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「ショットガン」対「0トップ」 ~ユベントス×ASローマ~

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<「ショットガン」対「0トップ」 ~ユベントス×ASローマ~

「セリエAはお忘れですか?」

一部のセリエクラスタからそんな声が聞こえたような気がしたので改めて確認してみたところ
何と最後にセリエAを取り上げてから既に丸2ケ月半が経過しているではないですか・・・!

ただ、今思い出したようにセリエAを取り上げると今度は逆に
「結局お前も本田でイタリアを思い出したクチか…」と思われるのが癪なので
敢えて今ユーベ×ローマの試合を取り上げてみようと思います(爆)

…否、むしろこの2ケ月半でセリエAがどのような動きを見せていたのかを確認する上でも
この首位決戦は外せないビッグマッチと言えるでしょう。


実はこの試合、戦術的観点で見ても
ピルロをQB(クォーターバック)化させたユベントスの「ショットガンフォーメーション」
CFに置いたトッティを自由に動かす事で「0トップ」の状態を作り上げるローマとの非常に興味深い一戦でもあります。


【ユベントスのショットガンフォーメーション】
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↑の図のようにピルロをアメフトで言うところのQB化させ、
そこからタッチダウンパスを狙うのがユーベのショットガンフォーメーション。


【トッティの0トップ】
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↑一方のローマはCFに置いたトッティを中盤に降ろして起点とし、
パスの受け手が彼を追い越すようにランニングを仕掛ける戦術。


どちらかと言うと選手全員が均等にタスクをこなす全員サッカーが主流になってきた昨今、
チーム戦術においてこれだけハッキリとしたキーマンがいて、
そこから逆算して作られているサッカーというのは非常に希なケースとなってきました。

ピルロとトッティ。

彼らは近代サッカーに「90年代」の香りをほのかに運ぶ貴重な遺産と言ってもいいかもしれません。
よりスピーディーになっていくゲームにおいて、1人独特のリズムでタメを作ったりテンポを変えたりする存在は
うまく活用すればまだまだ大きな武器となり得る事でしょう。

実際、ビジャレアルのカニや横浜マリノスの中村俊輔など
今このようなタイプのプレイヤーに再び脚光が当たり始めているのは面白い現象ですよね。


<両雄、相まみえる>

さて、ここで話をこの2ケ月半におけるセリエAの動向に移しますと
開幕10連勝で首位を快走していたローマが失速。

原因は戦術のキーマンでもあるトッティの離脱で、以降整備された守備は相変わらず機能しているものの
点が取れずに勝ちきれないゲームが増えてきました。

結果、未だに無敗ながらトッティ不在の7試合で【5引き分け】と勝ち点1ゲームが響いて首位から陥落しています。

そのローマに変わって首位に立ったのはやはり王者ユベントスでした。

彼らの強みは既にコンテ体制3年目というチームの熟成度であり、
もはやピルロがいなくても大きくチーム力を落とさない安定感があります。

ただ幸いにもこの試合はトッティも復帰して双方役者が揃った中での首位決戦となりました。


【ユベントス×ローマ】
ROMAJYUBE.jpg

さて、予想通り両チームともほぼベストメンバーが顔を揃えたオーダー。
故に最初のポイントとして見たいのはメンバーではなくフォーメーションの噛み合わせの方になります。

中でも試合展開に大きな影響を与えたのが「多分、ローマの前プレは無理っぽいぞ」と思わせる4-3-3と3-5-2の相性問題ですね。

つまりユベントスのビルドアップ時を想定した場合、
この3バックにローマの3トップが前プレを仕掛けるとこういう事が起きます。↓

【"前プレ出来ないローマ"のロジック】
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4-3-3と3-5-2の中盤センターは3対3の均衡が保たれていますが
ユーベの3バックにローマの3トップが前プレをかけてしまうと両脇でユーベのWBが空いてしまうんですね。

ここを抑えようと思ったらローマはSBをこの位置まで上げなければならないんですが
そうすると今度は最後尾でユーベの強力2トップ(ジョレンテ&テベスは今セリエA最強)に対して
2対2で守らなければならない状況が発生してしまうので、つまりこれは前プレ不可って結論に落ち着く訳ですな。

【ローマの前プレとユーベのビルドアップ】
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↑実際の試合から、これユーベボールのキックオフから一旦DFラインまで下げられたボールに
ローマの3トップが思いっクソ前プレをかけていく場面なんですが・・・


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3バックから両脇のWBに展開されるだけでアッサリここが空いちゃうんですよ。

なのでキックオフのこの攻防を見ただけでもその後のローマの修正も自然と読めますよね。


【全軍!一時後退せよ!】
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「全軍!一時後退!」って、まあ要するに自陣に引いてリトリートするしかないでしょう。

実は今季のローマの守備自体、一度相手に前を向いて運ばれかけたら
思い切ってトッティまで自陣に下げたリトリートに切り替える趣向が強かったので
これ自体リュディガルシアからしても大きな誤算という訳では無かったはず。

↑の構図で面白いのが対ユーベ戦ではどこのチームでも重要な役割となるピルロ番にトッティが付いている事ですよね。


【リトリートに切り替えたローマの守備】
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ボールがこれだけ離れた逆サイドにある場面でもトッティはピルロにピッタリ張り付いてますね。(ピルロ番)

奇しくも両チームにおける戦術のキーマンであり、
この試合の勝敗をに握るであろう2人が直接マッチアップする構図となりました。


<トッティを消すピルロの巧みな守備>
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さて、トッティがピルロをマークするという事は攻守が入れ替われば当然、
今度はピルロがトッティを見る関係になる訳ですね。

こうなるといよいよ試合は両者のマッチアップが大きな焦点となってくるのですが
ユベントスはピルロの守備を上手く利用してローマのキーマンを試合から消していきます。


【バイタルエリアの番人】
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局面は右から左へと攻めるローマのデロッシがボールを持ってバイタルエリアへ降りてくるトッティへのクサビを狙う場面です。

これに対してユーベは赤丸で囲った3枚の3センターがバイタルへパスを通させないよう中を閉める訳ですが、
ここで肝となってくるのが守備時にも発揮されるピルロのルックアップ力なんですね。

↑の場面を見ても分かる通りボールが自分の前にある局面でも小まめに首を振って背後で間受けを狙うトッティのポジショニングを確認。

トッティもユーベの中盤が前を向いた状態(つまりトッティには背中を向けている)なら
巧みに隙間に入ってタテパスを受ける事が出来ますが、
このように背中にまで気を配られてしまうとパスコース自体が消されてしまいます。


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するとローマはアンカー(デロッシ)からトッティへ直接打ち込むクサビは無理と判断。

一度サイドにボールを振ってユーベの中盤を引っ張り出す狙いに切り替えます。
(ここではポグバを引っ張り出す狙い)


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ポグバが引っ張られた事で、それまでポグバが守っていたエリアに今度はピルロがスライド。

次にピルロがそれまで守っていたエリアに本来ならビダルがスライドするのが基本なのですが
ここではややビダルが離れたポジショニングを取っていた為、即座にスライドするのが難しい状況になっていました。

こういう時、ユーベは2トップの内のどちらか1枚を中盤まで下げてその穴を埋めるメカニズムが浸透しているので・・・


pirukanshi0116-4.jpg

このようにピルロが寄せてそのカバーをプレスバックしたジョレンテが担う連動がほぼ完璧に行われています。
これだとローマはいつまで経ってもトッティへのタテパスが打ち込めず攻め手が見つからない状態。

セリエAで無敵を誇るユーベの何が強いのかって、
このバイタルを使わせない中への絞りがチームとして完璧に機能している点なんですね。

現代サッカーが益々「バイタルエリアを巡る攻防」に特化していく流れの中で
この肝となるエリアを相手に使わせないチームが勝ち点を稼げるというのは至極ロジカルな結果だと思うのです。

リーガやプレミアの派手な打ち合いもいいんですが、
普段あまりセリエAを見ないという方も是非一度ユーベの3センターが見せる横へのスライド美だけでも注目していただけると充分お金が取れるエンターテイメントだと気付いていただけるかと。

特にバイタルエリアの番人と化しているピルロの首振りと
タテパスをインターセプトする際の巧みな読みはそれだけでご飯3杯ものです(笑)


<テベスとかいう名の化物>
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トッティが消された事で攻め手を失ったローマですが、
ならユーベも同じようにピルロを徹底マークで消してしまえば五分の展開に持ち込めるだろう…というとそうもいかないのが王者ユベントスたる所以。

では実際の試合からピルロをケアするローマとそれをものともしないユベントスとの攻防を検証していきましょう。


【ピルロが使えなくても・・・】
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↑は左から右へと攻めるユベントスが3バックからビルドアップを図る場面。

ローマはトッティがピルロ番として張り付いていますが
コンテ体制3年目となるユベントスはショットガンの銃口がピルロだけの単発ではなく複数に増えているところにその妙があります。
(3バックの展開力はこの3年でだいぶ鍛えられました)

具体的に言えば3バックからピルロを経由せずに直接トップへタテのクサビを打ち込めるようになっているんですね。
なのでここでもユベントスはマークされているピルロを飛ばしてタテパスを入れます。


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そしてこのクサビを可能にしているのが二つ目のポイントとなるテベスの加入です。

そのテベスですが、彼は身体と身体をぶつけてマイボールの空間を奪い合うアルゼンチンサッカーの象徴のようなプレイヤーと言っていいでしょう。

↑の場面での身体の使い方も「いかにも南米だな~」という巧さで
DFを背負いながら尻を使って幅を確保しボールに触らせません。

彼の加入によってユベントスはトップへのボールの納まりが格段に向上し、
ピルロに頼らないパスルートもより強固なものへとなりました。


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テベスはファーストタッチで自分の足元にボールをコントロールすると
今度は腕を使ってDFをブロックしながらパスの体勢へ。


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これでユベントスはDFのクサビから一度中に起点を作って外へという展開ルートをピルロ抜きで確保出来ています。

つまりユーベは例えピルロが抑えられたとしても次のプランBがあるのに対し、
ローマにはトッティを抑えられた際の有効な攻め筋がまだ固まっていない段階なのです。

ここがコンテ体制3年目の熟成されたチームと
リュディガルシアが今まさに作り上げている最中のチームとの差と言えるのではないでしょうか。

それは守備でも同様で前述したユベントスの3センターによる「バイタル封鎖」
ローマのそれとを比較しても明らかです。


【クサビに対するローマ3センターの対応】
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局面は左から右へと攻めるユーベの攻撃をローマが4枚のDFライン+3センターでいかに抑えるかという攻防から。

ローマのバイタルエリアでは先程のトッティ同様、間受けを狙うテベスがいますが
さすがのピルロと言えどもここから中を通すのは不可能なのでローマもそうしたように一度ボールをサイドへ展開。


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この隙にテベスが動き直して3センターの脇からタテパスをもらおうとしていますが
ここでのローマの対応はユベントスの3センターと比較した場合、
まず誰も首を振って背中で起きているテベスの動きを確認していない事が決定的な差です。

そしてシステム面で見ても基準点がトッティの1トップだったローマに対し
ジョレンテとテベスの2トップを敷くユーベは起点が2つあってそもそも抑えづらいという難点もありますね。


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ポグバからタテパスを受けられる!と確信したテベスのこの「くれくれ!」の待ち方www

先程と同じようにDF(ベナティア)を背負いながら背中と尻で壁を作っているので
ここでタテパスが入ると後ろのDFはまたボールに触れない…という焦りが生まれているに違いありません。


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サッカーにおけるディフェンスで最も重要なのは「焦らない事」です。
DFがオフェンス側にやられる際の一番多いパターンが焦れて一発で飛び込んだ結果、まんまと裏をとられるケースですね。

↑の場面ではこれまでのテベスのプレーから「一度パスが足元に入ってしまったらコイツからボールを奪うのはノーチャンスだ」という刷り込みがDFに植えつけられていた為、
守る側からするとテベスからボールを奪うには【パスを受ける前にインターセプトを狙うしか可能性は無い】という心理状態に追い込まれていたと推測出来ます。

よってベナティアはこのタテパスに対し前に出てインターセプトを狙いますが
テベスはこれを「待ってました!」とばかりに半身でベナティアをブロックしながら
ボールが自分の横を抜ける直前にDFと入れ替わる狡猾さ


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インターセプトを狙って前に重心が出ていたDFはもう修正が効きません。
(前につんのめって転倒)

結果、フリーでボールを受けたテベスがゴールへ向けて突進…という一番得意なパターンに持ち込んでいます。

このストリートサッカー仕込み特有の背負ったDFとの駆け引きと身体の使い方、
南米サッカーの真髄ですよね!


…とまあ、確かにテベスは異常なFWなんですが
だったら尚の事、ローマはこのタテパスを簡単に入れさせてはダメなのです。

そもそものクサビに対する中央の閉め方がユーベの3センターと比較するとまだまだなんですよね。


では最後にこの試合で見せた彼の真骨頂とも言えるプレーを一つ取り上げてみたいと思います。

【テベス無双】
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局面は左から右へと攻めるユベントスのDFから、ここでもピルロを経由せず直接トップへ打ち込むクサビの流れ。

(ローマはこれを入れさせたらあかんねん・・・)


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クサビを受けるテベスは背後から寄せるDFの気配を感じているのでここでもターン一発で入れ替わる上手さ爆発。

(もうこのテベスとかいう化物語にクサビ入れられたらほぼ終わりやんwww)


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…で、すぐに横のビダルにボールを預けてパス&ゴーで今度は裏抜け


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この裏抜けにはDFが慌てて戻ってきてカバーに入ると
今度はその動きを逆手にとってテベスは戻りながらボールを受ける動き直し。


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戻りながら受けるテベスにはデロッシがカバーに入るも
背負った状態のテベスがボールを奪われる事はほとんど無いと知っているビダルはリターンを信じたパス&ゴーでもう動き出している。


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狙い通りテベスからの落としをもらったビダルからジョレンテへ


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するとビダルからジョレンテへのタテパスが出た瞬間、
テベスが三度目の動き直しで今度はジョレンテからの落としをもらうフォローを入れている。


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残念ながらジョレンテの落としが少しズレてしまったので
当初落とし⇒そのままシュートを狙っていたテベスだったが左のアサモアへのパスに切り替えた。


さて、改めてこの一連のプレーにおけるテベスの動きの経路とボールへの関わり方を図にするとこうなります↓

【テベス無双し過ぎワロタwww】
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よくDFの視野から外れる為の弧を描くような動き直しをプルアウェイなんて用語で呼びますが
テベスの一連のプレーは何度も弧を描くように動き直しを入れつつ
その道中で2度3度プレーに連続的に関わって動く⇒受ける⇒はたく⇒動き直す⇒受ける⇒を繰り返すモビリティーに溢れています。


試合では前半14分にデロッシがこの化物に切り返し一発で振り切られると
フリーでフォローに入ったビダルに繋がれてユーベが先制。
(このテベス×ビダルのラインは最近益々怖さが出てきたな・・・)

その後は落ち着きを持って自陣に引いてローマを待ち受けるユーベと
そもそもローマもシステムの噛み合わせ上リトリート守備を選択(前述)しているので試合は実にカルチョらしい膠着状態へ。

こういう展開で試合を決めるのは・・・そう、往々にしてセットプレーですよね。

という訳でここでも王者が一枚上手のところを見せつけて
後半開始直後の時間帯にセットプレーからユーベが追加点を決めてしまいます。

最後は二点差をつけられた上に有効な攻め手も見い出せないローマが焦りから退場者二人を出す自滅で
終わってみればユーベが3-0の快勝。

当たり前っちゃ当たり前ですが、まだまだチームの完成度が違うなと思わせる試合内容でした。


<王者ユベントスを倒すには?>
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では最後に【じゃあこのユベントスを倒す有効策は何か?】を考えて締めにしましょう。

今回の試合ではそもそものチームの完成度に違いがあった事が勝敗の主要因ではありますが
ローマもローマでそんなユベントス相手に少し正攻法で崩す事にこだわり過ぎた感は否めません。

まあ、そういうサッカーを志向してきたのが今季リュディガルシアが作っているローマの良さでもあり開幕10連勝を支えた強さでもあるんですが、
ハッキリ言ってあれだけバイタルエリアの閉鎖が上手いチーム相手に「パスで崩し切る」のはかなり確率の低い攻めになります。

「じゃあどうすりゃいいの?」っていう話になるんですが、
この試合でもローマで一番効いていた攻め手がジェルビーニョのゴリゴリ行く単独突破だったように
ユーベのロジカルなディフェンスってのは案外ドリブルでゴリゴリ来られるような攻撃に脆さを見せる事があるんですよね。

まあ、これはバイタルの番人であるピルロがパスのインターセプトには滅法強い反面、
ドリブルで来られると身体で止め切れないという弱さを持っているからでもあるんですが…。(^^;


CLの対マドリー戦を振り返ってみても
コンテは相手のロナウド、ディマリアという両サイドの強力アタッカーに対し
セリエAではほとんど見られない4バックを採用してサイドに厚みを持たせ、
必ずマドリーの両ウイングがボールを持った時は2対1の数的優位で対応するというロジカルな解決策を提示してみせました。

ところが肝心の試合では2対1で対応してもロナウドとディマリアの突破を止める事が出来ずに敗れたという例もあります。

対応した選手達からすれば「なんやコイツら・・・こんなエゲつないドリブラーはセリエAにはおらん(涙目)」って感じで、
まあ個の力で打開出来るアタッカーってのはいつの時代も一番高額で売買される故、
今のセリエAにはそういう【理(ロジック)を個の力で覆す怪物】みたいなのはほとんどいないのが現実です。

故に現在のカルチョってのは個々の駒の良し悪しよりいかにチームとして有効なロジックを持って戦えるかの知恵比べみたいなところがあるんですが、ユーベの守備はそういうセリエAでは鉄壁を誇っても欧州の舞台に移ると必ずしもそういう相手ばかりじゃないぞ…という一面もある訳で。


【対ガラタサライ戦の失点シーン】
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↑の試合はユーベのグループリーグ敗退が決定したCLガラタサライ戦から
ユベンティーノは「もう二度と見たくねえよwwっ」ていうシーンを取り上げてみたいと思います(爆)

状況を補足しますと引き分けでもグループリーグ突破が決まる最終戦でスコアは0-0のまま後半残り5分の場面ですね。

まあそもそもこんなピッチ状態でサッカーするなよwwwっていう根本的な疑問はさておき、
とにかくガラタサライの攻撃は「バイタル?ピルロ?何それオイシイの?」って感じで
こっから中盤を飛ばしてドログバ目掛けてドーン!と蹴っ飛ばすという…よく言えば豪快な、悪く言えばアバウト過ぎる代物。


garata3.jpg

しかーし!(マルカトーレ青島風)
ドログバの尋常ならざる跳躍力によってこれが立派なパスとして繋がってしまうと・・・
(にしてもドログバの空中到達点www)


garata4.jpg

落とされたボールをスナイデルがドゥーン!と打ってジ・エンドな訳ですよ。

ガラタサライの攻撃自体は何の事はない
DFラインからバーン!と蹴ってドログバがドーン!と落としてスナイデルがドゥーン!
パス2本で得点ですからねwww
(戦術ドログバ万歳!www)

セリエAでも唯一黒星を喫したフィオレンティーナ戦ではクアドラードとホアキンというドリブラーがいたという事も併せて、
なんとなくユーベ攻略の道筋もここから見えてきそうな気がしませんか・・・?



【参考画像:ガラタサライ戦後のコンテ監督】
oosako.jpg
コンテ「ドログバ半端ないって!タテポンのボールめっちゃ高く飛びよるもん!
セリエじゃそんなん出来ひんやん普通!」




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No title

アーセナル+ローマのファンにこの二連続はキツイ…

ナインゴランが移籍して馴染みすぎなくらいでしたので、
これからを楽しみにします!

CL権の確保を目標に頑張ってほしいです。

店長さん、お疲れさまです(^^)

結構長い間セリエを放置したのは、またセリエ強化月間を始めるからですね?(ゲス顏)


足元にはテベス、浮かせたボールにはジョレンテ、去年まではヴチニッチを抑えればまだ対応策はあったものの、2人となると相手は厄介ですよね(^_^;)
(去年もベント○ーとか言う電柱がいたのは気のせい?)
テベスといい、スアレスといい、いろんな場面に顔を出すストライカーは貪欲にゴールを考えているからこそ多くのボールに絡むのでしょうね


リーグとCLの結果が違うのも妥当なのかなと、今回の記事を読んで改めて認識させていただきました



リーグではほぼ無敵なユーべ
それゆえに気の緩みもあったのかもしれません
戦術面で普段とは大きく違うサッカーをしてくる相手に苦戦
これは選手はもちろんのこと、コンテ(監督として)自身の国際経験の不足も大きな原因の一つなのかなと

昨年ほどではないものの、安定した強さでCL圏内に位置するナポリ
経験豊富なベニテスに加え、レアルから3人も戦い方を知っている選手を補強
惜しくも負けましたが、相手に去年のファイナリストとプレミア首位のチーム相手に、素晴らしい結果でした

リーグは苦戦、クラブの内部までゴタゴタなミラン
しかし、セリエ勢で唯一決勝トーナメントに進出
これは何年も継続してCLに出続けて
いることが強みだと思います
あとはリーグで培った我慢強さ?w
セルティックもアヤックスも国際経験の豊富さはミランと同じかそれ以上、リーグでも好調なのですから、そのチーム相手に勝つのは用意ではないはず
じゃあ何でリーグで勝てないかって言われたら本田が救世主になる為の地ならしなんじゃないかとw

今季のユベントスは、テベスを取ったことによってイブラがいた頃のミランのような攻撃をするなーと思っていました(ビダルがボアテング的な)。ですがこうやって見ると運動量が違いますね。

今季はずっとミランを応援してたので、これぐらいバロテッリも動けると得点出来ますかね?あとミランの不調は何が原因だと思いますか?

テベスとビダルは(ジョレンテも)ワシが育てた

これがプレミアで鍛えられた男達ですよ!!w
アグエロ、テベス、スアレス、ファルカオ彼らのような駆け引きが上手いストライカーは、見てて面白いですよねー

更新おつかれさまです

ユーベはほんとにいいチームになりましたよね
セリエでは無敵状態ですし
今季はELに回ることになりましたが来季以降欧州でも勝てるチームにコンテがどう仕上げていくのか楽しみです(^^)
システムはやっぱり433とかにするんですかね?


戦術ドログバ…
2年前の事なのに懐かしく感じますね(笑)
来季には戦術ルカクになってるかもしれませんが(笑)
テリー対ドログバなんて楽しみですね(^^)

ユーベの堅守はMFのバイタル封鎖がキモというお話、納得です。
堅守の要因を3バックの強さに求める論調が多いのですが
バルザーリはともかくボヌさんやキエッロさんはちょいちょい危なっかしいので
イマイチ信用できないんですよねw

しかし熟成されたビルドアップ時のメカニズムを考えると
安易にワールドクラスを補強すれば良いと言えないのが悩ましいところです

いつも楽しく読ませてもらっています(^-^)

緻密な戦術、メカニズムも圧倒的な個に粉砕される。

これもサッカーの面白さですね(*^^*)



それにしてもドログバは相変わらず、化け物ですね、、、。

マヤ、今ちゃんで大丈夫だろうか(゜.゜)

今月のフットボリスタにユーべがCLでもあれだけチャンス作れてたのに敗退したのはテベスが決めないせいだみたいな事が書いてあって、テベスはCLでプレー時間14時間ぶんもゴールしていないっていうデータもあるみたいなんですけど、そこらへん店長はどう思いますか?

>こんなエゲつないドリブラーは

なんか豊玉高校の選手が一人紛れ込んどりますね(笑)
更新お疲れ様です!
ユーベの強さに納得です。もう神谷さん一人潰せば勝てるチームじゃないワケですね!

No title

国内ではユーベ強すぎますね、なぜこれを欧州で出来ないのか
あの戦力でコペンハーゲンやガラタサライに勝ちきれないようじゃちょっと問題ですね、今季はELでナポリと一緒に稼いで来季出直しかな

ミランはちょっと遅すぎましたが監督が変わりました
セードルフは自分にとっては特別な選手だったのでミランの監督になることは大賛成なのですがこの時期はどうなんですかね?もちろん期待はしてますが今季はタソッティで良かった気もします。ただ将来のためにCLの舞台で経験を積めるのは+ですね。
本田も入ったことですし春とは言わずにもう少し早く店長によるセードルフミランの分析期待していますw

更新お疲れ様です!

国内では無敵状態のチームですが
チームの力を持ってしてもやはり個には敵わないのですね…^ ^
ドログバやクリロナの個の力は正直反則レベルです笑

ユーベはそういった個をもつ選手達に対してどのような対策、補強をしなければならないと店長はお考えですか?
聞かせていたたければ幸いです(^^)

No title

店長さんこんにちは。

大分お礼が遅くなりましたが、以前は監督に関する私の稚拙な質問に丁寧に答えて頂いて本当にありがとうございました。
大変、勉強になりました!

ところでイタリアではグアリンとブチニッチのトレードとかいう大事件が発生しましたが、これも店長ブログがセリエを取り上げたからでしょうか?(爆)

店長ブログ半端ないって!

セリエについて

更新ありがとうございます。

店長のおかげで、卒論が終わったりサッカーの勉強ができたり、すごくありがたく思っています。

さて、ユーベの3センターの守備を見てから新生ミランをみるとザル守備に思えました。4-2-3-1にして攻撃はかなりのポテンシャルを持っているものの、ボール狩りはモントリーボが1stプレスのすべてで、モントリーボをかわされると全くプレスが掛からず、リトリートするとロビーニョの守備センスのなさでくさびを打ち込まれやすかったりと、あの3センターがみせていたロジカルなリトリートはどこへやらという感じです。

期待はしているのですが、どうなるのかすこし不安に思っています(おもに守備が)

店長はどう思いますか?

コメント御礼

>ryoさん

なんというタイミングの悪い組み合わせ・・・・(^^;
ナインゴランはフィットしてますねー。




>伝説のセリエ・カー さん

ナポリはいい意味でも悪い意味でも安定感が出てきましたね。
(爆発力は落ちましたが・・・)

ミランは毎年あの勝ち点でGL突破するあたり経験を感じさせます。








>デル・ピエロ大好き さん

ミランの不調は単純に選手がいないからだと・・・www
バロテッリは運動量+稼働率の悪さも・・・(^^;




> ビエルサさん

うわっ!無職の人だwww





>りばぽふぁんさん

南米特有の駆け引きの巧みさですよねー。





> ブルーズさん

欧州では433も併用するかもですねー。
ルカクのリトルドログバ臭・・・www






>キタミさん

ユーベは元々個々の能力ではなくチームとしての総合力で勝負するスタイルなんで今の3バックの顔ぶれでも充分戦える気もしますけどねー。
左WBのアサモアがやや弱い感もありますが・・・







>サッカー小僧 さん

6月に恐怖のマヤ×ドログバの一戦が組まれている事を思い出して背中に戦慄が走りましたwww







>TickTackさん

ゴールは水物ですし、CLで点が取れなかったのはテベス個人の問題というよりチーム全体の問題として考えた方がいい気もします。
元々セカンドトップとして幅広く動いてアシストでも貢献出来る選手ですしね。







>超大型小人さん

神谷さんはどっちかって言うとトッティのイメージなんですがwww





>フリーさん

タソッティの方が無難なんでしょうけど、ミランも勝負に出ましたね。
しかしファンバステンやマルディーニはミランの監督やってくれませんねー(^^;






>スジャータさん

ガラタサライ戦に関してはたまたま雪でピッチがじゃがいも畑と化していた為、
ドログバ無双に繋がったのでまともなピッチコンディションだったら結果は違っていた気もしますけどね。





>jyotisさん

トレード話題になってますねー。
しかしこのどっちが得するんでしょう?この移籍は(^^:




> e-hero44 さん

ミランはほとんど守備で戦力になる前線の駒がいないんですよねー。
多分2ボランチだと守備が死ぬので3センターの4-3-2-1クリスマスツリーがベターじゃないかと・・・・。

愛・おぼえていますか by リンミンメイ

くぉぉぉるぁぁぁ!!!(怒)
いつの間にこんなブログ始めてたんじゃ~~~!!!

「元気にしてるかな?」
「ペップがバイエルンに行き、モウがチェルシーに戻ったよ」
「きのこだよぉ、の卒業・・・・・・は別に興味ないからいいか(笑)」

etc.etc.

あのとき一瞬だけ現れたこのURLをずっとブックマークに残し、ときどきはいろいろググってみたりしながらいつの日か帰ってきてくれることを心待ちにしていた僕への仕打ちですかそうですか。
http://ameblo.jp/el-loco-football/

あと、ここでは発表されていないようですが(発表しない方がいいとも思いますが)、日本のAVB目指して頑張ってください。
応援しています。

そんな貴方にプレゼント。
カルチョは今も熱いんだぜ!!!
http://www.youtube.com/watch?v=wz9G6hMlfLM


ではでは、あらためましてこれからもどうぞよろしくお願いします。

ざっくりと過去記事読んでみたんですが、エジル無双とアーセナルの快進撃、サヨナラAVBは店長の仕業だったんですね。(笑)

Re: ぴる朗 さん

スイマセン・・・色々あってこっちで再スタートを切っておりました(^^;

気が付けばAKBの主力メンバーもほとんど卒業してしまう程時が流れてしまいましたが、今後もよろしくお願いします!www

(今年も逆フラグは健在ですよ!)

ローマも悪くなかったんですけどね。
2人退場すると、しょうがないですね。
ユベントスは、テベスがいいですね。
何でCL敗退したのかなww
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