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苦悩するユベントス ポグバの憂鬱 ~マンチェスターシティ×ユベントス~

0927juvecity.jpg
<苦悩するユベントス ポグバの憂鬱>
~マンチェスターシティ×ユベントス~


前回、予告みたいな終わり方しといてなんですが、CL第1節はやはりこのカードでしょう(笑)

好調シティが開幕未勝利のユベントスをホームに迎えた一戦。
僕の記憶が確かならばユーベって昨季の準優勝チームだったと思うんですが戦前の予想は圧倒的なシティ優位。
ベスト8を超えた事がないチーム相手に何故かユーベがチャレンジャーという構図が現在の両チームをよく現してました。

今日はこの試合を検証しつつ、ユーベ不調の原因にも迫っていきたいと思います。


<新可変式システム 4-5-2>
hyoushi0927juvecity.jpg

まずはさり気に早くも今季2回目の登場となるシティから。
チェルシーを圧倒した布陣をベースにこの日は直前のリーグ戦で負傷交代していたアグエロをベンチに温存させてボニーが先発。

ペジェグリーニの本音を探れば怪我4割、温存6割といったところじゃないでしょうか。
ユーベ相手に温存とはなめられたものですが、戦前の空気ではユーベに格下感すら漂っていたのでそれも影響したか。
だって・・・・多分、相手がバルサだったらアグエロ先発させてたでしょ?ぶっちゃけ(笑)


一方のユーベは決勝でバルサと激闘を演じたチームからピルロ、ビダル、テベスといったキーマンが抜け、マルキージオも怪我で離脱中。
マルキージオはピルロの後釜として今季はアンカーに据える構想だったんでしょうが、急遽エルナネスを獲得してその穴埋めをしています。

昨年もノーマークだったユーベがCLで決勝まで上ってこれたのはタレントの弱さを可変式システムなどの戦術面でカバーしてきたからこそでした。
4-3-1-2(4-3-3)と4-4-2のいいとこ取りを実現したシステムは言わば「4-4-3」でユーベは相手に対し「+1」の状態を擬似的に作り出していたのです。

ところがその可変式のキーマンであったビダルが移籍。
これで今季はアッレグリも可変式を断念せざるを得ないだろう・・・と思っていたのですが、
この試合ではモラタを攻撃時には2トップに据えた4-4-2、守備時には左SHに下げた4-5-1という可変式をぶっ込んできました。

すわなちこの日のユーベは「4-5-2」システム。

【ユーベの4-5-2】
可変モラタ1

局面はシティのビルドアップに対するユーベの守備です。
スタートはマンジュキッチとモラタが2トップ気味なんですが・・・


可変モラタ2

そこからSBまで展開されるとこれに付いて行くのはモラタ。
全体がスライドして4-5-1に変化します。

思うにこれはCL決勝のバルサ戦で4-3-1-2だと相手のSBをフリーにしてしまうという反省を経て
アッレグリが今季新たに「欧州用」として用意してた秘策なのかもしれませんね。
ただ、そのキーマンとして本来得点源になってもらいたいはずのモラタに大きな守備の負担がかかるので、これはかなり諸刃の剣にも思えますが・・・。

(ビダルみたいなチートはなかなかおらんよ(^^;)


fernandinho-righty-A39O7864.jpg
<覚醒したボールハンター>

現在、シティの好調を支える最大のキーマンはボランチのフェルナンジーニョだと思っています。
守備時4-4-2の3ラインで守るシティの中盤はヤヤトゥーレが攻撃7割で考えている選手だという事を加味すると
実質フェルナンジーニョ1人でバランスを保っている状態です。

この試合でも中盤に3センターを配置しているユーベの方に数的優位はあったはずなんですがピッチの上ではそれが顕在化される事はありませんでした。


【中盤の番人】
フェルナン0927-1

局面は右から左へ攻めるユーベのビルドアップで3センターの利点を活かし、DFラインからストゥラーロへつなぐところ


フェルナン0927-2

シティの中盤は基本、DFライン手前でフェルナンジーニョがバイタルをケアしているんですが
相手の中盤に低い位置でもボールが入れば一気に飛び出して捕まえに行くスピードが尋常じゃありません


フェルナン0927-3

ストゥラーロがコントロールして前を向こうという頃には自陣バイタルから飛び出してきたフェルナンジーニョの餌食になってます。
仮にユーベが中盤を飛ばしたボールを入れた場合でも、フェルナンジーニョはプレスバックでボールに絡めるので
およそ5~60メートルの縦幅を1人で守備範囲にしているチートなボランチと言えるでしょう。

とにかくユーベはまずこの中盤の番人を攻略しない限り攻め手がありません。


2フェルナン0972-1

すると今度は「お前ら雑魚どもには任せちゃおけねえ!」って事で血気盛んなユーベの王様ポグバが猛然とドリブルで仕掛けていきます。
まずは軽くヤヤトゥーレを置去りに


2フェルナン0972-2
ポグバ「どけどけ!雑魚ども!」




2フェルナン0972-3
団長『・・・・若い』

セリエAでは天下無双のポグバをもってしても子ども扱いか・・・(ゴクリ)


となればこういう時は必殺ピルロシフト『アンカー飛ばし』の出番だ。

フェルナン(ピルロローテ)1

シティの2トップに対して2CB+アンカーの3対2を作るユーベ
(去年まではエルナネスのとこにピルロがいた)


フェルナン(ピルロローテ)2

アンカーのエルナネスが相手の2トップを動かして片方のCBをフリーにするお馴染みのやつ。
アッレグリが新加入のエルナネスにも仕込んでおります。


フェルナン(ピルロローテ)3

そして空いたCBから中盤を一つ飛ばしてFWへ長いクサビを打つ・・・これぞユーベの前プレ対策「アンカー飛ばし」や!



フェルナン(ピルロローテ)4
フェルナン団長『その攻め筋は読んでいる』


もはやどこでも出てくるな!

昨年までであれば、ここでクサビを受ける役目はテベスだったんで鬼キープから反転してゴリブル・・・という流れもあったんでしょうが今季はモラタですからねー。

とにかく今のフェルナンジーニョは個でボールを狩らせたら世界ナンバー1かもしれません。
この背後にコンパニ兵長が控えているシティのCB~CHのエリアは強固そのものです。


<両チームが抱える諸刃の剣>

なかなか攻め手の見つからないユーベは外⇒外からのクロス攻撃に望みを託します。
右に張らせたクアドラードからのクロスですが、この時ばかりは左SHのモラタがゴール前でマンジュキッチと2トップになる選手配置になっていますので予めアッレグリが用意していた攻め筋と見て間違いないでしょう。

もしかすると現有戦力でシティ相手に攻め筋が「戦術クアドラード」になる事態も想定していたのかもしれません。


【ユーベの戦術クアドラード】
ユーベはアーリー1

局面はなかなかシティの守備ブロックの懐に入れないユーベ。
モラタからクアドラードへバイタル侵入を促す横パス



ユーベはアーリー2
残念、そこはフェルナンジーニョ


ユーベはアーリー3

中を閉められてしまったのでこぼれ球を拾って外へ展開
ただフラットな横パスだとDFも背後から強気にアプローチ出来るので・・・


ユーベはアーリー4

結局下げるハメに


ユーベはアーリー

・・・で、ここからゴール前のマンジュキッチとモラタに放り込むだけのお仕事ですってのがユーベ唯一の攻め筋となっていました。


では、一方のシティの攻め筋はどうか?
こちらは戦力充にものを言わせた多彩さを見せます。

それもユーベの戦術的ウィークポイントを狙って。


【シティの外⇒中⇒外】
クアド絞り0927-1

局面は左から右へ攻めるシティに対するユーベの守り
中盤に5枚フラットに並んでその前にマンジュキッチ。全体を自陣に撤退させたリトリート守備がこの日の基本線。


クアド絞り0927-2

シルバにボールが渡ったところでセンターからポグバがアプローチ
すかさず外のモラタが中に絞ってカバーリングのポジションをとります(ディアゴナーレ)

ところが逆サイのクアドラードは大外に張ったままなのでスターリングの前にスペースが・・・
(ゾーンで守るならスターリングをケアして大外を捨てるのが基本)


クアド絞り0927-3

シティはまんまとこのスペースを使って外⇒外ではなく外⇒中へクサビを打ち込める寸法です。


・・・そうなんです。

攻撃ではユーベ唯一の攻め筋になっていたクアドラードも守備に回ると一転してウィークポイントになってしまうのがサッカーの面白いところ。
クアドラードは格下がほぼ約束されている国内のゲームなら「単騎無双」も可能ですが、
シティのようにボールを持たれるレベルの相手だとメリットよりもデメリットの方が目立ってしまうリスクが大きい駒でもあります。

ハッキリ言って「こまけぇこたぁいいから、外に張っとけ!」
これ以上の指示を与えるのは彼の戦術メモリーからいっても容量オーバーになってしまいます(笑)

しかしシティはそこを容赦なく突くのでした。


シティはえぐる1
↑これもボールを持ったシルバにエルナネスがアプローチに行っている場面ですが
クアドラードが中を閉めないとスターリングにカットインされながらボールを受けられてしまいます。
(コレ、香川も得意な受け方ね)

しかしクラドラードは背後の配置を認識した上で守備が出来る選手ではないので
この時の意識は視界の前にいる大外のSBコラロフの方に引っ張られています。


シティはえぐる2
案の定、中を通されるとクアドラードは棒立ち。

通されたスターリングにはリヒトシュタイナーが向かうしかありませんが、すると今度はSBの裏が空いてしまいますね


シティはえぐる3
ユーベと違い、シティは一度中にボールを入れられるので外⇒中⇒外の攻め筋となり、
クロスもアーリーではなく深くえぐってから角度をつけた得点率の高いものになります。


このように序盤の攻防で中を使いたい放題なのがバレると、シティの間受け職人達があからさまにクアドラードのサイドへ集結↓

シルバナスリヤヤ
シルバ&ナスリ&ヤヤ「ひゃっほーい!ヘイヘイーイ!ボールはここだぜー?」

・・・お前ら、あからさま過ぎんだろwwww


セリエAには絶対にいないレベルのタレントにこの距離感でトライアングル組まれて、ぐぬぬぬ・・・!!
そりゃ水色のベンチに座ってるのはどれもセリエAきたらエースで四番だよ!これが持たざる者との差なのか!?

僕だって間違って「イケメン」「ミュージシャン」「モテトーク」「一つ屋根の下」の四役が揃えば「吹石一恵」っていう役満あがれるはずだったのに・・・!!


試合は事前の予想通りの展開で圧倒的なシティペース。
非モテ・・・ならぬユーベも何とか凌いでいたんですが、後半頭にシティのCKをキエッリーニがドンピシャヘッドで合わせてシティが先制。
さすがのブッフォン大先生も味方のヘディングは防げませんでした。


うーむ、これでユーベ詰んだかな・・・と思いきや唐突に同点ゴールが生まれるのでした↓
今度はシティの戦術的ウィークポイントが顕在化されます。

【ユーベの同点ゴールを検証】
ユーベ1点目0927-1

局面は左から右へ攻めるユーベ。ポグバ経由でサイドのエヴラへ


ユーベ1点目0927-2

エヴラに寄せたところでポグバへのバックパス
4-4-2のゾーンで守るなら、シルバがボールサイドに寄せる場面です


ユーベ1点目0927-3

・・・が、シルバの守備なんて基本こんなもんです。やはり棒立ちです。
攻撃では誰が見てもシティのキーマンなんですが、守備だと一転して諸刃の剣なのでした。


ユーベ1点目0927-4

そして問題は中の守備もアレでして、前には滅法強いフィジカルモンスターのマンガラも背後はザルという按配。
完全にボールウォッチャーになっていてマークのマンジュキッチを見失っていました。

シルバのお陰でどフリーで中を見る時間がタップリあったポグバがそれを見逃すはずもなく、あっさりユーベ同点です。


このようにユーベ、シティ共にクアドラードとシルバという攻撃面ではある種「アナーキー」な存在が
守備でも「穴ーきー」になってるのが非常に面白い噛み合わせだなと思う次第。


<王様は並び立たず>
GettyImages-489131552-500x345.jpg

ペジェグリーニは失点から1分後に慌ててスターリングに変えてデブライネを投入。

デブライネは昨季まで文字通り「ヴォルフスブルクの王様」でした。
チームは完全に「戦術デブライネ」のキングダムサッカーで自由を与えた代わりに必ずゴールかアシストを演出するという結果で返すという選手だったのです。
(ペップのバイエルンを1人で血祭りに挙げた試合は衝撃的)

ですがこの日のピッチには既にシルバナスリという王様が2人います。
スターリングはこれでいて中から外に流れたり、また外から中に入ってきたりと2人の王様とのバランスを見て器用にポジションを取っていましたが、デブライネは基本それをしてもらう側の選手。

点が必要となったら「とにかく中盤に上手いヤツ並べとけ!」といういかにもペジェグリーニらしいテクニシャンフェチの采配がいい味出してます。
個人的には嫌いじゃないですが、機能させる為の算段とメカニズムは果たして用意されていたのでしょうか・・・?

【シルバ、ナスリ、デブライネの同時起用を検証】
シティ中盤カオス1

局面は右から左へ攻めるシティの図。
ナスリが中に入ってきてシルバが外に流れている位置関係ですが、この2人のこういうポジションチェンジと阿吽の呼吸は既にチームに培われてきたもの。

問題はこれにデブライネがどう絡むのか?という点です


シティ中盤カオス2

ボールが右サイドに展開されると左SHのデブライネは無意識にボールサイドに流れて安住の地トップ下の位置へ


シティ中盤カオス3
もらいたいゾーンが見事に3人かぶってるー!!www

ナスリ「俺が最初にいたし」 

シルバ「俺入るから流れて」 

デブライネ「俺の間受けでバイエルンにも勝ったから」

・・・うん、基本もらいたいエリアとプレービジョンが似てるんだよね、この3人(笑)
こりゃさすがにフェルナンジーニョも出せんわwww
(ペジェグリーニが何の仕込みもなしに「単に並べてみました」なのがバレたね!でもそんなとこが好きさ!)


それでいてデブライネのポジションはトップ下ではなく、あくまでSHなので当然守備もしてもらわないといけません。

デブルイ低い0927-2

↑こういう場面でもSB(コラロフ)の裏が空いたり、相手のSBが攻撃参加していく場合はその穴埋めをするのがプレミアのSHたる勤め。


デブルイ低い0927-3

いやー、あの王様デブライネがこんな低い位置までサイドの守備に駆り出されている姿は見たくなかったなー。

現代サッカーの絶滅危惧種であるトップ下の王様をよくもまあ、こんなに集めたものだと言いたいけど使うならやっぱり守備は免除しないと輝かないと思うんですけどね。


<試合は戦力勝負から采配勝負へ>
img773.jpg

ここまで戦況をじっと静観していたアッレグリ。
相手を先に動かさせて、その対応を見極めるという横綱相撲はこの日も健在。

後半30分、コンパニがアクシデントにより負傷交代。
代わりにオタメンディが入ってCBの組み合わせがマンガラとのガチムチストッパーコンビになりました。

この瞬間、アッレグリが動きます。
同点弾を決めたマンジュキッチに変えてセカンドトップが本職のディバラを投入。
前線の組み合わせを「高さ」から「機動力」へスイッチさせました。

この狙いはどこにあるかと言えば、先ほどの同点シーンのようにマンガラの食いつき癖は明らか。
そこに1・5列目のような中途半端な位置取りをするディバラを投入した訳ですね、ハイ。

【ユーベの逆転ゴールを検証】
ユーベ2点目0927-1
局面は右から左へ攻めるユーベ

前線がモラタとディバラの2トップになり、中途半端な位置にいるディバラに早速マンガラが食いつきます。
ユーベは一度ボールを下げてから裏へロングボールを蹴りこみました。


ユーベ2点目0927-2

先ほどマンガラが食い付いた分、DFラインは逆V字型。
クアドラードと競り合うコラロフのカバーポジションにCBがいない状態です。


ユーベ2点目0927-3

これを見たオタメンディがカバーの為に絞りますが、不運にもボールはコラロフの背中に当たり逆方向へ。

オタメンディが絞った分、今度は逆サイドのサニャのカバーが重要になってきますが、サニャに危機感は薄くジョギングの戻りなので自陣のバイタルエリアはフリーに


ユーベ2点目0927-4
こぼれたボールが右45度のモラタゾーンへ

モラタ「もろた!」

ペジェグリーニ「オワタ!\(^o^)/」

得意の角度からファーに巻いて遂にユーベが逆転に成功。

ペジェグリーニは慌ててアグエロを投入してボニーとの2トップに変えるも既に試合は83分。
アッレグリもこの動きを見てからモラタを下げてバルザーリを投入。
あのRマドリーをも完封した5-4-1の勝ちパターンで磐石の構えです。

【ユーベの5-4-1】
ユーベ5バック0927-1

試合終盤、攻め手を探るシティですがユーgベの5-4-1ブロックは鉄壁。
一度サイドを変えて横スライドの遅れを誘いに出ますが・・・


ユーベ5バック0927-2
5バックだから横スラ余裕っす(笑)

エヴラはほとんど動いてないけどそもそも横68Mに5枚並べてるから横スライドの必要が無いんだよね。(^^;

万策尽きたシティがまさかの逆転負けを喫するのでした。


まあ、何ともシティらしい負けパターンではありましたが、内容では圧倒してましたし、
怪我人さえこれ以上でなければ最終的には勝ち点でも逆転してグループ首位で抜けるんじゃないでしょうか。
(この戦力と内容で逆転負けしろと言われても10回やって1回あるかどうかっていう難しさですからww)

一方のユーベはシティの自滅を見逃さずアッレグリがピンポイントで勝利をもぎ取ったような試合でしたが
昨季欧州で躍進したチームの試合内容と比べると苦しさは一目瞭然。

国内ではユーベに対して自滅するようなチームは皆無に等しく、逆にユーベの隙を虎視眈々と伺っているようなチームばかりなのでこういう類の勝利はあまり期待出来ません。


そのユーベ苦戦の要因は何と言っても昨年との比較で明らかに中盤のクオリティが不足しています。

思えば昨年も守りを固める相手を攻めあぐねた結果、最後は「テベス」という飛び道具で強引に勝ち点3を強奪する試合の何と多かった事か。
(それこそ他のカルチョクラブはそんな理不尽に歯軋りしてたはず)

ビダル抜きのチームに可変式はどうやら無理そうだし、ピルロという砲台もなくなって、マルキージオが戻ったところで彼は基本縁の下の力持ち。

結局、「誰をチームの中心に据えるのか?」となれば、”あの男”しかおるまいて・・・


GettyImages-486213748.jpg
<ユーベの苦悩 ~ポグバの憂鬱~>

今季からナンバー10を背負うのは勿論この男、もう一つのマンチェスター何とかっていうチームがタダで放出した奇跡の逸材です。

これだけ中盤のクオリティが下がってしまったなら、もうユーベはポグバ中心の攻撃の型を構築するしかないんですよ。
ところが実際は昨季、ずいぶん大人になったと思ったポグバが今季は開幕からイライラしている姿ばかり目に付くんですよねー。

ではそのポグバの憂鬱の種を検証してみましょう。


【ポグバの憂鬱】
ポグバ苦悩1
局面は左から右へと攻めるユーベの速攻。
両手を広げて「クレクレ」アピールしてるのがポグバです


ポグバ苦悩2
ボールがポグバに渡ると周囲の味方は一斉にポグバを追い越していきます。

そうそう、ここから高精度のショットガンが裏に1本出るのがユーベのカウンターだよねー


ポグバ苦悩3
・・・って無理だわ! てか、誰もパスコースにいねえ!


ポグバ苦悩4
結局ボールを下げて前線を怒鳴り散らしているポグバwww

続いてこんなシーンも↓

ポグバ0927-1
局面は右から左へ攻めるユーベ

中盤でボールを受けたポグバのイメージは落ちてきたストゥラーロに当ててリターンを受けつつ、相手を食い付かせて次の展開へ・・・といったところでしょうか。


ポグバ0927-2

まー裏抜けちゃうよねー、上空から落とすようなスルーパス待ちだよねー


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身体に染み付いたクセって怖いよねー


ポグバ0927-3

結局カセレスが上がって来るのを待ってから外に預けるだけしか選択肢無し。
出した後のポグバ激おこ(笑)


ポグバってああいう見た目で損してますけど、フットボールインテリジェンスは極めて高いモダンな選手なんですよね。
なもんで、ある程度2手~3手先まで共有出来る味方と適度な距離感で「食いつかせ」「トライアングル」「間受け」で中盤打開したいイメージなんでしょう。

要するにポグバがやりたいのはこういう崩しです↓

【ポグバを中心に据えた崩しの型】
ポグバのやりたい1

局面は中盤でボールを受けるポグバから


ポグバのやりたい2

自分にDFを2枚食い付かせている隙に・・・ストゥラーロが”降りて”きた!
(このサポートがポグバには必要。一発のミドルスルーパスみたいな変態パスが出せるのは世界でもあの人だけですからww)


ポグバのやりたい3

ポグバはストゥラーロに預けてパスゴー!


ポグバのやりたい4

外⇒外で回して相手のSBを食いつかせた裏に走り込むポグバ


ポグバのやりたい5
SB裏で受けているので守る方はCBが釣り出されてしまうこの攻め筋。
ゴール前に残っているDFはCBとSBの2枚でここにマンジュキッチらのFW陣を突っ込ませれば・・・というのが最初の段階で描いていたポグバの画でしょう。

この外⇒外⇒中の攻め筋があるとアーリー一辺倒だったシティ戦とはだいぶ違ってくるはず。


ただ・・・周りがストゥラーロとかペレイラとかパドインといったクオリティだとなかなか厳しいかなー(^^;
エルナネスも悪くないけど果たしてアンカーとしてはどうなのか?


やっぱ・・・・

















俺待ちか?
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非公開コメント

No title

初コメ失礼します、ユベントスの試合そろそろやってくれないかと期待していたので嬉しいです、ありがとうございます。
ポグバはユーベに来た最初の方はかなり守備も攻撃も粗かったというか、でも大分良くなりましたよね。
でもピルロもビダルもテベスもいなくなったら大幅な変更が必要なのではないでしょうか?
良くも悪くも彼らは枠に収まらない選手だと思うんです。
良かったら店長さんの意見をきかせてもらいたいです。

店長 更新お疲れ様です

ユベントスの試合を取り上げていただきありがとうございます。

ポグバに関してはあれですね 前線でボールが収まらず中盤も若手や新加入の選手ばかりでチーム全体が不甲斐ない調子の中で新たに10番を背負ったからか自分一人で打開しようとして空回りしている感がありますね

早いところ経験豊富なマルキージオらが帰ってきて彼の負担を軽減させてくれるようになれば有難いです

ケディラについてですがモウリーニョが退団してからというもののレアルマドリードの中で久しく存在感を消していますが、店長的には今のユベントスにフィットすると思いますか?
代表の試合になると躍動してたりしますし、自分としてはとても期待しているのですが…


アッレグリはホント名将ですね
チーム作りが得意でも試合中の変化に全く対応出来ない監督がたくさんいる中でアッレグリは的確で柔軟
プレミアで見てみたい監督です

No title

オチがケディラは笑っちゃいましたwww
ポグバが間受け、トライアングルを望んでるなら噂されてるバルサ移籍はピッタリと噛み合うかもしれません
今のユーべにイライラしているなら余計に移籍に傾いてしまうかも?
イニエスタも30代で稼働率が悪くなってきてるのでバルセロナが中盤に若いポグバを欲しがっても不思議じゃないですよね


ところでふと思ったんですが店長はマンUは扱わないんでしょうか?
ちょうど水曜にはヴォルフス日曜にはアーセナル戦がありますよね(フリではないですw)


あとまたもや関係ないですがセルタがバルセロナに4-1で勝ったのは大変驚きました

No title

予想以上にユーヴェが躓いていますが、まーセリエが面白くなるという面ではいいのではないかと思います。

3人抜けた穴はさすがに痛いですが、ミラン時代にはイブラとチアゴシウバ強奪されても3位になったアッレグリですからね。

ここからどう巻き返してくるかが楽しみです。

CLは・・・・グループリーグ突破できますかね?(汗)

まさかの福山雅治ネタで笑ってしまいました!
時事ネタすぎます笑

今のユーベには中盤のクオリティが欠けてるってことがよくわかりました。

逆に中盤過剰のマンCキングスの一人、ナスリ辺りでも恵んでくれたら有り難いんですけどね…

No title

店長、更新お疲れ様です。
ユーヴェは狡猾ですね、玉砕かと思いましたけどシティに勝利は正直びっくりしました、今季のカルチョは倒幕運動会ムードですしヴィオラやナポリも面白そうで久々の混戦となりそうですね。

ところでアッレグリ招聘ってコンテ時代の決算というより組織再編を見越してのものなんですかね、ミランの時よりはマシでしょうけど結果至上主義のカルチョでのやりくり、アッレグリは大変ですね。

次回はドルトムント回だそうで、バイヤンとのクラシコは必見ですね、店長の更新を楽しみに待ってます。

この前知ったのですが、クリスタルパレスにキャバイエ居るんですね。
プレミアなら中位クラブでも良い選手多いですから、CL出れる事チラつかせて連れて来れ無いかなぁ。
個人的には吹石一恵が移籍してくれたらベストですが、人妻だからな・・・。

No title

 タイトルを無視するようで悪いのですが、なぜプレミアがCLで勝てないのかわかった気がします。

 「自分たちのやりたいことしか考えていない」、そう思えました。特にベンゲル・ペジェグリーニ。

 自分たちのやりたいことだけを考えるということは「相手がやってくること」を考えない、乱暴に言えば相手チームのことを無視している。

 これでは取り残されていったとしても不思議ではないと思います。


 とはいえ、プレミアのラグビーみたいな迫力のある試合も面白いですけどね
 (オールブラックスのハカってカッコいいですよね 笑)

No title

更新お疲れ様です。
フェルナンジーニョはブラジル大会で失望してもうだめかと思いましたが、見事に復活してあっぱれという他ないです。
それにしてもシティもユベントスも買い物うまいなと思います。特にシティは買収された頃はおバカな買いあさりが目立ちましたが、最近は弱点を堅実に埋めていく補強に関心します。
それに比べて私がファンをしているチームなんか、
指揮官が「我々には強力なスカッドがある(`・ω・´)キリっ」とかいいながらモンレアルをセンターバックで使ったりしてますからね(昨シーズンの話ですが)。どエムじゃなきゃ応援できないチームの様ですw

No title

こんばんは、初コメ失礼します

解説が分かりやすく、かつ面白くていつも見てます!今回は質問があってコメしました。

ユーべの2点目の所のマンガラがディバラに食いついて、ってところなんですけど、あそこの場面は食いついても仕方ないし、むしろOKなんじゃないかと思いまして…どうでしょうか?

理由は2つです。1つはもしマンガラがディバラに食いつかなかった場合、DFラインの前でどフリーで受けられてドリブルされるかも(あそこに通せる可能性は低いけど)っていうのと2つ目は後ろの状況が2対3で1枚余らせてるからこの場合はもしクアドラ、モラタに通っても対応できると見れる(今回は不運+サニャのカバーおっせえ)っていうことです。

伝わってるか不安ですが良かったら回答お願いします。

てか、ポグバのプレービジョン半端ないっすね、ホントにこんなに考えてるんだろうか←失礼
髪型と風貌が完全にイタリアのお地蔵マリオさんだから誤解してた

No title

更新おつかれさまです。

ケディラは無いと思います!笑
ですが…アッレグリなら上手く使いそうですね。

今季のユーベは未だにベストメンバーを
模索中ですが、アッレグリの修正力はさすがの一言です

シティ…というか最近のプレミアは

ブンデスから選手を買う
    ↓
プレミアに馴染めず移籍
    ↓
セリエAで活躍!

このパターン多くないですか?

デブルイネの
このパターンにならない事を祈ってます。

No title

シルバ、ナスリ、デブライネ のひゃっほいは面白そうですね。3人並べたのは想定外ですけど。。

間受け被りも面白い。ここは整頓すれば良いだけですので、間受けの連動がまさかプレミアで見れるとはっw

ポグバは、おフランス、ユーベで、示談を目指しているのかな?って感じです。昨シーズンから、なんかエレガントなプレーっぷりが目に付いておりました。黒い示談になれるのかどうか。。肉体的な優位性を活かして欲しい反面、規格のデカいエレガントさんも久しく登場しないキャラなので、見てみたいという気持ちもあります。

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

更新、ありがとうございます。
セリエの勝ち試合レビューは大変うれしい&気分いいです。
個人的に、チーム状況や戦術云々は関係なく、マンCには負けないだろうと思ってました。
0-0か1-1の引き分けかなと。
むしろ、絶不調のBMGに負けそうな気がして仕方ありません。
なぜなら、それがセリエだから(笑)

コメント御礼

>ユベンティーノのルーキーさん

ポグバが徐々に洗練されていく様を見ていくのはユベンティーノとしての喜びの一つですよね。

いっそポグバのキングダムサッカーでもいいような気がするんですが、どうでしょうかね?(^^;




>マル さん

これまでのところポグバは完全に空回ってますよねww

ケディラは多分、アッレグリがフィットさせてくれるでしょう。




>名無しさん

アッレグリがプレミアですかー。
何となくチェルシーあたりが似合う気がしますね。
モウ⇒アッレグリのリレーはアリでは?ww




>たのちゃん推しさん

たのちゃんいいですね。腹筋萌えです(笑)

多分ポグバがバルサに行ったらラキティッチよりは爆発するでしょうね。
マンUについては取り上げるに値する試合がまだ無いんですよねーww
いずれどこかで取り上げるでしょうが、決して意図的に避けているわけじゃないですよ?(^^;




>ぴる朗さん

最終的には帳尻合わせてくれると思いますよ。ユーベは。
CLも大丈夫でしょう!(多分)




>名無し さん

残念ながら今のセリエAではシティのベンチレベルですら給料を払えない現実・・・。




>ヒョードル さん

ナポリはどっかで取り上げますよー。
バイヤン×ドルも勿論です!



>明日花キララ大好き!さん

キャバイエは勿体無い感じありますよねー。
僕もCLレベルで見たいです




>わさび唐辛子さん

プレミアはプレミアで国内で見ると非常に魅力的なコンテンツなんですよね。
でも異種格闘技戦だと必ずしも勝てるサッカーではないというジレンマ・・・。



>ガナポルトさん

シティはいい補強してますよね。
ちょっと相手に足元見られて適正価格より上乗せされてる感もありますがww

ベンゲルさんはMF以外を見る目が無いというか見る気が無いような気もww





>イスコうめーさん

勿論、手前のディバラを潰すという判断自体に正否は無いと思います。
その後もコラロフの背中に当たってちょうどモラタにとってベストの位置に転がってきたという不運もありました。

一方でアッレグリは確実にあの展開を狙ってディバラを入れたという事実です。
要は確率の問題でコンパニが退いたピッチでどんな差し手を打ったら何が起きる可能性があるか・・・という計算はさすがだなと。

そしてペジェグリーニにはそれが欠けていたのではないかと。



>ルイス・ガルシアさん

セリエAは完全にお下がりを再利用するリーグになってますよねww

デブルイネは・・・個人的にはセリエAいったらいい王様になると思うんですがww



>おにゅうたいぷさん

ポグバはあのみたくれでエレガントさありますよね。プレーに。
あと3年以内にどんな選手に育つか注視していきたいタレントです




>名無しさん

そうですねー・・・。
サッカーを好きという一点を貫いてきたのと、それに多大なる幸運が重なったレアケース・・・とでもいいましょうか(^^;



No title

シルバとデブライネを併用するなら、シルバは今まで通り左サイド、右がスターリングでデブライネをトップ下にした方がいいんじゃないかと思ってます。
シルバをトップ下にすること自体はともかく、デブライネをサイドで使うのは勿体ないだろうと。
同じ王様でもゲームメーカー寄りのシルバとキラーパス一本で相手を崩すデブライネでは崩し方が全く違いますし、デブライネのパスに反応して駆け上がれるスターリングなどの選手がデブライネの逆サイドにいては意味が無いのではと思います。
パスサッカーはパスサッカーでもかなり縦に攻め急ぐシティのスタイルに縦へのキラーパスが得意なデブライネが適応したら恐ろしいチームになるだろうと感じてはいるのですが。

それと、今のフィオレンティーナについてどう思われますか?
一度スペイン的な勝敗は後回しのパスサッカーが根付いたと思いきや、ここに来てポゼッションを守備のために使ういかにもイタリア的なスタイルに変貌していますよね。

No title

返信ありがとうございます。
今のユーベはピルロをベースにチームを作ってきました。
ですがもう彼はいないので、店長さんの言う通り新しい主役をポグバにするか、または主役のいない1人の選手に頼らないサッカーにするか、でも自分は店長さんの言う通りポグバを主役としたキングダムサッカーがいいと思います。
今の強いチームは金満でなくてもみんな主役がいますしね、

初コメ失礼します。
ユベントス✖︎シティの解説とても分かりやすかったです。SB対策に4-5-1を使ったようですが、確かに欧州の外からの迫力あるクロスや縦に早いサッカーっていうのは脅威だけど、今まで通りの4-3-1-2を使ったほうがもっとユベントスにとって良い試合展開になったのではないかと個人的に思います。中からパスコース消しながらプレスかける。なおかつ、そこをカバーする選手がいるっていうユベントスの流動的で堅い守備のやり方を変えてしまうとユベントスの強みがなくなってしまう気がします。また、攻撃面でピルロの役割をポグバに求めてしまうとポグバの良いところが消えてしまうので、今期のユベントスの出来はポグバの使い方で左右されるなーと本当に思います。そのために、例のあの人の活躍を期待したいですね。チャンピオンズリーグ予選は1位通過は確実だと思うので、ぜひユベントスには優勝してほしいです。でもバルセロナが優勝するでしょうねw

補足

メッシとイニエスタ怪我してたんですね。ユベントスいけるぞー!!

No title

店長、ユーベナポリ戦に1票で!
ツイッターアカウントないんでこっちから失礼します

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お前いつもシティが負けた試合の時だけ記事書いてるよな
シティアンチっすか?w
それとも叩きたいだけの馬/鹿かな?w
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