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驚きも収穫も無いサバイバル ~東アジア選手権 【日本×中国】~

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<驚きも収穫も無いサバイバル ~日本×中国~>

率直に言って予想通りの試合だった。

中国代表の実力もJリーグ選抜のパフォーマンスも両チームが繰り広げるであろう低調な試合内容も。

この試合に欠けていたのは"予想外のサプライズ"であり、
ザック監督も我々日本国民もそれを期待していた訳だから、全てが予想の範疇で終わってしまった事が残念でならない。


僕の周りのサッカーファンと呼べる人達の中でバイエルンとドルトムントが戦ったCL決勝の試合を見ていないという人間は1人も知らないのだが、
よもやプロのサッカー選手である彼らはあの試合を見たのだろうか-

もし「観た」と言うのならば、昨夜の試合の攻守の切り替えと皆無だった前プレをどう説明してくれるのだろう?


期待の柿谷はバイエルンのマンジュキッチと比べると3テンポ以上、守備の切り替えが遅かった。

なるほどザックが前田の献身性を買ってスタメンに据える訳だと妙に納得させられてしまった始末である。


原口、高萩、工藤らとの前線スカッドという単位で見ても「Jリーグに前プレは存在しないのか…?」と疑ってしまうような意識の低さだったと言えよう。


トップ下の高萩は「20年前のトップ下です」と言わんばかりの竿竹屋顔負けの運動量で
守備はしない、ボールも受けない、タテパスが入ってもキープ出来ないの無い無い尽くし。

見かねたザックが思わず試合中に個人指導を行う有り様だった。


勿論、普段サンフレッチェ広島の試合を観れば昨夜とは違う高萩がそこにいるのだろう。

だが、広島という特殊な戦術を下敷きにしたパッケージの中でしか輝けない選手は
逆説的に言えば「だからこそザックには呼ばれなかった」という事が証明されたとも言える。


前もひどいが後ろも散々だった。

CBのペアはいかに「今野と吉田のタテパスが重要であるか」を我々に認識させ、
時間の経過と共につい先日のコンフェデ杯で「失格」の烙印を押されたばかりのレギュラーコンビを懐かしくさせる一方であった。

(終盤、中国のやけっぱちに近いタテパスの蹴り込みにベタ引きのままDFラインを押し上げられずの2失点は今野を基準とした高いDFラインの重要性がますます浮き彫りに)


低調な面々の中では一番まともなパフォーマンスだったと言えるボランチの山口にしても
とてもじゃないが遠藤や長谷部をベンチに追いやってまで使おうとはザックも思わなかっただろう。

(これならザル守備でも本田にタテパスが通せる遠藤は絶対に外せまい)


見事なクロスで2点目をアシストしたSBの槙野だったが中国の3点目のシーンでは逆サイドから入ってきたクロスに対して絞りが甘く、
マーカーに中に入られるというSBとしては絶対にやってはいけない痛恨のマークミス。


そして駒野・・・・。

オシムJAPANや岡田JAPANで不動のレギュラーとして世界とアジアの舞台で戦っていた頃の彼はこんなプレーヤーではなかった。

そもそもエトーやロッベンを相手に昨夜のプレーは許されないだろう。

年齢からくる衰え…? いや31歳ならばSBとしてこれから味が出てくる時期。

要は2010W杯から3年、代表で厳しい試合を経験出来なくなり、
すっかりJリーグ仕様に落ち着いてしまっていた頃合だったのではなかろうか?

極端な話、この代表の面々はコンフェデでは明らかに浮いていた遠藤の守備を皆が体現していたようなものだ。

一体このチームでは「誰」が「どこで」ボールを奪ったらいいのか…?


改めて言うまでもなくこの国では「サッカーと言えば代表戦!」という層が大半を占めている。

その意味で昨夜の試合に臨んだ選手達に自分達がJリーグの将来を背負っているという自覚はあっただろうか…?

こんな1~2試合でJ全体を判断されても…というのが本音かもしれないが、実際世間はそういう目で見ているだろう。


なでしこJAPANはW杯で世界一になるまで、「代表戦は1試合1試合勝ち続けない限り、女子サッカーに未来は無い」という覚悟で澤や大野らは毎試合臨んでいたという。

それがあのシュートへ身体を投げ出すタックル、ルーズボールへの執着心、格上相手にリードされても最後まで諦めないスピリットに繋がっていたのだろう。

当時の女子サッカーに比べればJリーグは横ばいとは言え一定のパイは確保しているものの
代表フィーバーの熱気を少しでも自分達のプレーでJリーグに持ってこようという気概が欲しかったのだが・・・。


<Jリーグよ 覚醒せよ!>
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そうは言っても毎年ACLで惨敗を続けるJリーグで選抜チームを作ればこれは当然の帰結なのだろうか?

Jリーグを変えようにも所詮、ピッチの外で試合を眺めるだけの我々に出来る事など何もないのだろうか?


・・・否、一国のサッカーはその国のサッカーファンが作るものである。

プレミアリーグを例にとれば多少(いや、かなり?)激しい接触プレーでも痛がってピッチ上に倒れている選手には容赦なくスタンドからブーイングがおくられる土壌がある。

イングランドのファンは身体をぶつけ合うプレーが好みだからなのだが、
この土壌がピッチ上に「甘え」の無いスピーディーな試合を作り上げている。


Jリーグも柿谷のファーストタッチの巧みさに沸くだけでなく、
攻守の切り替えに関しても一定の要求水準を我々が作る事は出来るだろう。

寄せが甘い守備には容赦なくスタンドからブーイングを送るべきだし、
日本サッカーを取り囲む全ての目が変わる事でJリーグの覚醒に繋げたい。



・・・とまあ、これだけ壮大な逆フラグを立てておけば次のオーストラリア戦はバッチリだろう(笑)

次回の更新では是非、コメント欄が「海外厨ざまぁwww」で埋まるという良い意味で裏切られた驚きの結果になる事を期待している。

(べ・・・別にセル○オの後釜狙ってツンデレキャラ変更って訳じゃないんだからね…!ww)



【オマケ】個人的にはそれでも次も柿谷に期待している。
浮き球に対するファーストタッチの処理と2列目に落としてからのリターンをもらう関わり方は前田やマイクには無かったもの。

そしてこの選手は何よりドリブル時の姿勢がイイ!凄くイイ!

背筋がピンと伸びたあの感じは中田ヒデ以来のものを思い起こさせるし、
こういう選手はドリブルをしながら周囲の状況に応じてプレーに変更が効くから幅が広い。

反対に斜め45度俯き姿勢の原口のドリブルは典型的なボール中心半径5M視野のプレーで多分通用してもアジアまでだと思う…。


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非公開コメント

更新ありがとうございます。

僕も試合を見ていましたが、守備に関してはどこまでライン下がるの〜(涙)って見てました(ーー;)

攻撃陣は相手は中国だし攻撃でアピールしたいし守備なんかしてる暇ないぜ!と舐めてた?訳ないんでしょうが、残念でした。
と同時に中国相手にさえ前プレがないとこういう試合になるということで改めて前プレの重要性を思い知らされました(_ _)

あと二戦同じような内容ならザックも僕らも頭がいたいですね。

店長がセルジオ化してる件www
まぁ、これもサッカーを愛するが故の叱咤だと受け止めておきます。(;´Д`)

個人的には、練習時間はないわ、初召集だわ、アウェーだわ…という状況には同情する部分もあるし、「最初はこんなもんかな~」という感想ですね。
勿論、個の部分で負けたり、自滅した部分は言い訳の仕様がないものでしたが。

あと、後半で語られてる事についてですが、日本のメディアは批判精神がないというか、基本的に良いところばかりクローズアップする傾向があるなと思います。
Jリーグのダイジェスト番組にしろ、得点シーンや良いプレイばかり取り上げて、悪いプレイという視点ではあまり語らないなと。
そうやって良いところばかり見てるから、Jリーグやザックジャパンへの幻想が膨らんでしまうんじゃないでしょうか。

別に幻想を抱く事が悪いとは思わないんですが、幻想が壊れたからと言ってザックに八つ当たりするのはおかしな話。
人のせいにする前に、まず自分達から変わらないと、自分達から行動を起こさないといけませんね。

更新の早さに店長の怒りを感じます(笑)

私も見ていて思わず「何でそうなる?」と頭を抱えました。

なんというか誰も責任を負おうとしない、そんな感じでした。

モウ○ーニョならホワイトボードを蹴り飛ばし、グ○ルディオラなら冷たい視線で冷戦を仕掛け、ファー○ソンならスパイクを投げつけ、ク○ップなら肉離れを起こしていたでしょう(笑)


ところでJリーグのレベルを引き上げるには、見る側もそうなんですがヨーロッパなどのトップリーグでプレイしたことのある日本人選手が監督になる、それがいいのではないでしょうか?(中田とかカズとかです)

あとは店長が監督になって毎試合5-0かまして「相手チームは手を抜いている」くらい言ってやれば……(プロサッカーの経験が無くてもヨーロッパ・チャンピオンになった人もいるのですから)

そのかわりブログは読めなくなりますが……(笑)

正直がっかりでしたね、もっとやれるだろうと思ってただけに
大きく裏切った、槙野・栗原・駒野・青山・高萩
槙野は攻撃面では確かにアシストはした、だけど
あれは中国だから通ったクロス、長友が李にあげた
アジアカップ決勝のクロスとは訳が違う

栗原はいったい何をザックから学んだのか
青山は消えてる、高萩守備しない、駒野はザル!
まあまあ収穫は山口が長谷部の控えとしてならと

あとは・・・両サイドも不満だらけ、工藤は岡崎のような
突破もない、相手の裏を狙うでもない、ゴール決めた?
だからどうした!

原口?香川のデビュー当時の方がまだマシ!
パスも出せないドリブル突破も出来ない、マジで
こいつらやる気あるの?って
本田・香川・岡崎・前田・遠藤とか
このメンツをベンチに追いやるような、このメンツと
レギュラー争い出来るような選手にならなきゃ
W杯では勝てないんだよって、常々言ってきたが
残念ながら中国戦見る限りでは誰もいないですね

Re: Gさん

> 僕も試合を見ていましたが、守備に関してはどこまでライン下がるの〜(涙)って見てました(ーー;)
>
> 攻撃陣は相手は中国だし攻撃でアピールしたいし守備なんかしてる暇ないぜ!と舐めてた?訳ないんでしょうが、残念でした。
> と同時に中国相手にさえ前プレがないとこういう試合になるということで改めて前プレの重要性を思い知らされました(_ _)
>
> あと二戦同じような内容ならザックも僕らも頭がいたいですね。



尻上がりに対戦相手のレベルも上がっていきますが、日本もチームとしてまとまっていって欲しいところです。

最近店長は自身の逆フラグ力を自覚してきたようなので、むしろ効かなくなるような気がします(笑)

ところで気になるのは、ほぼJリーグ組で望んだ去年のロンドン五輪ではスペイン戦ように
かなり前プレを重視してなおかつそれなりに実行できてた気もするんですが、それはあくまでポゼッションを放棄した戦術だったからでしょうか? まーニンジャ(爆)の存在もありましたがw

それにしても柿谷選手のドリブルはかなり理想的な形なんですね! 今度またドリブル特集とか店長にレビューしてほしいです!!(以前やりましたっけ?)

Re: rage30さん

日本のスポーツニュース及びサッカー番組では今や当たり前のように海外サッカーの映像も流しているのだからJと欧州を別物として分けるのではなくお互いを比較して「こういう部分は通用する」「こういう部分はまだ差がある」といった【世界の中のJ】という視点が欲しいとずっと思ってるんですけどねー。

必ずしも批判精神は無くてもいいですが批評精神は欲しいかなと。



> 店長がセルジオ化してる件www
> まぁ、これもサッカーを愛するが故の叱咤だと受け止めておきます。(;´Д`)
>
> 個人的には、練習時間はないわ、初召集だわ、アウェーだわ…という状況には同情する部分もあるし、「最初はこんなもんかな~」という感想ですね。
> 勿論、個の部分で負けたり、自滅した部分は言い訳の仕様がないものでしたが。
>
> あと、後半で語られてる事についてですが、日本のメディアは批判精神がないというか、基本的に良いところばかりクローズアップする傾向があるなと思います。
> Jリーグのダイジェスト番組にしろ、得点シーンや良いプレイばかり取り上げて、悪いプレイという視点ではあまり語らないなと。
> そうやって良いところばかり見てるから、Jリーグやザックジャパンへの幻想が膨らんでしまうんじゃないでしょうか。
>
> 別に幻想を抱く事が悪いとは思わないんですが、幻想が壊れたからと言ってザックに八つ当たりするのはおかしな話。
> 人のせいにする前に、まず自分達から変わらないと、自分達から行動を起こさないといけませんね。

Re: わさび唐辛子さん

>>ヨーロッパなどのトップリーグでプレイしたことのある日本人選手が監督になる

確かにこの流れが生まれれば日本サッカーも次の段階を迎える事になるんでしょうねー。

今のとこ一番これに近いのは名波でしょうか?




> 更新の早さに店長の怒りを感じます(笑)
>
> 私も見ていて思わず「何でそうなる?」と頭を抱えました。
>
> なんというか誰も責任を負おうとしない、そんな感じでした。
>
> モウ○ーニョならホワイトボードを蹴り飛ばし、グ○ルディオラなら冷たい視線で冷戦を仕掛け、ファー○ソンならスパイクを投げつけ、ク○ップなら肉離れを起こしていたでしょう(笑)
>
>
> ところでJリーグのレベルを引き上げるには、見る側もそうなんですがヨーロッパなどのトップリーグでプレイしたことのある日本人選手が監督になる、それがいいのではないでしょうか?(中田とかカズとかです)
>
> あとは店長が監督になって毎試合5-0かまして「相手チームは手を抜いている」くらい言ってやれば……(プロサッカーの経験が無くてもヨーロッパ・チャンピオンになった人もいるのですから)
>
> そのかわりブログは読めなくなりますが……(笑)

Re: ゆうさん

今のところ当確者は0ですねww

栗原、駒野はかなり本人達も反省しきりだったようですが・・・(^^;



> 正直がっかりでしたね、もっとやれるだろうと思ってただけに
> 大きく裏切った、槙野・栗原・駒野・青山・高萩
> 槙野は攻撃面では確かにアシストはした、だけど
> あれは中国だから通ったクロス、長友が李にあげた
> アジアカップ決勝のクロスとは訳が違う
>
> 栗原はいったい何をザックから学んだのか
> 青山は消えてる、高萩守備しない、駒野はザル!
> まあまあ収穫は山口が長谷部の控えとしてならと
>
> あとは・・・両サイドも不満だらけ、工藤は岡崎のような
> 突破もない、相手の裏を狙うでもない、ゴール決めた?
> だからどうした!
>
> 原口?香川のデビュー当時の方がまだマシ!
> パスも出せないドリブル突破も出来ない、マジで
> こいつらやる気あるの?って
> 本田・香川・岡崎・前田・遠藤とか
> このメンツをベンチに追いやるような、このメンツと
> レギュラー争い出来るような選手にならなきゃ
> W杯では勝てないんだよって、常々言ってきたが
> 残念ながら中国戦見る限りでは誰もいないですね

Re: メヒーシャさん

> 最近店長は自身の逆フラグ力を自覚してきたようなので、むしろ効かなくなるような気がします(笑)
>
> ところで気になるのは、ほぼJリーグ組で望んだ去年のロンドン五輪ではスペイン戦ように
> かなり前プレを重視してなおかつそれなりに実行できてた気もするんですが、それはあくまでポゼッションを放棄した戦術だったからでしょうか? まーニンジャ(爆)の存在もありましたがw
>
> それにしても柿谷選手のドリブルはかなり理想的な形なんですね! 今度またドリブル特集とか店長にレビューしてほしいです!!(以前やりましたっけ?)



自分の能力に気付くと消えてしまうタイプのアレでしたかwww

関塚JAPANの永井1トップ時はほとんどポゼ放棄でチームの意識が統一されていましたからねー。

ザックのチームである以上、あんなサッカーはA代表では許されないので、中途半端に格好つけたサッカーやろうとしたらグダグダになってしまったのでしょう(^^;



コメント欄も、静かになりましたね
(^^;;
Jリーグ選抜には、ガッカリしました。
なでしこに期待することにします。
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