとゾーンディフェンスという概念を捨てて
中盤に降りていくメッシに対してはそのままCBがマンツーマン気味に付いていくという守り方で一定の成果を得ています。

ところがアンチェロッティは初のクラシコでバルサに対し普通にゾーンディフェンスで試合に入ってしまうんですね。

【CBがメッシへ付かずに受け渡すマドリー】
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この場面でもペペはメッシへ付かず代わりに誰かが付くようにコーチングしていますね。

これだと一度モウリーニョ時代にとっくに解決させた問題が再び芽を出してきてしまいます。

即ち「CBがマークすべき相手がいない」という事と「中盤の数的不利」ですね。

基本的にこの日のマドリーは「誰がボールに当たって」「誰が誰のマークに付くのか」が不明瞭で
延々とバルサのボール回しを飛び込まずに眺めているようなディフェンスが目立ちました。

つまりチームとしてどこでボールを奪うのかがハッキリしていないんですね。


【常にマークが混乱しているマドリー】
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↑ここでもただ中盤に降りていくだけのイニエスタに誰がマークに付くのかがハッキリしません。

後方で2人のプレイヤーが「誰が付くんだ!?」としきりに声を出している始末。

しかもこの状態でベースがゾーンディフェンスなものだから、いとも簡単にバルサの間受けで突破されてしまうんですよ。

ちょっと実際の試合から一つ見てみましょうか。


【間受けに対して無防備過ぎたマドリー】
madori-syubi1101-1.jpg

局面は左から右へと攻めるバルサのビルドアップ。

ピケからイニエスタへ入るボールへはSラモスが捕まえに出ます。


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ところがSラモスが飛び出すまではいいのですが、
その際に出来るスペースは後ろのCBが同じように前進守備で埋めなければただのオープンスペースと化してしまいます。


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でもマドリーはゾーンディフェンスでDF「ライン」の意識を優先させるのでここでも容易に間受けが決まってしまいます。


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更にそこからダイレクトで繋がれて最後は裏の危険なスペースへ出されてしまいました。

やはり普通のゾーンディフェンスではバルサは守れない相手なのです。

正直モウリーニョ時代からのクラシコシリーズをずっと見てきたファンからすると
「またそこからやり直しなのかよ!」と言いたくもなる惨状でした(^^;


<ボディが打てるマルティーノ>

ではもう一方のバルサ視点でこのクラシコを見るとどう映るでしょうか。

マルティーノはメッシを右に移す事で既にSラモスのアンカー起用という狙いを外させていますが
今季のバルサは他にも頑固に自分達のスタイルを押し通すのではなく
【相手の薄いところをシンプルに突く】スタイルへと生まれ変わっています。

これがマルティーノ色なのですね。


【中攻めにこだわらない今季のバルサ】
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局面は左から右へ攻めるバルサの攻撃ですが、この場面にマルティーノ色が集約されています。

まず中央で間受けを狙うのは相手から標的にされるメッシではなくシャビやセスクが担い、
代わりに右へ逃がしたメッシがSラモスらのマークから逃れた位置で自由にボールを受けて運び役となっています。

更に旧来のバルサでは相手がどれだけ中を閉めてこようと
それでも躍起になって針の穴を通すようなパスコースを探していましたが
マルティーノは「中が閉められてんなら外を使おうぜ」というここでもシンプルな理論が適用されるのですね。

(アンチェロッティとすれば「バルサの外攻めに驚異無し」と割り切って両SBは攻撃重視のペアを選んだのに
左右のネイマールとメッシをシンプルに使われる外攻めは完全に誤算だったはず)

そしてこの発想の源となっているのがネイマールの存在でしょう。
本来、マドリーとしてはネイマールに対して最低でもマークを2枚当たらせて数的優位を確保したいのが本音のはず。

【ネイマールへの対応は2対1が基本】
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しかし中攻めを常に警戒しなければならないバルサというチーム相手に外のネイマールにも気を配るのは至難の業。

実際にマルティーノはこれを上手く利用した攻めを今季よく見せています。
特にバルサの一点目の場面はそんな狙いがよく表れていたので検証してみましょう。


【バルサの一点目を検証】
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局面は左から右へと攻めるバルサのビルドアップですが
守るマドリーはブロック全体をボールサイドへとスライドさせ、尚且つ中攻めを警戒せざるを得ないので理屈の上でも逆サイドに張るウイングはどうしても浮いてしまいます。

昨年までのようにここがペドロやビジャであれば例えサイドチェンジが決まったところで
そこから縦に突破される怖さはなく、どうせ一度ボールを下げてからの組み立て直し…とバルサの攻めも相場が決まっていたので
ある意味ここは放置していても大丈夫というエリアだったのですが今季はそうもいきません。

↑の場面ではマスケラーノから大外のネイマールへサイドチェンジのパスが出されます。


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ボールはネイマールを経由して一度ブスケスへ下げられますが
昨季との違いはネイマール自身に縦への突破という怖さがあるのでサイドチェンジのボールにマドリーは一度外側の2枚が引っ張られているという事なんです。

それ故、ネイマールに引っ張られた分、中が空いてしまいイニエスタに絶好のスペースを与える結果となってしまいました。


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イニエスタに中でこれだけスペースを与えてしまうと自由にボールを運ばれて・・・


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マドリーが慌てて中を閉めた瞬間を見計らって、今度は外のネイマールへ再びリターンパス。

フリーで受けたネイマールが左45度から得意のシュートを決めてバルサが先制します。

一連の流れを見ていくとマスケラーノのサイドチェンジから始まり外⇒中⇒外
シンプルに「空いたスペースを突く」という攻撃が具現化されています。

これをボクシングに例えると昨年までのバルサは相手がガードを固める顔面に
それでも巧みにグローブを滑らせようと躍起になっていたボクサーで
マルティーノは「だったら空いてるボディを打てばええやないか」というトレーナーと言えるでしょうか。

今季のバルサはサイドが空いていればシンプルにサイドチェンジを出すし
ラージョのように前プレ一点突破で向かってくる相手には自陣におびき寄せておいてから縦1本で裏を取るサッカーもします。

変態度(笑)と娯楽性は幾分落ちましたが、よりノーマルに勝ち点を拾える「勝てるチーム」になってきたと言えるでしょう。

メッシという決まれば一発KOのストレートパンチに加え
じわじわと相手の体力を奪うボディ打ち(ネイマール)もあるのがマルティーノの強みでしょうか。

(ネイマールは外に張っているだけでなく巧みに裏を取る動き出しが相手の集中力と体力を地味に削ってますよね。)


<アンチェロッティの緩手>
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前半19分の先制点に加えてバルサが前半を一方的に支配出来たのはマドリー側の布陣にもその原因があります。

というのもアンチェロッティ名人が並べた先発オーダーがモ○ーズ顔負けの香車コレクターになってしまったからですね。

【後手アンチェロッティ名人の布陣】
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ロナウド、ディマリア、ベイル、マルセロ、カルバハルとフィールドの半分が香車状態では・・・(^^;

バルサ相手に中盤勝負は避けて両サイド+前線のスピード勝負だ!…という狙いは分からなくもないですが
この布陣では攻撃がどうしても外へ外へ集中してしまいます。


【香車置きすぎて凹状態のマドリー】
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なんかもう外への意識が強すぎて凹みたいな並びになっちゃってんですよね(笑)

しかもこの持ち駒では肝心のスピードを活かそうにも展開役が圧倒的に不足して完全なる負け将棋。

例えばアンカーのSラモスが中盤でこぼれ球を拾ったような場面で考えてみましょうか。


【アンカーSラモスの限界】
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想像してみて下さい。

ここで仮にボールを持ったのがアロンソだったとすると大外の味方にビシッ!と音まで聞こえてきそうなパスをグラウンダーで通す画が思い浮かびますよね?

でも残念ながらSラモスだと・・・・


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パススピードが遅すぎてインターセプトの餌食や…!!


やはり中盤3枚の内2枚がラモス、ケディラって
これじゃあ仮にボールが奪えてもパスが2本と繋げない訳ですよ。

DFラインからのビルドアップでもケディラはそもそも低い位置で持つ事自体がリスクだから高い位置に上がって行っちゃうし、
本職じゃないSラモスもアンカーとしてマークを外しつつパス回しに関与するスキルが圧倒的に足りてません。

「じゃあ誰がやるの?」って話になると、「俺しかないか」って感じで
もうモドリッチの負担が半端無い事、半端無い事。(笑)


【モドリッチが遭遇した絶望的なビルドアップ】
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局面は左から右へと攻めるマドリーのビルドアップですが、
この場面でも中盤でペペから受け手となる意思を示したのはモドリッチただ一人。


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仕方なくモドリッチは自力でボールを運び出しますが、前線のロナウドとベイルの香車二枚がもろかぶり(笑)

しかも肝心の味方がいて欲しいエリアには誰もいねぇwww


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せっかく中盤で前を向けたモドリッチでしたがここは渋々外へボールを迂回させるはめに。

本当はこういう場面で黄色く囲ったエリアに間受けを狙う選手がいればねー。


真ん中で苦もなくボールを受けられる現代の王様みたいな選手がさー

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ねぇ…?マドリーにはそういう選手いないの?

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・・・本当に?

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<これがバルナチオだ!>

試合は1-0、バルサ1点リードで折り返した後半、
さすがにアンチェロッティもツッコミどころ満載だった前半の布陣に手を加え始めます。

まずは守備でメッシ番をさせてもらえず、攻撃でも当然アロンソの代役など望むべくもなかったSラモスに代えてイジャラメンディを。
そしてCFにはベイルに代えて本職のベンゼマを引っ張り出します。

それにしても、何故スタメンのCFがベイルだったのか…?

恐らく試合後のアンチェロッティ本人のコメントにもあるように
中央でベイルをブスケスやピケと1対1にさせる場面を作り出したかったのがその狙いなんでしょうが
だったら尚の事、後ろと前を繋げるリンク役を中盤に置くべきでした。


とにもかくにもこれでようやく平常営業へと戻ったマドリー。後半の逆襲が始まります。

ポイントになったのは交代出場のベンゼマ。

という事で「やっぱりマドリーの攻めは中のラインがある事で両翼が生きるよね」ってな場面を一つ。


【機能するマドリーの攻め】
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局面は後半、左から右へと攻めるマドリーのビルドアップですが、
中央にベンゼマが戻った事でペペから中央を横切る縦のクサビというラインが復活しました。


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マドリーの攻めはまずここに1本クサビが入ると両翼のスピードがより活きる仕組みになっています。


benzema1101-3.jpg

ベンゼマのポストプレーからディマリアを経由して裏へ抜けたロナウドへ。
(この後、マスケラーノにPA内で倒されたロナウドを巡って疑惑(?)の判定に(^^;)

後半は布陣をモウリーニョ時代に戻した事で、シンプルで縦に速い攻撃は彼らのDNAに根付いているスタイルです。


一方、マドリーの猛攻にさらされたバルセロナは、ここで驚くべき行動に出ます。

メッシ1人を敵陣に残し9人で自陣に引いたブロックを形成。

そうです・・・まさかのバルナチオ発動です(笑)

昨季のバルサは苦しい時間帯(つまり相手の時間帯)にも無理して前から取りに行った挙句、後ろのスペースを突かれて失点という、
自分達の流れにない時間帯での淡白な失点が目立っていましたがマルティーノは「耐えるべき時間帯は耐える」という方針です。

こういう時は無闇に自分達から動くのではなく、耐えて耐えて相手に隙が出来るのを待つのがサッカーでは常套手段。

とは言え「あのバルサが…」という衝撃は否めませんが(^^;


それにしても改めて引いて守る時のバルサを見ていると
欧州はおろかリーガで見ても並以下のチームだなぁ…というのが正直な感想です。(笑)

マルティーノもいっそ、こういう時の守り方はアッレグリにでも教えてもらった方がいいかもしれませんwww

(アッレグリ「私ならソング、ムンタリ、ケイタの中盤でも守りきれる自信がある(キリッ!)」)


それでもサッカーの理の通り、苦しい時間帯を耐え切ったチームにはご褒美が転がり込んでくるものです。

マドリーは押せ押せの時間帯にベンゼマが相変わらず才能の無駄遣いでポストにボールを当てて遊んでいると後半33分には手痛いしっぺ返しが。

パントキックのこぼれ球からマルセロの裏という泣き所をカウンター気味に突かれて
抜け出したアレクシスのビューティフルループが決まりジ・エンド。

バルナチオからのカウンター1本で追加点…なんていうゲーム運びも出来るようになったんですねバルサは。


しかも2-0となったところでマルティーノはイニエスタに代えてソングまで投入する慎重さでもって
これまた従来のバルサには無かった守備固めという一手を繰り出します。

マドリーも後半ロスタイムに1点を返しますが焼け石に水。

クラシコ第2章の幕開けは2-1で順当なバルサの勝利に終わりました。


<マドリーに残ったもの バルサが失ったもの>

試合後の率直な感想としては「アンチェロッティはバルサ相手に少しビビり過ぎたのでは?」

そもそも今季「美しいマドリーを見せる」とポゼッションサッカーに舵を切っていたのだから
このクラシコこそイスコを使った従来のスタイルで真っ向からぶつかるべきだったと思うのです。

何もこれで結果が変わったとまでは言いませんが
少なくともバルサ相手に何が通用して何が通用しないのかをハッキリさせるだけでも
最初のクラシコとしては大きな価値があったんじゃないかと。

逆にこの日のような出方で負けても「結局そこに何が残ったのか?」と言うと甚だ疑問ですね。

バルサにコテンパンにやられてカウンターサッカーへ舵を戻すならともかく、
この試合内容では今後に向けてどっちへ舵を切っていいものか航路は依然として霧の中でしょう。

そもそもポゼッションスタイルへ転向すると現場は言っておきながら
獲ってきたのがベイルで、イスコがベンチ、エジルが放出とは一体このクラブは何がしたいのでしょうか・・・(^^;


一方のバルサはマルティーノ色がだいぶ馴染んできたようです。

その証拠にこれまで「メッシが輝く」「メッシを抑えるか」がその勝敗の分かれ目だったクラシコで
今回は初めてそのメッシが脇役に回ったクラシコと言えるかもしれません。

試合を決めたのは本来脇役だったはずの両ウイング(ネイマールとアレクシス)でした。

もはやシャビ、イニエスタ、メッシの大御所トリオに関しては
国内リーグでは無意識の内に手を抜いているレベルなのかと思うほど、
クラシコでは別人のような動きを見せていたのはさすがでした(^^;

とは言えこの3人にペップ時代の鬼プレスが期待出来ない今、
時間帯によってはバルナチオも致し方なしの試合が今後増えてくるでしょうが
マルティーノはメッシにさえ特別扱いを許さない徹底したローテーションで各選手の負担を最小限に抑えています。

ただやはり長期的な視点で見ればペップ全盛期からチームは緩やかに下降線を描いているのも事実。

マルティーノが普通のサッカーへ針を戻すのも納得ですが
個人的には「あのバルサも普通のチームになるのかなぁ…」と一抹の寂しさが拭えません。

やはり当面の課題はこの試合でもそれぞれ左右の遠いサイドに配置して妥協策を見出していたメッシとネイマールの連携ですね。

ストレートとボディの単発的な打ち分けはあっても、
ボディからストレートに繋がるワンツーが入らないのが勿体無いんですよね。


相変わらずイニエスタたんの変態トラップさえ見られれば思わず「うめぇ!」とか声は出ちゃうんですが
クラシコってそれだけじゃない驚きがピッチの至るところに敷き詰められた特別な試合だと思っているので
クラシコ童貞を無事卒業した新指揮官の2人が織り成す第2章には大いに期待してます。



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お久しぶりです

モドリッチとベイルが共にレアルでプレーってのは感慨深いものがあるんですが、これじゃちょっとね……

なぜ、イスコを外したのかが疑問です(^^;;
底に一枚置いて、ゾーンを使うってバルサ相手に矛盾してるような気もしますw

Jの試合を見る機会があったんですが
CBからボランチに、まぁパスが出ないこと出ないことww
縦パスの出せる人材の価値を痛感した次第です(-_-)

次の更新も期待しています
近いトコロだとガナvsレッズなんかは面白そうですよね(笑)

記事と全く関係の無い質問で申し訳ないんですが、店長はご自身が監督になろうと思われたことはありますか?

No title

バルサは店長の仰ってた通り、シャビの監督待ちなんでしょうか?
(プライド高そうだからスタイルにこだわりそうな気がします)

レアルは……いろいろと難しいクラブですね。
(ベイルは誰にとって必要だったのでしょうか?)


さり気なく店長がケディラに厳しいのは良くわかりました
(とは言え将棋では歩の使い方が上手い人が勝ちますが……)

ついでに現状、「パスの出せるケディラ」みたいな選手はいるのでしょうか?

No title

イスコ使わないのは罪ですよね。罪。
サッカー界で最も罪悪なのは、神から才能を与えられたと思われるような
選手が存在しながら、その選手を活かそうとしないこと、と個人的に思っています。
スタメンにケディラがいて、イスコがいないなんて、それでいて「我々はポゼッション・サッカーを目指す」
みたいな恥も外聞もない戯言をほざく古狸は許しがたい。そういうことなんです。
ベイルは大好きです。
深夜、もしくは明け方に僕が観たいのは、目が覚めるようなパスワーク、機械のような精密さをもったカウンター、神の恩寵である選手たちの慈愛のトラップなんです。
勝てばいい、とかクラシコ初めてなの優しくしてねとか、虫唾が走る思考です。
今やポゼッション・サッカーを志すチームのトレンドはボランチの選手を一列後方に
下げ、如何に後方からのボールの質を上げるかだというのに、CBを一列上げるという時勢に逆らった愚行をいつまでも繰り返すのはやりきれません。
言ってやりたい。「あなたはマドリーの監督なんですよ。あなたたちはレアル・マドリードなんですよ」と。20世紀最高のクラブなんだと。
とにかく、言いたいことがまとまりませんが、マドリー/アンチェロッティには、
スタメンの中盤オーダー表を見ただけで萎えるような采配は即刻やめて頂きたい。

駄文つらつらと申し訳ありませんが、毎回記事本当に楽しく読ませて頂いています。店長の記事は某フットボール誌の記事の中でも、全盛期の○スス・○アレスなみに読んでいて楽しいです。店長の記事のおかげで最近守備について観たり、考えたりするのも楽しくなってきました。ありがとうございます!

クアトロ・クラシコの頃は凄かったですね。
リアルタイムであれを観ることができたというのは、サッカー人生の中で財産になりますね。

No title

店長、こんばんは。

今回のクラシコは大人しい試合になりましたね。
というか、開幕から今までのマドリーの試合内容が絶望的すぎたから、
いきなりスリリングな試合になるのは望みすぎ、というところかもしれませんが。

他の方も仰っている通り、ケディラがスタメンでイスコがベンチとか、アンチェロッティは詐欺師か?って思うメンバー構成ですよね。ケディラが悪い選手だと言うつもりはありませんが、少なくともマドリーに相応しい選手かと言われると、テクニックが残念すぎますので・・・。
中盤にパス出せるのがモドリッチだけって、ロングパス一本でカウンター狙いでもするつもりだったんですかね。今時そんなことするクラブはスペインにはいません。

先のラージョ・バジェカーノ戦でベイルが2アシストしましたが、右足でクロスを上げるために130億かけたなんて・・・。2アシスト目もボールを浮かせてディフェンスをかわしましたが、あれくらいならほとんどのスペイン人ができるし・・。(実際にこの試合でジョナタン・ビエラが似たようなことやってDFかわしてPK獲得しました。)

ラージョのように勇敢に戦う姿をマドリーも見せて欲しいですね。
そして、私の予想を裏切る活躍をベイルが見せてくれれば、これからマドリーはもっと面白くなると思います。

クラシコ全く関係ないですが、パコ・へメスが率いるラージョの試合は相変わらず見ていて爽快です。負けが込んでいますが、内容が悲惨(DFはザルですが・・)というわけではないので、もう少し辛抱強く経営陣には見守ってほしいな、って思いました。

あらま~~(*´ω`*)
両雄、時とともに、変わるんですね~~

引いたときのバルサ…(笑)
モウリーニョシンドロームのマドリー…

店長のセリエ記事に比べると、熱が弱いと言うか何と言うか…

今シーズンのリーガで注意してみるべき点やチームってありますか?

コメント御礼

>スパーズ推しさん

そう言えばベイルとモドリッチは再会でしたね(笑)

ガナ×レッズ、CLもあるし更新間に合うかな・・・(^^;



>インテリスタさん

やっぱりサッカーファンなら誰もが一度は夢見る話って事で人並みにはありますね。




>わさび唐辛子さん

シャビはなんだかんだであと4~5年はやれそうな気もするんですが・・・(^^;

ケディラについてはあの駒の割り振りで全てを悟ってくださいww
それ以上は何も言いません(笑)

パスが出せるケディラ・・・う~ん、ちょっとタイプが違うかもですがPSGのマチュイーディとか近いかも?



>ナツユキさん

ジーザス・ヘス○・スアレス氏ばりの熱いコメントありがとうございます(笑)
(僕もWSDのあのページは大好きですww)

僕個人のサッカー感もどちらかと言うと氏寄りのスペクタクル志向なので近い部分はあるかもしれません(^^;




> onelove2pacさん

アンチェロッティとマルティーノでクワトロシリーズやったらちょっとキツイかもしれません・・・(^^;




>F9Tさん

イスコについては昨季あれだけ僕が褒めちぎってフラグ立ててしまいましたからいよいよ干されの時期がきたか・・・という感じです(爆)

しかしラージョほど成績と評判が反比例しているクラブもめずらしいですよね(笑)
セリエだったらとっくに解任されていると思いますww

そこがリーガの魅力かな・・・と。



>青葉のインテリスタさん

自分でも気づかぬ内にセリエの魅力のとりつかれてしまったのか・・・!?ww

No title

二枚香が二つって・・・(笑) 激しく相手サイドを蹂躙した後に下手クソな遅攻を繰り出すしかない布陣(;_;)

しかも歩兵ケディラ・・・いや、もしかしたらと金になるかも。守勢に強いので金が似合うケディラ(笑)

ところで、バルサって将棋駒だとどんな布陣になるんでしょうね。前線は桂馬と銀ばかりな気がww チェスから持ってこれるなら全員ナイトかも(´∀`)


あ、そうそう、そろそろビジャレアルあたりを取り上げて頂く事を期待しております(*^^*)
プロフィール

soccertentyou

Author:soccertentyou
年間300試合観戦のサッカー馬鹿によるサッカー馬鹿の為の戦術分析ブログ

【メールアドレス】
wowow_2000(あっとまーく)yahoo.co.jp

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