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"半端ない"ゴールと価値ある引き分け ~日本×オランダ~

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<"半端ない"ゴールと価値ある引き分け ~日本×オランダ~

ザックJAPAN再始動―

ユニフォームも新調されて心機一転という訳でもないでしょうが、オランダ⇒ベルギーと続いた今回の欧州遠征は
ここ最近ザックJAPANに漂っていた停滞感を払拭させるに充分なものとなりました。

「2連敗必至」と言われた世界の強豪を相手にザックが目指す日本のサッカーが躍動。
来月の本大会組み合わせ抽選に向け、もはやどこが来ても怖くはありません。

それでは今日はまず日本中で「半端無い」が連呼されたあのオランダ戦を振り返りながら
世界トップクラスと戦った時の日本のサッカーと、そこで何が通用して何が足りなかったのかを検証していきたいと思います。

(松木さん!何故オランダ戦の試合前もかつ丼食ってくれなかったんですか…!?)


<新しい風を吹き込む>
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オランダ
代表はオランダ+ファンハール=4-3-3という定番の形。
但し、エースのファンペルシーはいません。

ファンハールとしてはせめてこれで左にリベリーでもいてくれたら…というのが本音かもしれませんが(^^;


対する我らがザックJAPANは驚きのスターティングオーダーを組んできました。

セルビア、ベラルーシ相手にも頑なにベストメンバーを崩さなかったザックがようやく重い腰を上げて
「これぞテストマッチ」という布陣を組んできたのには彼の中でも「この停滞感を払拭させるキッカケが必要だ」という思いがあったのかもしれません。

中2日で組まれている後のベルギー戦を睨んだ完全なローテーション制を採用し、
GK西川、ボランチ山口、FW大迫はテスト色の強い起用となっています。

一方で左の清武については「ロッベン対策」の意味を含んだ起用となりました。

本来レギュラーであるはずの香川は持ち場の左サイドから自由に中へ出入りして持ち味を発揮するプレイヤーなので
反面、守備になった時に「左サイド無人問題」というリスクを常に抱えているのも事実。

そこでとりあえず前半は比較的自分の持ち場をしっかりと守る清武でロッベンサイドを空けずに
後ろの長友と連動してしっかり2対1の数的優位で対応しようという狙いだったのではないでしょうか。

いずれにせよ、ザックのオランダ相手に抑えるべきところはしっかり抑えつつ、
日本代表に新しい風を吹かせようという意図が伝わってくるオーダーと言えるでしょう。


<現代サッカーにおけるビルドアップを巡る攻防>

さて、この試合における最初の焦点は両チームのビルドアップを巡る攻防です。

伝統的にボールを主体とした組み立てるスタイルのオランダはもちろん、
ザックJAPANがこの3年半で積み上げてきたサッカーも2010W杯との決別、つまりポゼッションを軸に置いたそれです。

そして守備時、4-4-1-1の陣形を基本とするザックJAPANと両WGを中盤まで下げて4-5-1気味に構えるオランダ代表とがピッチ上で相対すると実は中盤もサイドも数的同数のガッチリ噛み合った構図になるんですね。

【オランダ×日本 (ピッチ上の噛み合わせ)】
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共通しているのは両SBを同時に高い位置へ押し上げて2枚のCBからビルドアップを図るという狙いで、
この両チームに限らず現代サッカーでは守備時、中盤と最終ラインで数的同数~数的優位を保つ為に
どうしても自陣ゴールから最も遠い敵CBに対しては数的不利で守るという構図が主流となっています。

この試合で言えばオランダの2CB(フラール+デフライ)を大迫が1人で見る関係と
日本の吉田&今野をオランダのCFシーム・デヨングが1人で見る関係性ですね。

【CBとCFの2対1の数的関係】

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要するにこれはどちらのチームもCBからボランチへ簡単にタテパスを入れさせたくないという思惑があるからです。
何故なら普通に考えてチームの構成上、CBよりボランチの方が展開力を持った選手が配置されるので
ボランチを自由にさせるとイコール試合の主導権を握られてしまうからですね。

つまり現代サッカーのビルドアップはいかにこの最初の数的優位(2対1)を活かしてCBがボールを散らす、ないしは運んでいくかが鍵となります。


以上を踏まえて、まずはオランダのビルドアップに対する日本の守り方を見ていきましょう。

ザックの狙いとしては何よりもまず「アンカーのデヨングにボールを持たせない事を主眼に置いていました。
実際にオランダのチーム構成を見てもこれは理に適っていて、オランダはデヨングがボールの散らし役となっている反面、DFの展開力とボールを運ぶ能力は明らかに問題があります。

では序盤戦からザックの狙いが上手くハマっている前からの守備を確認してみましょう。

【オランダのビルドアップと日本の守備】
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局面はキックオフ直後、左から右へと攻めるオランダのビルドアップの場面。

日本はまずボールを持ったオランダのCBフラール以外の選手を中盤より前で的確に潰しています。
そして1トップの大迫もフラールからの横パスを切る位置取りで、
要するにこれは敢えてCBに長くボールを持たせてドリブルでボールを運ぶしか選択肢を与えないザックの狙いなんですね。

つまりオランダのフィールドプレイヤーの中でも最もボールスキルが不安定なCBの2枚(フラール&デフライ)にボールを持たせてビルドアップの質を落とそうという訳です。


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日本は狙い通りCBのフラールにドリブルで持ち上がらせると早速そのドリブルが大きくなり過ぎてボール奪取のチャンス到来。

岡崎が待ってました!とばかりにボールへアタック。
(ザキオカ「待ってるだけで勝手にボールからこっちに来てくれるなんて(゚Д゚)ウマー!」)


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岡崎がボールを奪って一気に日本のカウンターチャンスへ。

このように試合は序盤からザックの狙い通りオランダのCBに敢えてドリブルのコースを空けてやる事で
オランダのビルドアップを不安定なものにさせていました。

はっきり言って今回のオランダ代表も前はFW充ですが、後ろのDFラインはワールドクラスからは程遠い、いつもの前輪駆動型チーム

この手のチームはハマった試合では破壊力抜群ですが、相手チームからすると対策も容易でありW杯優勝は厳しいような気もしますね。

(クーマン、ライカールト、Fデブールのクラスが1人後ろにいるだけでだいぶ違うんですが・・・。)


まあ相手の事はさておき、対する日本のビルドアップはどうだったのか?が重要です。

では続いて実際の試合から日本のビルドアップとオランダの前からの守備の攻防を見ていきましょう。


【日本のビルドアップ(今野)】
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局面は右から左へ攻める日本のビルドアップの場面で、
黄色く囲ったエリアで日本の2CBがオランダに対して2対1の数的優位で始まっている事が確認出来ます。

やはりオランダも日本同様に相手のCBを空けて、中盤から前の選手を潰すという守備隊形を取ってきました。

よって、この場面ではボールを持った今野が先程のオランダCBフラールと同様にボールを運ぶ事となります。


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ですが今野は本来ボランチを本職としていた選手でもあり、ボール運びとパスの展開を苦にしていません。

この場面でも空いた(オランダが空けた)スペースを利用して実に堂々とボールを運び、
しかもサイドへ安易に散らす事なく積極的に中を通すコースへクサビを打ち込んでいます。

続いて吉田麻也の場面も見ていきましょう。


【日本のビルドアップ (吉田麻也)】
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局面は同じように日本のビルドアップから今度は吉田がボールを持ち出す場面。

並のCBだとここから安易にロングボールを前へ蹴ってしまうものですが・・・


maya1120-2.jpg

吉田は敵のプレスを引き付けてから中でフリーの味方をしっかりと視野に捉えて、的確にグラウンダーのパスを繋いでいます。


そうです、日本はオランダと違ってCBがボールを持たされる状況を苦としないチームなんですね。

これがザックが就任以来どれだけ批判されようと一貫してCBを吉田と今野のペアに固定してきた理由で、
日本協会のリクエストが「2010との決別」「人とボールが動くサッカー」であるならば、
ザックはクライアントの依頼に応えるプロの職人と言えるでしょう。

今野の高さ不足と「吉田麻也不要論」(それに続く「中澤+闘莉王 待望論」)を声高に叫ぶ人は
前線にVペルシーもロッベンもいないチームがCBにフラール(ビルドアップが不安定な選手)を置くリスクも同時に考えているでしょうか?

世界の強豪相手に柿谷、大迫、前田に向けてCBが後ろから放り込むチームで本当に勝機があると…?
(マイク「ェ・・・」)

選手起用に関する議論とは本来、チーム全体のバランス、戦術的観点も含めて総合的になされるべきだと考えます。


<遠藤のいない中盤 山口蛍という選択肢>
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さて、日本がオランダのビルドアップを妨害する上で、その成否の鍵を握っていたのが1トップのファーストプレスと中盤の守備です。

まず1トップ(大迫)の役割としては1対2の数的不利の状況下、
上手く横パスとアンカー(デヨング)へのタテパスのコースを切りつつ、オランダのCBをドリブルせざるを得ない状況へと追い込んでいく役割が求められていました。

そしてこの仕事を大迫は完璧にこなしていたと言ってもよいでしょう。

ジーニアス柿谷の抜擢以来、前田不在のファーストプレスは明らかにその質を落としていましたが
大迫は鹿島に根付くブラジルイズムがそう鍛えさせたのか単に運動量で追い回す前プレではなく位置取りと身体の向きで老獪にCBを追い込む守備を実践していました。

(ベベトやロマーリオ他、いつの時代もブラジル人FWって決して運動量は多くないんだけど、このコース切りが実に巧みなんですよね。地味にそんなところにもブラジルの歴史と伝統を感じさせますな)

ザックとしては水ものであるゴールという結果以上に、
「戦術的に計算が立つ」という意味で大迫の評価を大きく変える試合となった事でしょう。

個人的にもこの1試合だけで大迫>柿谷などと言うつもりは毛頭ありませんが、
既に戦力として分かっている前田に加えて1トップを巡る横一線のレースに大迫が食い込んできた事は間違いないと思います。


日本はファーストプレスが機能しているとなれば、次は中盤の守備が重要です。
この点に関しては遠藤の代わりに中盤を託された山口蛍が好パフォーマンスを見せてくれました。

【山口蛍の可動領域の広い潰し】
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局面は左から右へ攻めるオランダのビルドアップから。

ここでも大迫がデヨングへのコースを切りながらフラールからの展開を誘っていますが、
せっかくここまでお膳立てしてもこの次のパスに対して日本が中盤でしっかりと潰せない意味がありません。


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こういう場面で活きるのが山口のこの距離感まで寄せる守備の激しさです。
(試合ではここでボールを奪って日本のカウンター発動)

遠藤のアリバイ守備ではこうはいかないのが日本の守備における現状なのでなおさら山口の寄せは際立って見えてしまいました。

更にボランチがここまで可動範囲広く動けると前プレを試みる場面でも大いに役立つものです。

【オランダがGKまで下げたところに日本の前プレ】
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オランダがGKまで下げたボールに対し本田が積極的に追って出たので、代わりに空いたデヨングを山口がここまで高い位置を取って潰しています。

長谷部、山口のボランチコンビが敵陣のここまで高いエリアに進出する事は以前の遠藤を絡ませたコンビだとなかなか見られる場面ではありません。

勿論、遠藤不在のデメリットは主に攻撃面で大きく出るのですが(後述)、
香川と違い持ち場を守った清武の存在がロッベンを抑えていた事も併せて前半は特に守備でザックの狙いがよく機能していたと言えるでしょう。

それはつまりオランダで驚異となる「デヨングの散らし」とそこから発生する「ロッベン無双」というBADイベントを上手く避けながら試合を進めていくという狙いです。

その上でCBからの展開を高い位置で奪い、ショートカウンターに繋げるというのが前半のプランで
遠藤&香川をベンチに下げながらもオランダにとってみると日本が非常に「辛い」ゲームプランで臨んできた事で
バイエルン時代、ファンハール監督がインテルのモウリーニョにやられたようなやりづらさを覚えたのではないでしょうか。

ザックのカルチョ魂、本領発揮であります。


<世界はS級のミスを許さない>
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このように試合は序盤から日本が狙い通り主導権を握って進め、決定機も幾つか作り出していたのですが
何故か先制点はオランダに生まれてしまいます。

では前半13分に生まれたオランダの先制点を流れを追って検証していく事でその「何故か」をあぶり出していきましょう。


【オランダの先制点を検証】
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局面は左から右へと攻めるオランダのビルドアップから。

ここでも日本は狙い通り、大迫がデフライのドリブルを誘い、中盤より前のパスコースはしっかりと潰しています。

ここまではOK。


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ところが何を思ったか長谷部が一瞬デフライからのタテパスをケアするような動きを見せた事で
本来中盤で潰すはずのストロー男・・・もといストロートマンが空いてしまいました。

(ちなみにこの場面でデフライからのタテパスを受けられる選手はいなかったし、いてもそこはCBがケアするプランだったはず)


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長谷部が一瞬空けてしまった事でボールを受けたストロートマンに前を向く余裕を許し、
この隙がラフィー(ファンデルファールト)の裏抜けとそこに至るロングパスを誘発させてしまいます。

(ストロートマンの左足の精度は今季ローマの試合を見ているカルチョファンならご存知の通り!)


・・・で、このロングパスから例の内田の"やらかし"が生まれる訳ですが
このミスが生まれる過程を内田の視点になってカメラアングルも変えつつ検証してみたいと思います。


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↑の場面はストロートマンからパスが放たれる直前ですが、そもそも内田の身体の向きがボールとラフイーへ向いていません。

何故でしょうか?

それは長谷部がストロー男を完全にフリーにしてしまったせいで、
内田からすると自分の裏を超えた大外(レンス)へのパスも警戒しなければならなかったからですね。

厳しい事を言えば、本来前を向いたストロートマンが自由にボールを出せるこの場面では
一旦DFラインでオフサイドを取る事は諦めて吉田の斜め後方の位置取りからボールの出どころとラフイーを同時に見つつ横目でレンスを捉えられる身体の向きが正解だったかもしれません。


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で実際にストロートマンからパスが出されても内田はこれに背を向けているのでボールを視野に置く事が出来ません。


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慌てて内田がターンしますがボールに背を向ける方向のターンを選んだ事で一瞬の空白の時間、ボールロストの間が生まれてしまいます。

エンマサ「アマチュアターンだ!」
(スカパーユーザーしか分からんネタですいませんww)


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・・・で、ボールを視野から離していた時間があった為に内田はこのパスの落下点の見極めが遅れてワンバウンドを許してしまう事になります。

ただ・・・未だこの時点に至ってもまだ失点へと繋がらないルートはいくらでもありました。
例えばこぼれ弾は拾われてもいいから無理せずヘディングで前に跳ね返しておくという無難な選択などがそうです。

しかし内田は自身がベストの身体の向きを取れず落下点に入るのが遅れたこの場面でもなお
「オランダの攻撃を切ってマイボールにする」というリスクの高い選択をとってGKにヘディングでボールを渡そうとした為、ファンデルファールトに棚ぼたの先制点を許してしまう事となりました。


この失点を最初から振り返ってみると「長谷部の判断ミス」+「内田の身体の向き」+「内田の最終選択」という3つのミスが立て続けに重なった自滅の結果である事が分かります。

以前、コンフェデ杯イタリア戦のマッチレビューでも指摘させていただきましたが
世界のトップクラス相手にS級のミスを続けてしまうとそれは必ず手痛いしっぺ返しを受ける事につながる訳です。


ハッキリ言ってザックからすればほぼ完璧な対オランダ用のプランを考えて実行させていても
カルチョの視点から見ればこんな中学生レベルの稚拙なミスが3つも続いたら「ザックJAPANの守備崩壊(キリッ)」もクソも無いと思うんですよ(爆)

ただ、内田の「相手の攻撃を切ってマイボールにする」という狙い自体は決して間違いではありませんのでそこは勘違いしないようにしたいですね。

問題はどの場面まではギリギリまでリスクを追ってマイボールを追求し、
どこからはリスクを避けて安全に蹴り出すプレーを選択するかという判断が今後の課題でしょう。


<オランダの修正力>

とは言え、元々は長谷部が従来の狙い通りにストロートマンをケアしておけば生まれなかったはずの失点。
これを機に再び日本が序盤からのプラン通りに試合を進めていけば日本ペースに揺るぎはなく同点、逆転は充分に射程圏内のはずでした。

しかしオランダは前半の20分前後から、日本の「デヨング消し」と「CBのドリブル誘導」を見抜き、ビルドアップに修正をかけてきます。

【オランダのビルドアップ修正】
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局面は前半19分、右から左へ攻めるオランダのビルドアップから。

(*注 今回使用した試合画像は色々な方面から集めてきた為、左右のアングルが入れ替わっている物もありますのでご了承下さい)

ボールを持ったCBフラールがタテパスを出すような仕草を入れて岡崎を誘導します。


okaza1120-2.jpg

岡崎がこれに釣られたのを見てフリーになったSBのブリントへ


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慌てて岡崎がSBへ向かうと、ワンタッチではたかれてフリーになったデヨングに繋がれてしまいます。

1点を先行された日本がオランダの2CBに対し、
本田と大迫の横並び2トップで更に前からプレッシャーを強めてきたのを逆手にとったオランダのしたたかさが実に見事。

しかもこういう修正を試合中にベンチの指示なく、ピッチ上の選手達が自発的に行えるのが世界トップクラスの駆け引きなんですね。

これ仮に立場が逆だったとしたら、日本はハーフタイムまでCBからのビルドアップを拾われ続けていたと思うんですよねー(^^;


実際の試合ではこのあたりの時間帯から失点に落胆した日本の動揺にも付け込んでオランダがペースを握り返すと前半39分には追加点。

ファンデルファールトのサイドチェンジから恐れていたロッベン無双が発動すると
一度は長友と長谷部の2人で2対1の数的優位を築きながら日本中の視聴者が
「そこ切り返してくるぞ!」「中に切り返しだからな?」「長谷部!中!中!」「志村、後ろ!後ろ!」との叫びも虚しく
一番警戒していた形から失点してしまいました。○| ̄|_


<ザックの修正から生まれた日本の先制点>

一方この頃、日本ベンチではオランダがビルドアップの修正からペースを握り返し始めたのを見てザックがしきりにベンチから指示を飛ばしていました。

それは大迫&本田の焦れた前プレに引っ張られるように前傾姿勢となっていた岡崎に対し
「相手の揺さぶりに釣られずにしっかり後方の位置取りをキープして陣形を乱すな」というもの。

そして前半終了間際に生まれた反撃の狼煙となる日本のゴールは、まさしくこの指示通りに序盤の守りを思い出したような守備から始まっています。

【日本の1点目を検証】
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局面は左から右へと攻めるオランダのビルドアップの場面。

岡崎が我慢してSBのブリントをケアし続けた事でフラールからの選択肢はタテパス1本に絞られました。
これでCBの吉田も確信を持ってパスの出先に向かえます。

(オランダはCBのドリブルがリスクにしかならない事を察知して、その選択肢はもう削られている)


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ここで吉田がラフィー(ファンデルファールト)からボールを奪うと日本のショートカウンター発動。

長谷部からプルアウェイの動きで上手く外へ流れた大迫へ渡って日本が1点を返します。



その時、TVの前では日本中がこんな顔になっていた!↓
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さりとて、選手達が20分も立たない段階で自発的に修正をかけてきたオランダと
ベンチの指示から前半終了間際にようやく立て直し始めた日本との自力の差は依然として大きいと見ますが・・・。


<明暗を分けた交代カード>

ハーフタイム、なんとか1点差まで詰めた日本でしたが、守備とショートカウンターはともかく前半は遅攻の形がほとんど作れていないというジレンマも抱えていました。

勿論原因は司令塔遠藤の不在と岡崎、清武が守備を考慮して両サイドに張り付いた事で2列目の流動性が消え、
本田がデヨングにマンマークされる形で完全に潰されていたからですね。

そこでザックは後半、満を持して温存していた遠藤香川を投入。
中盤に展開力と流動性を復活させていきます。

一方のオランダ、ファンハール監督はパスの起点となっていたデヨングが負傷で交代。
仕方なく代わりに前半はSBだったブリントをアンカーポジションに移す苦肉の策に出ます。

ただでさえ前半終了間際のゴールで追い上げムードみなぎる日本は
主力を温存していたお陰で余力バッチリの後半なのに対し、オランダは明らかに泣きっ面にハチ状態。


すると後半はすぐに日本の交代策の効果が出て試合の主導権を握り始めます。
再び流れを呼び込んだのは交代出場した遠藤の展開力と香川の「間受け」でした。

【中盤で香川の間受けが復活】
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香川の中に入る動きとオランダ守備網の隙間を見つけるセンスが長友のオーバーラップも復活させて日本が主導権を握ります。

しかもオランダの右サイドはロッベンが髪だけでなく守備意識も薄いので常に香川か長友のどちらかがフリーになってしまうという構造的欠陥を抱えていました。


【本田が引いて空いたバイタルエリアに香川】
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更に日本はそれまでアンカーに張り付かれていたトップ下の本田が自分がマークを引きつけた後のスペースを使ってくれる香川がいる事で何度も2人の連携でオランダのバイタルエリアを攻略していきます。

試合を見ている誰もが「日本の攻撃が躍動しておる…」と確信していたそんな後半15分、遂に日本のパスワークが最高の形で結実します。

それは中盤の遅攻からJ2⇒シャルケ⇒マインツ⇒ロシア⇒シャルケ⇒鹿島⇒再びロシアと地球を1周半ぐらい回る形で繋がった美しいゴール!
(一体どこのアーセナルだ!?)


オランダ人「ジャポン半端ないって!」
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(*イメージ画像)

そのまま後半は終始日本ペースで進んでいきますが、トドメの3点目が取れずに惜しくも2-2のドロー。

とは言えテストマッチと考えれば最高の内容と言えるでしょう。


<天才 ジーニアスの苦悩>
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タイムアップの笛の後、ピッチ上で全ての選手が手応えを掴んだ表情を見せる中、1人こうべを垂れる選手がいました。

日本中の待望論を受けて招集されてきた柿谷です。

(ベルギー戦を見た今でこそだいぶ彼に対する印象は違いますが問題の根本は依然くすぶっていると見ます)

この試合では後半途中から文字通り「試合を決める」役割を任されての登場でしたが、
この日も日本中の期待に応える事は出来ませんでした。

僕は別に後半に訪れた"あの決定機"を外したワンシーンを見て彼を批判するつもりは全くありません。
(この日は大迫が決めて柿谷が外しただけで、別の試合では逆のパターンだって充分有り得ますからね)

そういう単発的なシーンではなく、遠藤×本田×香川によって蘇った中盤の流動性に全く絡めていない事が大きな問題だと思うのです。

それは例えばこんなシーンですね↓


【柿谷と周囲のズレ】
kakit1120-1.jpg

局面は後半、左から右へと攻める日本の攻撃。

山口からのパスを本田が受ける直前ですが、この時本田は首を振って前方を確認。

内田⇒山口⇒本田と横⇒横につないだ展開から、出来れば次はタテパスのクサビを打ち込みたいというのが世界のスタンダードであり本田の意識も当然それなのです。


kakit1120-2.jpg

・・・が、バイタルエリアとクサビに対する柿谷の意識は皆無で棒立ちのまま。

(ドルトムントに移籍したらCBフンメルスからだってこのタテパスのコースには出てくるんだぞ!(^^;)


kakit1120-3.jpg

仕方なく本田は大外の長友へパスを切り替えています。


このシーンに限らず、柿谷はここだ!と思う時に全く反応していなかったり
かと思えばまだ出し手がパスを出せない状況で早く動きすぎてしまったり(結果オフサイド⇒柿谷あるある)と
自分がどういう形でもらいたいかの理解の浸透と周囲に動き出しを合わせるアジャストがまだまだという感じ。

試合見ていてもそもそもどういう形でボールをもらいたいのかがよく分からない面もあり・・・↓

【柿谷のパスくれアピール しかし・・・?】
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局面は左サイドでボールを持った香川がゴール前を伺っている場面ですが、
オランダの大男2人に囲まれたこの状況で柿谷が両手を挙げて「パスくれ!」アピールをしても出し手としては出しづらいと思うのですよ。

コンパニ不在のベルギーからああいう形でゴールも取ったのでもしかすると柿谷はこれでゴールが取れるという確信があるのかもしれませんが、どうにも僕は世界で柿谷が…ひいては日本が得点する為にCBに挟まれた味方へ放り込むという形が得策には思えないんですよね。

C大阪では誰もがボールを持ったらまず自分を見てくれる戦術でそれは心地よいとは思うのですが、
そこから世界に出ていく為には周囲の選手にハッキリと「自分」をアピールしていかないと厳しんじゃないかと。

それこそ本田とか香川なんてまだずいぶん聞き分けの良い方で
中には世界トップクラスのマクレスターなんとかってチームに移籍したけど周りの選手がボールを持ったら全部ドリブルで縦に仕掛けてしまい聞く耳も持ってくれません…なんていうブラック企業もあるとかないとか…?(爆)


まあ、柿谷についてはまたベルギー戦のマッチレビューで改めて検証していきましょうか…という事で今回はこれまで。



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店長さんブログ更新いつも楽しみにしています!
いやー、今日も五時起きした甲斐がありました!カツ丼食いたくなりましたね(笑)
半端ない選手最高、本田選手を改めて信じていいんだな、っと思いながら充実の2連戦でした。
半端ない選手、山口選手といい新たな選択肢が増えたのもいいですね!
この2戦を振り返って店長さんにお聞きしたいことは二つです。
1、ザック監督は3バックを諦めたのか?
2、本田選手が出れないときの戦術は?
以上二点をどう思われますでしょうか。
宜しくお願いします。

いつも読ませてもらってます!サッカーの見方がだんだんわかってきたような気がしてて、以前よりも観戦が楽しくなりました。

松木さんの解説というよりほぼ感想に近い勝手なコメントに対する解釈について話して、試合後に盛り上がれるのも代表戦の魅力のひとつだなと最近思っています。今回も名台詞がたくさん生まれて僕みたいなライトなファンも試合はもちろん本筋とは関係ないところでも大変楽しめました。

ブログでもちょこちょこ取り上げられますがTwitterでの松木イジリは今後とも精力的にやっていっていただければと思います!笑

No title

いつも勉強になります。観戦中にこれくらいゲームの駆け引きが分かるようになるともっと見てて楽しめるんだろうなあ。このブログのおかげでちょっとずつサッカー観戦の視点が増えてきて今まで以上に面白く見れるようになってきました。店長半端ないって!(大西くん顔)

最後に出ていたマクレスターユナイテッドですが、あのチームもこういう戦術的な駆け引きって高いレベルで行われてるんですか?

私はあのチームの試合を見ると試合が終わった頃には死んだ魚のような目になってしまう病気なのですが(アーセナル戦は楽しかったです)、私が単にニワカなだけで店長から見るとすごい駆け引きや試合中の修正があるんでしょうか?

No title

いやぁ~、オレンジと赤の二連戦は燃えましたねぇ~。国民総逆フラグ発動なんじゃないでしょうか(笑)

大迫君ハンパないけど、中西君(でしたっけか?)の露出の方がハンパないっす。あの人一般人っしょ!(汗)

柿谷君って不思議なプレーヤーな気がします。彼、テクニックはカンストしてるけど、戦術敵には不器用な選手なのでは? 代表の試合でしか柿谷君を見たことないので分かりませんが・・・今後、そのイメージを払拭してくれる事を期待します( ̄▽ ̄)


ベルギー戦やその他親善試合のレビューも楽しみにしてます(・∀・)

素晴らしい分析!失点にも絡んでいないのに、巷では清武選手が「消えていた」として異様に叩かれていますが、守備のために張り付いていたという事実を完全に無視していますよね。

No title

はじめましてですが興味深くよまさせてもらいました!

日本の1失点目なんですが大迫と相手CBの距離ができてプレスに行くのが少し遅れて不安になったべーはせがストローを離してしまったんですね~。
長谷部ってこういうシーンが結構多い気がします、よくいえば責任感が強いのか。
で、なんで大迫が遅れたかっていうと相手がサイドチェンジしてたからで、
オシムじいさんが各駅停車やめろ!といってたようにDFラインでのサイドチェンジの重要性ってのを今更ながら感じました。
やっぱ原因があって結果(失点)があるんですよね。

2失点目は相手キーパークリアしたボールを山口が棒立ちで見ちゃってるのが一つの要因ですかね。そこに岡崎があわててフォローするも今度は当然岡崎のところが
空いてそこに山口が行くも、、、って感じで後手になってますね。
柿谷と一緒で世界相手の守備意識がまだ根付いてないんでしょう。Jリーグにあんな早いサイドチェンジするチームないからな(笑)
長谷部は戻ってますからね。
山口については出足はいいんだけどパスミスが多く(いつかポカしそう笑)、パスに気が利かねぇなという印象を持ちました。
というか貰ってから考えてる感じで出した相手に敵が寄せてきちゃうんですよね。
そこらへんはJリーグテンポというか、、、
あとフォローにいくなら確実に潰すということも徹底してほしい
彼はさっさと海外に出るべきだと思います。
それでも長谷部遠藤以外に使えるボランチが出てきたのは大きな収穫でしたね。

しかし大迫のプレスはうまかったですね。半端なかったです。
彼があれだけインテリジェンスを持った選手ってのは知らなかった
キャップ数も少ないのにあれだけできるってのはすごい!

No title

柿谷選手のクサビ意識もそうなのですが本田選手のバイタル管理も怪しい気がします
ベルギー戦のレビューでは個人的には色々怪しく見えたけど一部(?)では高評価を得ていたW酒井にも触れてくれると嬉しいですー

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No title

詳しい解説やっぱりタメになります!
柿谷、大迫がお互い結果を出していい競争になってるなと思います!

質問なんですが、店長目線で宇佐美はどう目に写ってますか??ドリブルはもちろん、パスも出来る用になって帰ってきたんですが。。シュート力は日本人のレベルを超えてるかと。
やはり呼ばれるかどうかは守備ですかね?

No title

更新ありがとうございます。
もっと書きたいこともあるのかなあと思ったりもしました(笑)


この二連戦、日本はよくやったなあと思います。
が、それでも目標はベスト16入りなのは変わりません。
(ウラで行われていた試合が半端ない)

この試合を純粋な一試合として見たとき、なぜオランダは後半からビルドアップが出来なくなったのか? が疑問として残りました。

デヨングが交代した後にアンカーとして入った選手に問題があったと(本職じゃない)言えば済むことなのですが、では具体的にどのような動き(例えばボールを受ける動きやスペースを作る動きなど)をするべきだったのでしょうか?

それともデヨングが交代した時点でドン引きロングボール戦術をするべきだったのでしょうか?(強化試合だからビルドアップを試したフシはありますが)

最後にストローは可哀想です(笑)
(香川でもなく本田でもなくロッベンでもなくこの試合で一番叫んだのはボランチの間を通した彼の縦パスでした)

更新ありがとうございます

山口はよかったですねー
あんなに潰せるボランチは日本ではぼくは初めて見ました。
ショートカウンターするには絶対必要なプレイヤーだと思うんですが、どうでしょうか?
ただやっぱりまだパスミス多いし、不用意なプレス、DFラインに吸収されてバイタル開けるのが多い気がするのは気のせいですかね?

日本はやっぱりドン引きサッカーではなく、点の取り合いになるサッカーの方がよさそうですね。

後半から遠藤投入は本戦でも使えそうで、期待してます。

ベルギー戦も良ければお願いします。

No title

どうも。いつも勉強させていただいてます。

オランダ戦、ベルギー戦は共に見応えがありました。
個人的な感想ですが、やはり1トップは大迫、GKは西川が今の日本の戦術には合うのかな? と。
柿谷を要らないと言う気はないんですが、主体的に使うにはやはり守備のいい大迫の方が安定はすると思うんですよね。
キーパーは難しいところですが、フィードの上手い(らしい)西川の方が、攻撃の組み立ては楽になる気がして。

オランダ戦直後は方々を見ても「清武消えてた、イラネ」という論調が多く。昔はそれを見てもそうなのかと思うだけでしたが、このサイトを見るようになってから「何故消えていた(ボールに触る機会が少なかった)のだろう?」と一歩進んで考えるようになりました。こういうオフザボールの動きというものをもっと掴めるようになると、また一つサッカー観戦が楽しくなるのだろう、と思ったり。実際、店長さんの解説で「なるほど」と思いました。

守備の不安は攻撃を優先してきた代償かも知れませんが、判断一つで防げる部分は一つ一つ、潰していってほしいですね。本戦まで後半年、まだ向上の余地はある、とポジティブに。

ベルギー戦も解説があるとのことで、期待しております。

コメント御礼

>にわかさん

1、ザック監督は3バックを諦めたのか?

諦めてはいないと思いますが、所詮スクランブルな局面におけるオプションに過ぎないでしょうね。

2、本田選手が出れないときの戦術は?

恐らく香川選手がトップ下になるかと思いますが、基本的にはそれによってチーム戦術自体が変わる事はありません。
ジダンが出れない時に代わりにピレス、ジョルカエフがトップ下に入るフランス代表みたいなもんです(笑)
恐らくチームの機能性は落ちると思いますが、いっそ2列目に香川、清武、斎藤で流動性を高めてみるのも面白いかもしれません。
それか山口、香川、清武、乾、柿谷でセレッソJAPANにしてしまうか(爆)



>松木半端ないって…さん

僕のツイッター上ではもはや松木イジリがお家芸のようになってきた今日この頃・・・・ww




>ナムルさん

>>死んだ魚のような目になってしまう

ワロタww 奇遇ですね、僕も同じ病気の疑いがあるので、そういう時はアーセナルとかスウォンジーの試合をお薬代わりに処方していますww

ちなみにユナイテッドの試合に細かい駆け引きは必要ありません。
「ルーニーとVペルシーがいるかいないか」それだけです(爆)




>北国のさん

柿谷についてはセレッソ方面からそもそも1トップが適性じゃないという意見も聞きますがクラブでも明らかにCFやってる気がするんですよねー(^^;
このへんは僕もまだ勉強不足なのでよう分からんのです(汗




>しまさん

清武選手は2試合連続の途中交代と、なんだか主力組を温存させる為の当て馬みたいな使われ方でこの遠征は気の毒でしたね。




>ジョンカビさん

コメントありがとうございます。
仰る通りDFラインでの横パスが各駅ではなく急行や特急だと、その分守る側のスライドが間に合わなくてどーしてもズレが出てきてしまうものですからね。

大迫のプレスはビスマルク、マルキーニョス臭というか・・・あのクラブの伝統を感じさせる巧さでしたね。



>のなめさん

ベルギー戦では特にゴートクの方が主役級のインパクトでしたからねww 色んな意味で(爆)




>シルバさん

日本にとってはFWの競争が激化するのはいい事ですもんね。
宇佐美はシュートに関する項目では日本人の中でもズバ抜けていると思いますが相手を背負った時のプレーとオフザボール、そしてやはり守備意識にまだまだ大きな課題が残っているように思います。





>わさび唐辛子さん

>>もっと書きたいこともあるのかなあと思ったりもしました(笑)

これ以上長いともはや誰も読まないですよww
まあ、腹八分というか最後削るぐらいが内容も締まっていい感じになる気もするんで(^^;

後半、オランダがビルドアップできなくなった一番大きな原因は日本がボールを支配したからですね。
サッカーとは相対的なものなので片方のチームが機能し始めれたら、もう片方は受身にならざるを得ず、ボールの奪い方も苦しい場面が増えて、そもそも悠長にビルドアップ出来る局面自体が減ってしまいますから。

データで見ても後半のオランダのパス本数は前半の半分ほどに減っていますが、その分日本のパス本数は倍増しています。




>まけれれさん

山口は使えるメドが足しましたね。ムラがなくなれば最近の長谷部が相手だったらレギュラー奪えると思いますよ。




>bottomlesさん

西川のフィード技術は川島を凌駕していますが、やはり大舞台での経験、DFラインとの連携、そしてシュートストップという総合力でまだまだ川島がレギュラーだと思いますね。

No title

今回も「楽しく」読ませてもらいました。
僕が持った印象の仕組みを解説してくれる、いつもの感じです。
カタイ事を大笑いしながら「楽しめる」いつもの感じでした。

物凄いエネルギーを使わないとこんな事は出来ないと思います。
お疲れ様です。
そして、ありがとうございます。

少しだけ主張をさせて頂きます。
「既に戦力として分かっている前田」←これって結構忘れられがちだと思うんです。
前田にはもう計算が立っているので、もっと上手は居ないか?って状況だと思います。
本番で「結局、前田」という可能性もあると思うんです。


それでは次も楽しみにしています。

「死んだ魚のような目になってしまう病気」

ナムルさんおもろーww

ユベントスの、後ろから繋ぎたいけどどうしても前プレに引っ掛かってしまう時、僕も似たような病気にかかっているかもしれませんw以前よりは少なくなったと思いますが。


選手それぞれの守備意識の解析、深みが出て面白いです。
大迫、攻撃面でもよかったですよね?  気の利いたプレーが多かったと思います。

ベルギー戦楽しみにしてます(^^)/

はじめましてですが、『アマチュアターン!』のところで通勤中、ニヤニヤが止まりませんwww

是非とも次の更新の際もエンマサフレーズ満載でお願いしますw

No title

揚げ足取るようで申し訳ないですが、最後のは長友じゃなくて高徳ですね。
長友は途中交代したので。

まあとにかくあの日程、あの時間で試合されると、身体がキツいよ、オレの(笑)。
岡崎は生え際もヤバいが、動きは益々光ってきたね。
とにかく底上げ大成功は喜ばしい。

記事upお疲れさまです。


二点目は素晴らしいパスワークでしたね!

日本てモウリーニョのチームからしたら大好物だろうなと思うんですが(笑)
モウリーニョのチームみたいにリトリートでの守備からカウンターが鋭いチームってW杯出てるとこでありますかね?

No title

初めまして。いつも興味深く見させてもらっています。
ブラジル、ウルグアイ、イタリア、メキシコと言った辺りと今回のオランダ、ベルギーとの最大の違いはサイドの使い方ですかねえ。

前者はサイドからの攻撃を多用し、守勢に回ると脆い日本のサイドを起点に攻略してきた。その一方でオランダやベルギーはフィニッシュの手前でサイドに開くことはあっても全体的には中、中で日本を攻略しようとした。SBに関してはオランダもベルギーもそこまでのビッグネームはいませんのでサイドで組み立てることはほとんどない。

その差が結果にも繋がっているように思います。サイドで押し込める展開になれば日本は強い。サイドの攻防が本番の時にもポイントになるのかな。

中二日でターンオーバーせざるをえなかったことが、吉と出ましたね。
これは、これまで控えだった選手の頑張りによるものですね。
大迫でも柿谷でもいいんですが、選択肢が増えることはいいことです。
それに加えてもう一つ、W杯のような短期決戦で必要なのは、ラッキーボーイの出現ですね。
誰か「持ってる」奴、出てこいや〜!

No title

内田はインタで「ちょっとかなり迷った」と言っていたようですが、あのヘディングではなく、その前の大外レンスを捨てるかどうかでまず「迷った」のでしょうね。
左利きのラフィーの「前」に入っていった吉田の動きも疑問。ラフィーはニアへ入ると見せてプルアウェーするつもりで、ボールもそういう感じで吉田の裏へはいってきました。
おっしゃる通り、内田がレンスを早く捨ててカバーに入ればよかったのでしょう。
まあ、相手のミスとDFの隙間狙いという同じ動きで大迫が取り返しましたから、五分五分で良しとしましょう。
442ブロックは本田のポジションと2DHの連動が難しくて結構危なっかしいのですが、大迫が意外に「解ってるの」ので、本番までには応用問題もこなせるよう、監督に鍛えてもらいましょう。

No title

内容は大変面白かったんですが、いつもマンチェスター・ユナイテッドをウイイレの偽名マクレスターでいじるというネタだけ気になりますね。マンチェスター・ユナイテッドはライセンスがあるのでマクレスターじゃありませんw

シティはマクレスター・シティでした。しかし、ウイイレ2014ではそのシティの名前も変わり、なんとマン・ブルーという名前になってました!(驚愕ッ

No title

レビューを今回も楽しく拝読しました!
いつもながらの華麗な分析、素晴らしいと思います。
単なる技術的なミスと思われるところも、その中に選手の判断ミスがあり遠因が存在するんですね。
チーム全体でのビルドアップの意識は高まってきたように思いますので、あとは守備の組織をどのように構築するかでしょうか?
大迫がFWとしてザックから求められる攻守のタスクをこなせる資質があるとわかったことは良かったです。
また、後半限定であれば遠藤もある程度の運動量を実現できるということがわかったのは収穫ですね。
疲れてプレスが弱まってくる頃に遠藤が入ってくるのは本当にいやらしい!

あと、個人的に質問なのですが店長さん的には川島と西川のどちらに魅力を感じますか?
セービング能力なら川島、ビルドアップなら西川ですがチームとしてどちらの方が機能しますかね?

No title

ドルトムントかどうかはわかりませんが、柿谷選手はやっぱり海外移籍した方がいいと思いますか? そうなればシノマリさんと共演するライバルが減っていいかもしれませんね!w

本大会まで連携を向上させるための時間がちょっと足りないかもしれませんね・・・
どちらにしろ移籍なんかはブラジル大会以降になる気がします。

No title

いつも楽しく拝見させていただいております。私もだんだんとサッカーの見方が変わってきた気がします。
ボールよりもフィールド全体を見渡すようになりましたね。通ぶりだして得点や失点シーンに一喜一憂しなくなりました(笑)

日本の1失点目での内田の対応や2失点目の長谷部の対応を振り返ってみると、自分よりも後ろの敵を気にして、マークしなければならない選手をフリーにしてしまう日本人の癖?が出てしまったように思います。

これを見て3年前のアルゼンチン戦後に内田が監督に『後ろのことは気にせず、前にアタックしろと言われたおかげで割り切ってプレーできた』見たいな内容の発言を思い出しました。

特に1失点目の場面では逆サイドからのボールに対してSBは一番端の相手は捨てて中の選手を監視するのがザックさん(イタリア式)のやり方だったはずです。

今回の遠征2連戦では攻撃面においてサイドを広く使う本来やっていたサッカーを思い出したとの記事をよく目にしますが、守備面に関してはまだ本来の決まり事が守れてない、忘れてしまっているのかなと感じています。

無駄な失点を繰り返さないためにも基本を見つめ直すことも重要ですね。

No title

店長いつも楽しく勉強させていただいてます!
ネットニュースの戦略・戦術的な解説に不満でしたので、最近このブログのことを知り「これだ」という感じで、毎日のように拝読しておりますw
文章もとても面白くて分かりやすいです。

おかげで、ザック監督がなぜこのメンバーを選ぶのか理解ができ、ますます代表戦が楽しめるようになりました。
(比例してザック監督へのリスペクトもUP)

ザックジャパンは仕上げの時期に差し掛かってきて、成果が出始めたんじゃないかと思ってます。
試合ごとの結果に一喜一憂せず、任せた以上は信じ切る姿勢を見せる日本サッカー協会も頼もしいですね。
W杯後、監督が退任されるとしたら、ここまで高めてきたものがローマのように上手いこと引き継がれるといいのですが、
店長には監督候補のお心当たりはありますか?

ベルギー戦も楽しみにしてます!

コメント御礼②

>テツさん

>>本番で「結局、前田」

これ僕も結構あるあるだと思ってるんですけど、
そうなったら日本中がひっくり返るでしょうね(笑)



>トムさん

>>ユベントスの、後ろから繋ぎたいけどどうしても前プレに引っ掛かってしまう時

キエッリーニとかキエッリーニとかキエッリーニですね。
分かります。





>いーけーさん

エンマサネタを分かってくれる人がいてよかったです(笑)





> 名無しさん

あっ、そうでしたね!確かにこの時間帯は交代してましたか、スイマセン(^^;





>ダイヤモンドサッカーおじさん

朝5時キックオフは正直勘弁ですね・・・(^^;





>bbさん

むしろW杯では多くのチームが引いてカウンターが主要になるはずです。
4年に一度のトーナメントですから無理もありませんが。

ドイツやスペインが例外なだけで、あのオランダですら2010決勝は完全なカウンター狙いですし、王者ブラジルもここ数年はずっとそうですからねー。





>名無しさん

オランダはDFが二流だし、ベルギーもSBの人材不足でCB4枚並べているようなチームでしたからね。

逆にマルセロみたいなのがいると日本は押し込まれてしまいますが・・・。




>onelove2pacさん

ラッキーボーイ=2002稲本とか2010=本田みたいな選手は日本が勝ち上がる為に絶対必要ですな!





>Marioさん

内田も結構難しい判断を迫られていましたよね。
それでも最後はセーフティな方の選択をして欲しかったですが・・・(^^;

仰る通り大迫の守備センスがいいのは収穫でした。





>ハンクさん

ウイイレ最新作でそんな動きがあったとは・・・!!

情報提供ありがとうございます(笑)






>爪楊枝さん

仰る通り、スーパーサブ遠藤は面白い戦術オプションですよね。

GKについては大一番の経験を重視して川島レギュラーの西川が第二でいいと思いますよ。





>メヒーシャさん

柿谷もドイツから年賀状は出せませんからね(笑)

ただ現実的なところではW杯以降でしょうかね、移籍も。




>名無しさん
日本人のマークはどこかを捨てる思い切りが足りないんですよねー。
どっちも抑えようとして結局中途半端な対応に・・・が定番です(^^;




> 超大型小人さん

コメントありがとうございます!
ザックの後任については取り敢えず日本人路線に戻すのは勘弁願いたいものです(^^;

僕の希望はもちろんビエルサですが、イタリアという路線を続けるならデルネーリとかどうでしょう?(汗

No title

今さら去年のネタにコメントするのもあれなんですけど
この試合を1試合通してみると山口の小さくない欠点が見えてしまったというか。
山口って自分の背後の裏の注意が離れやすいところがありますよね。。
失点のシーンも元はと言えば山口がファンデルファールトから目を離していなかったら内田がわざわざレンスかVDVかで悩む必要もなかったと思うし、VDVも諦めて他の場所に行ってたと思うんですよね。

で、たまたまかと思ったら何度か自分の背後をするする通られて、3列目と最終ラインの間に入られてるのに山口は察知していない、察知していても肝心な時に
意識がボールの方向に行ってたりするんですよね・・

自分より前に居る選手に対しての寄せの早さの代償なんですかね。後ろへの警戒が薄くなってしまうのは

Re: aceさん

もしかして最近またこの試合を見返したのでしょうか?
だとしたらかなりのへんた・・・(爆)

山口に関しては前に強いのとまずボールを潰すという意識が他の日本人には無いのでまずそこを買ってあげたいなと。
前に出れば当然裏は空くし、ボールへ行ける推進力はボールに対する意識の高さの裏返しなので、彼の年齢を考えたらその内いいバランスになってくるのではないかと。

とにかく日本のボランチ含めDF陣はとかく「ディレイ、ディレイ病」なんでね・・・(^^;
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